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軽自動車の車検費用の目安とは?相場と流れをご紹介

 
軽自動車の車検費用の目安とは?相場と流れをご紹介

軽自動車の車検費用と車検の流れを解説

軽自動車の車検を検討する際、費用や車検までの流れが気になります。軽自動車と普通自動車では、「費用」「手順」「必要書類」に違いがありますので、本記事を参考に、車検の準備を進めましょう。

目次

車検の手順を確認、軽自動車の車検を行う方法は2つ

車検の手順を確認、軽自動車の車検を行う方法は2つ

軽自動車の車検を行うには、2パターンの方法があります。ここでは、業者に依頼する方法と、自分で行うユーザー車検について解説します。

■業者に依頼する

一般的な車検といえば、ディーラーや車検業者に依頼する方法です。国の認可を受けた指定工場や認証工場に車検を依頼し、点検整備から検査まで行ってもらいます。業者ごとに、車検費用やサービス内容が変わりますので、自分に合った車検業者を選びましょう。ただし、業者に依頼する分、費用は割高になります。

■自分でユーザー車検を行う

自分で点検整備からライン検査まで行うユーザー車検は、基本料金などが掛からないため、大幅に費用負担を軽減できます。ただし、車検の予約から、車検に合格するための点検整備まで、すべて自分で行う必要があります。自分で車検を通す手間や、平日に時間の都合をつけなければならない手間を考えると、簡単におすすめできる選択とはいえません。

軽自動車の車検費用はどのくらい必要?

軽自動車の車検費用はどのくらい必要?

「軽自動車の車検を依頼したい」そんなときに気になるのが、車検の費用です。さまざまなパターンを参考に、軽自動車の車検費用をご紹介します。ただし、交換部品や、整備項目によって車検費用は大きく変動しますので、基本料金を元に解説します。

■ディーラーのケース

新車で車を購入した方にとっては、一番馴染みのある車検業者になります。メーカーならではの豊富な知識や、高い技術力が魅力です。補償内容や点検項目が充実していますので、車検費用が高くても、充実したサービスを受けたい方におすすめです。

車検費用の目安:6万~8万円程度

■車検専門店のケース

車検を専業とする専門店は、安くて早いという特徴があります。国内外問わず、さまざまなメーカーに対応してくれます。格安の基本コースから、しっかりとメンテナンスを行うスペシャルコースまで、複数のプランから選べます。全国展開をしている車検専門店が多く、インターネット上での予約や、車検費用のシミュレーションまでネット上で行えます。

車検費用の目安:4万~6万円程度

■カー用品店のケース

アフターパーツを販売するイメージが強いカー用品店ですが、自社で車検を行っている店舗もあります。エンジンオイル、タイヤなど、豊富な品揃えの中から、予算に合わせた車検を行えます。店舗ごとに車検の特典や、お得なサービスを受けることもできますので、日頃からカー用品を利用している方にはおすすめです。

車検費用の目安:5万~6万円程度

■ガソリンスタンドのケース

日頃利用しているガソリンスタンドでも、車検に対応している可能性があります。車検の満期が近づくと、給油時にお知らせしてくれます。ガソリンスタンドならではの、コーティングサービスや、ガソリンの値引きサービスなど、店舗ごとにお得な特典を用意しているのが、ガソリンスタンドの特徴です。

車検費用の目安:4万~5万円程度

軽自動車の車検に含まれる費用を解説

軽自動車の車検に含まれる費用を解説

普通車の車検同様、軽自動車の車検費用には、「車検基本料」「法定費用」「部品の交換費用」の3つが含まれます。費用の細かい内訳については、以下の通りとなります。

■車検基本料

車検の基本料金には、法定点検の費用や、車検を通すための代行手数料などが含まれます。法定費用とは違い、車検の基本料は各社設定価格が異なるため、車検費用を大きく左右する部分になります。

■自動車重量税

自動車重量税はその名の通り、自動車の重量で税額が決まります。しかし、軽自動車の場合は、重量に関係なく一律で6,600円(2年)です。さらに、エコカーの場合は減税対象となりますので、経済的な負担が軽減されます。新車登録してから13年経過すると、段階的に増税されますので、中古の軽自動車を検討している方は注意が必要です。

新車から13年経過・・・7,800円(2年)
新車から18年経過・・・8,800円(2年)

■自賠責保険料

自賠責保は軽自動車に限らず、車を所有する上で必ず加入しなければならない保険です。通称「強制保険」ともいわれ、法律でも加入が義務付けられています。軽自動車の自賠責保険料は2年間で25,070円ですので、車検ごとに加入するのが一般的です。

■印紙代(検査手数料)

軽自動車の車検の印紙代は、「指定工場」「認証工場」で異なり、陸運局に持ち込まずに検査ができる指定工場の場合は1,500円、認証工場の場合は1,800円となります。

指定工場・・・自社で検査ラインを設けている整備工場のこと。保安基準適合証の発行が可能。

認証工場・・・保安基準適合証の発行が認められていない整備工場のこと。自社で点検整備したのち、軽自動車検査協会の検査ラインで車検を行う。

■部品交換費用

車両の点検をした結果、不具合箇所があると判断された場合に、部品の交換費用が発生します。保安基準に適合していない部品に関しては、修理や交換をしないと合格しません。タイヤ、マフラー、窓ガラスなど、部品によっては高額な交換費用が発生します。

まとめ

まとめ

軽自動車の車検は、依頼する業者によって費用が変わります。上手に相見積もりを行い、自分にあった車検を車のプロにお願いしましょう。コスモのサービスステーションでは、予算にあった車検の提案を行ってくれます。お気軽に相談してみましょう。
車検に関するご相談は、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

moto

1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。

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