カーリースの車を自分好みにカスタムすることは可能？

■カーリースとは？

カーリースとは、乗りたい車を自分で購入する代わりにリース会社に購入してもらい、月々定額の料金を支払ってリース会社から車を借りるサービスのことです。不特定多数の方が利用するレンタカーやカーシェアリングとは異なり、カーリースの車は自分専用。車が必要なときにその都度予約をしなくても、いつでも乗りたいときにすぐに車に乗ることができます。しかも、リース車は新車を選んでもOK！自分で新車を購入するときと同じように、車種やグレード、オプション等を選ぶこともできます。カーリースを利用すれば、「まとまったお金を用意することができない」という人でも、気軽に新車に乗れるのでうれしいですね。

■カーリースの場合、マイカーのように自由にカスタムできない

カーリースを利用する際は、注意しなければならないこともあります。その一つが、車のカスタムが制限されているということ。自分で購入した車であれば、法律の範囲内で自由にカスタムすることができますが、カーリースの車の所有者はリース会社であるため、利用者が車を勝手にカスタムすることはできません。「車を自分好みに改造したい」「カスタムカーに憧れている」という方は、カーリースを利用するよりも自分で車を購入したほうがよさそうです。

■原状回復できる範囲であれば、カスタムしてよい場合も！

基本的には車のカスタムを禁止しているカーリースですが、リース会社によっては「原状回復できる範囲であればカスタム可能」という場合もあります。
なお、車の原状回復にかかる費用は、契約者自身が負担することになります。車のカスタムをする場合は、契約満了時に原状回復を行うことができるように、取り外した部品をきちんと保管しておくようにしましょう。

■原状回復できないとどうなる？

車のカスタムにはさまざまな方法があります。例えば、マフラーやホイールの交換、カーナビの後づけなどは、比較的簡単にできますし、取り外したパーツさえ残しておけば、原状回復も問題なく行うことができます。

しかし、カスタムの際に車を切ったり穴をあけたりしてしまうと、原状回復することができなくなってしまいます。原状回復できないと、多額の違約金が請求される可能性もありますのでご注意ください。

■不正改造は絶対にダメ！

原状回復できるかどうかに関わらず、車を不正改造するのは絶対にNGです。不正改造した車で公道を走行すると、法律違反となり、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が科されてしまいます。それに何より、不正改造を施した車を運転するのは危険です。リース車であってもマイカーであっても、不正改造は行わないようにしましょう。

では、どのような改造が「不正改造」なのでしょうか？調べてみると、ライトを別の色に変えたり、タイヤが車体よりも外にはみ出していたりするのは不正改造にあたるということがわかりました。このほかにも、不正改造にはさまざまなものがあります。車をカスタムする際は、不正改造とならないように注意してください。

カーリースの場合、車のカスタムは基本的に禁止されています。ただし、原状回復できる範囲のカスタムであれば可能な場合もあるので、「車のカスタムを楽しみたい」とお考えの方は、事前にリース会社に相談してみましょう。また、契約満了時に車をもらえたり買い取ったりできるプランを選べば、契約満了時に車を原状回復することも必須でなくなります。

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