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車検時の交換部品の費用の相場と、取り換えるタイミングは?

 
車検時の交換部品の費用の相場と、取り換えるタイミングは?

車検の際の交換部品とは?

車検の際、消耗した部品は交換が必要となります。では、車検における交換部品の相場はどれくらいでしょうか。また、交換部品を取り換えるタイミングはいつなのでしょうか。

目次

交換部品が多くなると車検費用は高くなる

交換部品が多くなると車検費用は高くなる

■車検費用の相場は?
車を所有すると、税金や保険料などのさまざまな維持費がかかるようになります。車の維持費の中でも特にお金がかかるのが車検です。みなさんは、車検にどのくらいの費用がかかっていますか。

車検費用の相場について調べてみると、車種や車検業者などによってかなり差があるようです。例えば、軽自動車の車検費用は4万5000円~7万円、コンパクトカーの車検費用は6万円~10万円が相場といわれているのだとか。車検業者ごとの相場としては、一般的に、ディーラー車検は高く、ガソリンスタンドやカー用品店、車検専門店は安くなる傾向があります。私自身もコンパクトカーに乗っており、ディーラーでもガソリンスタンドでも車検を受けたことがありますが、たしかにガソリンスタンドの車検費用はディーラーより数万円安くなっていました。

■車検費用にはどのようなものが含まれる?
車検費用には、大きく分けて「法定費用」と「点検・整備費用」の2つの項目があるといいます。「法定費用」とは、自動車重量税や自賠責保険料など、車検のタイミングで国への支払が義務づけられている費用です。この費用は、車種ごとに決められているため、どの車検業者で車検を行ったとしても、基本的にほとんど金額は変わりません。

一方、「点検・整備費用」は、実際に行う点検や整備に対する費用です。具体的には、車検基本料金や交換部品代、工賃などがここに含まれます。そのため、車の交換部品が増えるほど「点検・整備費用」は高くなり、結果的に車検費用が高くなるのです。

■交換部品の費用はどのくらい?
交換部品が増えるほど車検費用は高くなるっていうけれど、交換部品の費用はどのくらいでしょうか。調べてみると、交換部品の中には比較的安いものもあれば高額なものもあることがわかりました。
例えば、エンジンオイルは4000円~、ワイパーのゴムは2000円~、ヘッドランプは1500円~。このように、数千円程度で交換できる部品がある一方で、バッテリーは1万円~、タイミングベルトやオルタネーターブラシというエンジンの交換部品の費用はそれぞれ5万円~とかなり高価です。交換部品の費用は、ものによってかなりの差があるのですね。

交換部品の寿命はどのくらい?目安を知ろう

交換部品の寿命はどのくらい?目安を知ろう

車検を受けるとき、出してもらった見積もりが前回の車検のときよりも大幅に高くなっていたことがあります。「同じ業者で、同じ車の車検を受けるのに、なぜ…?」と疑問に思い、整備士さんに聞いてみると、「車が古くなってきたし、前回の車検よりも交換しなきゃいけない部品が多いためだ」と教えてもらいました。部品ごとに寿命はかなり異なるようです。そこで、部品交換のタイミングについて調べてみました。

■車検ごとに交換すると良い部品
交換部品の中には、2~3年で交換のタイミングを迎えるものもあります。例えば、エンジンルームの冷却水やブレーキオイル。車検は、2年(初回のみは3年)ごとに受けることが義務づけられているので冷却水やブレーキオイルは車検の際に交換しておくと良いでしょう。

また、エンジンオイルは半年に一度は交換することが推奨されています。そのため、車検のタイミングでもエンジンオイルの交換を行うと良いでしょう。

■走行距離に応じて交換が必要な部品
車の部品の消耗具合は、車の乗り方によって異なります。例えば、1年間に5000kmしか走行しない車と2万km走る車とでは、後者の部品ほうが当然消耗スピードが速くなります。そのため、車の交換部品は、「○年で交換」ではなく「走行距離が○kmになったら交換」のように決められているものが多いようです。
例えば、エンジンルームのエアフィルターや点火プラグ、左右のタイヤの回転数の調節に使用されるデフオイルなどは、4~5万kmごとに交換することになっています。また、タイミングベルトやオルタネーターブラシ、ブレーキホースなど、走行距離が10万kmになったタイミングで交換する部品もあります。

■寿命を迎える前に部品を交換することもある
交換部品の中には、今回の車検ではまだ寿命を迎えていなくても、次回の車検を迎えるまでの2年間のうちに寿命を迎えるものもあるでしょう。そのような部品は、車検のタイミングで一緒に交換してしまうほうが交換し忘れを防げて安心です。「まだ使えるのに早めに交換するなんてもったいない」「寿命を迎えるまではそのまま部品を使い続けたい」という場合は、車検時に無理に交換しなくても良いですが、必ず定期的なメンテナンスを行い、部品が寿命を迎えるまでにはきちんと交換しましょう。

まとめ

まとめ

車検時の交換部品の費用と取り換えるタイミングは部品ごとに異なります。車検の際は、必要なメンテナンスはきちんと行って、車を安全に走行できる状態に整えましょう。

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筆者プロフィール

筆者プロフィール

imarina

ライター。1987年生まれ。広島大学教育学部卒業後、教育現場で勤務しながらフリーライターとして旅行、暮らしなどに関する執筆を手がける。
趣味は旅行とアウトドア。現在の愛車は、トヨタ・パッソ。

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