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バイクタイヤのひび割れに注意!メンテナンスのポイントとは?

 
バイクタイヤのひび割れに注意!メンテナンスのポイントとは?

バイクのタイヤにできたひび割れは危険?

バイクのタイヤは、安全性や走行性能に直接影響します。タイヤのひび割れによる影響と、事故を未然に防ぐための対処法を知りましょう。タイヤのひび割れを未然に防ぐメンテナンス方法も紹介します。

目次

バイクタイヤのひび割れの原因とは?

バイクタイヤのひび割れの原因とは?

タイヤのひび割れの要因には、気候条件や長期間の保管による経年劣化、過度な走行によって生じる摩耗などが挙げられます。ここでは、バイクタイヤのひび割れが発生する主な原因と種類について詳しく解説します。

■タイヤの劣化

バイクのタイヤは、紫外線、酸性雨、化学物質など外部要因によって徐々に劣化していきます。特に、長時間の直射日光、停車による車輪への負担は、タイヤのゴムに影響を与え、ひび割れにつながります。タイヤは使用しなくても、劣化することを覚えておきましょう。

■過度な荷重と空気圧の不足

バイクのタイヤに過度な負荷をかけ、適切な空気圧を保たなければ、タイヤが変形し、タイヤの表面にひび割れが発生しやすくなります。タンデム走行、長時間のツーリングや荷物の積載時にも注意が必要です。

■走行中の異物や衝撃

路面に散在する小石や、ガラス片などの異物がタイヤに刺さることがひび割れにつながります。また、衝撃や激しいブレーキング、路面の段差や舗装不良も、タイヤの損傷を引き起こす要因として考えられます。

■過激な運転

バイクは運転スタイルによって、ひび割れの発生リスクは変動します。急加速、急ブレーキ、過度なコーナリングなど過激な運転はタイヤに大きな負担をかけ、ひび割れを悪化させる可能性を高めてしまいます。

■タイヤ洗浄剤の使いすぎ

タイヤのつや出し剤やタイヤ洗浄剤などを使いすぎると、タイヤの油分が抜けてひび割れの原因になり得ます。タイヤの油分は劣化防止のために含まれたものですから、洗いすぎて落とさないように注意しましょう。

タイヤのひび割れを防ぐメンテナンス方法

タイヤのひび割れを防ぐメンテナンス方法

バイクタイヤのひび割れを未然に防ぐためには、定期的なメンテナンスが重要です。また、バイクを適切な場所に保管することも、タイヤの寿命を延ばすのに役立ちます。ひび割れが生じると、タイヤの性能低下や、交通事故の原因にもつながります。ここからは、タイヤのひび割れを未然に防ぐ方法を解説します。

■定期的な点検と清掃

定期的な点検と清掃は、タイヤのパフォーマンスを維持するために欠かせません。バイクを使用する前に、タイヤの表面を観察するクセをつけておくと、ひび割れに気づきやすくなります。

■適切な空気圧の管理

適切な空気圧を保つことは、タイヤの寿命を長くし、高い性能を維持するために欠かせません。定期的に空気圧を点検しましょう。空気圧が低ければタイヤがゆがみ、ひび割れのリスクが高まります。

■過激な運転を避ける

過激な運転は、タイヤに大きな負荷をかけ、ひび割れを引き起こす原因になります。急ブレーキや急加速、過度なコーナリングを避け、安全かつ穏やかな運転を心掛けましょう。

■適切な荷重と積載の管理

オーナーズマニュアルに記載された荷重範囲を守り、過剰な積載を避けましょう。タンデム走行や、積載を伴うツーリングに出かける際は、タイヤの耐久性を考慮して計画しましょう。

■タイヤの保管方法に注意する

タイヤを長期間保管する場合は、直射日光や高温多湿の場所を避け、直射日光の当たらない場所で保管しましょう。

■タイヤの交換時期を把握する

タイヤは経年劣化で性能が低下しますので、定期的なタイヤ交換が必要です。古くなったタイヤは、ひび割れやバーストのリスクが高まるため、早めの交換が大切です。

ひび割れたバイクタイヤの交換方法

ひび割れたバイクタイヤの交換方法

バイクのタイヤは、安全な走行に欠かせない重要なパーツです。ひび割れが生じたタイヤは、性能低下や交通事故のリスクが高まった状態にあり、早急に交換が必要です。ここからは、ひび割れしたバイクタイヤの交換方法について詳しく解説します。正しい手順で交換作業をするためにも、タイヤ交換は必ず専門業者に相談しましょう。

■タイヤを外す

まずはタイヤを支えるジャッキを使い、バイクの重心を安定させます。次に、インパクトやメガネレンチを使用して、ホイールナットを緩めてタイヤを外します。その後、タイヤの空気を抜き、タイヤチェンジャーを使用してタイヤをホイールから外します。

■新しいタイヤの取り付け

新しいタイヤをホイールに取り付ける際は、タイヤレバーを使ってビードを内側に収め、均等に圧力を掛けながら取り付けます。タイヤを正しくホイールに取り付けたら、空気を入れてタイヤとホイールを密着させます。その後、規定圧力に空気圧を調整します。

■バランス調整

ホイールのバランスを調整します。専用のタイヤバランサーを使用して、タイヤのプロが微調整を行います。

まとめ

まとめ

バイクのタイヤがひび割れすると、大きな事故につながる可能性があります。放置せずに、タイヤのプロに相談しましょう。コスモのサービスステーションでは、バイクのタイヤ交換の相談も承っています。
タイヤ販売・取付に関するご相談は、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

moto

1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。

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