車検を受ける時期に決まりはある？早く受けると期限も早まるの？

車検を受ける時期って決まっているの？

車検を受ける時期は決まっているのでしょうか。また、車検を受ける時期が変わると、次の車検の有効期限も変わるのでしょうか。

目次

車検には期限があります
車検を受ける時期のルールを知ろう
まとめ
筆者プロフィール

車検には期限があります

■車検の有効期限は何年？
車は使っているうちに次第に劣化していくもの。そのため、車を持っている人は、定期的に車検を受けることが義務づけられています。
車検の有効期限は、車の種類によって異なります。自家用の普通自動車の場合、初回は新車登録から3年、それ以降は2年ごとに期限を迎えることになっているのだそう。例えば、2020年8月31日に新車登録を行った車なら、最初の車検の有効期限は2023年の8月31日で、その後は2025年、2027年のように2年に一度車検を受けることになります。

車検の有効期限を過ぎてしまった場合、その車は公道を走ることができません。もし車検切れの車で走行すると、以下のような罰則があります。
・違反点数6点
・30日間の免許停止
・6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金
「気づいたら車検が切れていた！」なんてことにならないように、必ず有効期限内に車検を受けるようにしましょう。

■車検の有効期限の確認方法
車検の有効期限を確認する方法は2つあります。
1つ目は、車検証を確認するという方法。車検証を見てみると、「有効期間の満了する日」という欄があるはずです。そこに書かれている日付があなたの車検の有効期限です。

2つ目の方法は、車検シール（車検標章）を確認するというもの。車検シールとは、車のフロントガラス上部に貼られた小さな四角形のシールのことです。車検シールを車の外側から見てみると、大小2種類の数字が書かれているはずです。このうち、四隅のどこかに小さく書かれた数字が車検の有効期限を迎える「年」、中央付近に大きく書かれた数字が有効期限の「月」を示しています。さらに、車検シールの裏側（車内側）には、車検の有効期限が書かれています。
このように、車検の有効期限はとても簡単に確認できます。あなたもぜひ、ご自分の車の車検の期限を確認してみてくださいね。

車検を受ける時期のルールを知ろう

■車検を受ける時期はいつからいつまで？
車検を受ける時期にはルールがあります。一般的には、車検を受ける時期は「車検の有効期限の1カ月前から」といわれています。例えば、2023年8月31日に車検の有効期限を迎える車の場合は、7月31日から8月31日の間に車検を受けるということです。

なお、車検業者が「指定工場」の場合は、車検を受ける時期を1カ月前よりも早めることもできます。車検業者は「認証工場」と「指定工場」に大きく分けられるのですが、そのうち「指定工場」は作業場や設備などにおいて厳しい条件をクリアした整備工場に与えられる資格だといいます。「指定工場」の場合、車検を受ける時期は「有効期限の45日前からOK」とのこと。私が車検を任せているガソリンスタンドも「指定工場」なので、いつも期限に余裕を持たせて早めに車検を受けています。

■受ける時期によって次の有効期限は変わる？
車検を受ける時期を決めるにあたって気になることといえば、「早く車検を受けると、その分次の車検の有効期限も短くなるのか？」ということ。具体的にいうと、「車検の有効期限が8月31日の人が8月1日に車検を受けると、次の有効期限は2年後の8月1日になるのでは？」のようにお考えの方もいらっしゃるでしょう。
ご安心ください。車検を受ける時期が「指定工場」の場合は45日前、それ以外の整備工場は1カ月前以降であれば、いつ車検を受けても次の有効期限は変わらず「元の有効期限から2年後」となります。「有効期限ギリギリに車検を受けた方が得！」などということはありませんので、ぜひお早めに車検を受けるようにしてくださいね。

■期間外に車検を受けると…
車検を受ける時期は、「指定工場」の場合は45日前、それ以外の整備工場は1カ月前からとのことでしたよね。実は、それ以外の期間であっても車検を受けられないわけではありません。
ただし、有効期限の1カ月以上前（「指定工場」は45日以上前）に車検を受けると、次の有効期限は車検の日から2年後となります。例えば、有効期限が2023年8月31日の車の車検を2023年5月31日に受けると、次の車検の有効期限は2025年5月31日になってしまいます。このように、車検を受ける時期が早すぎると、有効期限が縮まってしまうこともあるのでご注意ください。