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車についた猫のひっかき傷の修理方法とは?

 
車についた猫のひっかき傷の修理方法とは?

猫につけられた車の傷は直せる?

車を駐車場に止めておくと、知らぬ間に猫が乗っていることがあります。猫の爪は簡単に車を傷つけてしまいますから、万が一のための対策が必要です。今回は、猫のひっかき傷を防ぐ方法と、いざ傷がついてしまったときの対応を紹介します。

目次

猫のひっかき傷を修理する方法

猫のひっかき傷を修理する方法

猫のひっかき傷が車に付くと見た目が悪くなるだけでなく、さびや腐食の原因にもなります。以下に、自分で猫のひっかき傷を修理する方法をご紹介します。

■コンパウンドで磨く

猫につけられた傷の周辺をきれいにし、油分や汚れを落とします。浅い傷であれば、コンパウンドで磨くと消える可能性があります。準備するものは、コンパウンド、マイクロファイバークロスだけで、初心者でも容易に作業できるでしょう。まず、少量のコンパウンドをマイクロファイバークロスに取り、傷の上に円を描くようになじませます。軽い圧力をかけながら、傷を磨いていきます。その後、マイクロファイバークロスを使って、傷にコンパウンドを細かく磨き込みます。徐々に傷が薄くなり、周囲の塗装となじんでいくのを確認しながら、傷が完全に消えるまで磨き続けます。最後に、きれいなマイクロファイバークロスで表面を拭き取り、コンパウンドの残りを除去すれば終了です。

■タッチペンで塗る

傷が深い場合や、手軽に補修したい場合は、タッチペンを使用して傷を塗りつぶします。まずメーカー専用の塗料を選び、均等に塗布します。均一に仕上げるために、一度に塗らずに数回に分けて薄く塗りましょう。傷の周囲をマスキングテープで保護すれば、他の部分に色が付くことなく、きれいに施工できます。塗料が十分に硬化したら、細かい研磨剤を使って、塗料を周囲の塗装となじませましょう。

猫のひっかき傷を予防する方法とは?

猫のひっかき傷を予防する方法とは?

猫のひっかき傷を修理する前に予防しておけば、むだな費用がかかりません。ここからは、猫のひっかき傷を予防する方法を二つご紹介します。

■車専用カバーをする

普段から屋外駐車場を利用している方は、車専用カバーを使用してボディを猫のひっかきから守りましょう。車のサイズと形状に合わせたカバーを選び、素材も猫の爪で破れないような耐久性のあるものにしましょう。外側の強度ももちろん重要ですが、インナー素材がボディに優しいものを選ぶと、カバーを脱着するときのすり傷がつきにくく有効です。

■猫が近づきにくい環境をつくる

猫の嫌がる音や臭いを出し、猫が近づきにくい環境を作る方法もあります。例えば、猫が進入しにくいガーデンネットや、防猫スプレーを使用する方法が一般的です。また、突然の音や振動を嫌う猫の習性を利用し、車の周辺に振動を感知するセンサーや、音を鳴らす装置を設置する方法もあります。これらは、猫を寄せ付けない方法として効果的ですが、猫の種類や性格、環境によって効果が異なると考えられます。

猫につけられた傷は修理のプロに相談

猫につけられた傷は修理のプロに相談

前半で猫のひっかき傷を修理する方法を紹介しましたが、傷の修理は専門的な技術を要します。複雑な傷である、または作業に自信がない場合は、プロの修理業者に相談しましょう。猫のひっかき傷は、放置すると修理が難しくなる場合があります。まずは早めに専門家に傷の相談をしましょう。以下に、傷の修理の相談ができる業者を紹介します。

■ディーラー

メーカーに特化した専門知識と純正パーツを備え、車の傷を正確に修理するトップクラスの設備と技術を備えます。高いホスピタリティと、品質にこだわりたい方におすすめです。

■板金塗装業者

高度な板金技術と塗装技術を持ち、メーカーを問わず傷やへこみを修理・補修してくれます。ディーラーが板金塗装業者に外注に出すこともありクオリティが高く、一般的にディーラーよりも格安で修理してくれます。中古パーツやリビルト品を使用するなど、予算に合わせた柔軟な修理を望む方におすすめです。

■カー用品店

傷を隠す塗料やリペアキット、優れたクリーナーなど、自分で簡易的に修理するために必要な製品を取りそろえていますが、店舗によっては、リペアサービスも手がけています。比較的リーズナブルな価格で、修理してもらえるでしょう。

■ガソリンスタンド

ガソリンスタンドはガソリンや洗車サービスのほか、軽度な傷のリペア(修理)サービスも依頼できます。給油や洗車をすると同時に傷の相談ができ、忙しい方におすすめです。修理費用も業者の中ではリーズナブルといえるでしょう。

まとめ

まとめ

猫による引っかき傷は、意外と目立つものです。放置すると、塗装の劣化が進行してさびる可能性もあります。早めに処置をして、傷の進行を防ぎましょう。DIYに自信のない方は、コスモのサービスステーションに相談しましょう。
キズ・ヘコミに関するご相談は、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

moto

1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。

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