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車のボディに白い線傷!対処法と予防策

 
車のボディに白い線傷!対処法と予防策

車についてしまった白い線傷の対処法

白い線傷が車につくと、非常に目立ちます。今回の記事では、白い線傷の対処法と、予防策をご紹介します。愛車がきれいな状態を保てるよう、チェックしておきましょう。

目次

白い線傷の原因と種類、注意すべきポイントとは?

白い線傷の原因と種類、注意すべきポイントとは?

車のボディに白い線傷がつくと、どんなにきれいにお手入れしていても気になります。白い線傷の原因はさまざま考えられますが、まずは白い線傷がつく原因を解説します。

■飛び石

走行中に飛び石が当たり、白い線傷ができることがあります。前方を走行する車が石を巻き上げる場合や、砂利道を走行する際に石が飛び、被害をこうむる場合などが考えられます。車間距離を十分に開け、砂利道では低速で走るなどの対策をとりましょう。

■洗車

車を洗う際にも、白い線傷がつくことがあります。これは、洗車方法や洗車機の問題ではなく、車に付着したゴミやホコリが主な原因です。スポンジや洗車機のブラシが、異物と一緒にこすられ、白い線傷がつくのです。

■障害物

街路樹の小枝など、障害物との接触によって白い線傷がつく可能性があります。特に道路が整備されていない狭い道路などで、白い線傷がつくリスクがあります。また、ガードレールに軽くこすっただけでも、白い線傷がつきます。

■鍵やアクセサリー

鍵につけているキーホルダーが車にぶつかり、白い線傷がつくことがあります。カバンにつけているチャーム等のアクセサリーやキーホルダーには、十分注意しましょう。

■白い線傷がついたときに注意すべきポイント

白い線傷を放置すると、さびや腐食につながる可能性があります。特に傷が深い場合は、湿気や雨水が傷の中に侵入し、塗装の下地を腐食させます。白い線傷を見つけたときは放置せず、早めに適切な対処をとることが大切です。対処方法については、次の項で詳しく解説します。

DIYで白い線傷の修復は可能?

DIYで白い線傷の修復は可能?

白い線傷は、見た目の美しさを損なうだけでなく、さびや劣化の原因にもなります。ここでは、DIYで白い線傷を修復する方法や、注意すべきポイントについて詳しく解説します。

■クリアコート用磨き剤

小さなスクラッチや、比較的程度が浅い白い線傷には、クリアコート専用の磨き剤を試してみましょう。塗装表面に軽く塗布し、布で軽く磨くと白い線傷が薄くなります。

■研磨剤

傷の深さによっては、研磨作業が必要になることがあります。スポンジに研磨剤を少量取り、白い線傷の周囲を軽く磨きます。粒子が細かいコンパウンドから使い、様子を見ながら慎重に作業しましょう。研磨後、クリアコート用磨き剤で仕上げると、より傷が目立たなくなります。

■タッチペン

クリアコートや、塗料が剥がれ落ちている白い線傷の場合は、タッチペンで簡易的に補修するのがおすすめです。メーカーの純正色を確認し、塗料を薄く重ねて塗ることで、傷を目立たなくできます。

■完璧に直すなら専門業者に依頼

白い線傷の対処法を紹介してきましたが、DIYで修復するには限界があります。完璧に修理したい場合は、修理専門の業者に頼みましょう。作業に自信のない方がDIYにチャレンジすると、余計に傷が目立つ可能性があります。研磨剤で磨いても落ちない白い線傷ができた場合は、専門業者の助言が必要だと考えましょう。

白い線傷の予防策とは?

白い線傷の予防策とは?

白い線傷を未然に防ぐためには、いくつかの予防策があります。愛車を守るためには、これから紹介する、適切な駐車方法や防護フィルムの活用、定期的なコーティングなどが重要です。また、運転時の注意点や道路状況にも気を配ると、白い線傷を予防できます。

■駐車方法の工夫

他車との接触を防ぐために、駐車時は慎重にスペースを確保しましょう。周囲の車との距離を適切に保つことで、傷がつくリスクを減らせます。また、駐車場のコンクリートポールやフェンスなどにも、接触しないように注意しましょう。

■防護フィルムの利用

車のボディに透明な防護フィルムを貼ることで、傷を防止できます。特に、フロントバンパーやサイドステップ、ドアミラーなど、傷がつきやすい部分にフィルムを貼ると効果的です。自宅の駐車場が狭いケースなどは、保護フィルムで物理的に保護しましょう。

■定期的なコーティングの施工

定期的にコーティングを施工することで、細かな砂やホコリによる傷の発生を防止します。特に、傷に強いガラスコーティングを行うことで、ボディを保護しながら美しい輝きを保てます。施工費用は掛かりますが、傷の修理を考えると、コスパの良い選択肢といえるでしょう。

■運転時の注意

道路状況や天候に注意しながら運転し、飛び石などの飛散物による傷のリスクを減らしましょう。前方の車との適切な車間距離を保ち、未舗装路では徐行することが傷を未然に防ぐこつといえます。

まとめ

まとめ

知らず知らずのうちに、白い線傷が車についていることがあります。傷に関するお悩みは、お近くのコスモのサービスステーションにご相談ください。
キズ・ヘコミに関するご相談は、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

moto

1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。

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