面倒なタイヤ交換。車検のときにプロに任せれば楽チンです！

■タイヤの溝はどれくらい必要？
タイヤの表面には、縦横に網目状に掘られた溝があります。この溝は、ただの模様ではありません。タイヤの溝には、地面をしっかりと掴んで走行を安定させたり、タイヤと路面の間に入り込む水を排出し、タイヤが滑るのを防いだりといった、とても重要な役割があります。つまり、タイヤの溝は、安全で快適な走行に欠かせないものなのです。

購入したばかりの新品のタイヤの溝は、8mmほどあるといわれています。ですが、車の走行距離が長くなるにつれてタイヤは次第に擦り減り、溝もどんどん浅くなっていきます。溝が浅くなると、タイヤは本来の役割を十分に果たすことができません。

では、安全なドライブのためには、どのくらいの溝の深さが必要なのでしょうか。調べてみたところ、タイヤの溝の深さが1.6mm未満になると法律違反となるということがわかりました。溝が1.6mmより浅くなると、車検にも通らなくなります。
そもそも、1.6mmというのはあくまで最低ライン。1.6mm以上の深さがあったとしても、溝が浅くなったタイヤは性能が低下しています。そのため、タイヤの溝が4mmほどになったら交換を考えたほうがよいでしょう。

■タイヤに傷やひび割れがある場合も要注意
タイヤの溝の深さに関わらず、タイヤに傷やひび割れがある場合はタイヤ交換が必要です。傷やひび割れのあるタイヤを使い続けると、パンクしたり、走行中にタイヤが破裂したりすることもあって大変危険です。定期的にタイヤの状態をチェックして、必要に応じてタイヤ交換を行いましょう。

■溝は十分でも、古くなったらタイヤ交換しよう
車に乗る機会の少ない人の場合、「なかなかタイヤが擦り減らないので、同じタイヤをずっと使い続けている」ということもあるかもしれません。では、タイヤは溝が十分に残ってさえいれば、何年でも使い続けられるのでしょうか。

実は、タイヤは使っていなくても、時間が経つと次第に劣化していきます。タイヤはゴムでできていますが、ゴムは古くなると弾力を失い、硬くなってしまうのです。そのため、溝が十分にあったとしても、古くなったタイヤは交換が必要になります。一般的には、タイヤの寿命は5年ほどといわれていますので、製造から5年経過したものはタイヤ交換を考えましょう。

タイヤ交換は、自分で行うとけっこう大変。車検のときにプロに任せれば、楽チンですし安心です。しかも、タイヤ交換と車検を別々に受けるより、車検時にタイヤ交換をまとめて行うと工賃も安くなることがあります。ぜひ、車検のタイミングでのタイヤ交換を利用してみてくださいね。

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