コンパクトカーのカーリースはお得？購入と比べてみよう

コンパクトカーに乗るとき、自分で車を購入するのとカーリースを利用するのとではどちらを選ぶとよいのでしょうか？

■初期費用を抑えたいなら、リースを選ぼう

コンパクトカーは、普通自動車の中では比較的車両本体価格が安いといわれていますが、それでも購入するにはかなりの費用がかかります。しかも、車の購入時には、車両本体代金だけでなく、自動車重量税やリサイクル料金、新規検査登録の手数料など、さまざまな諸費用も発生します。

「できるだけ初期費用をかけずにコンパクトカーに乗りたい」という方には、自分で車を購入するよりカーリースの利用がおすすめです。カーリースなら、プランによっては頭金もかからず、月々定額の料金で新車のコンパクトカーに乗ることができます。

■急な出費をなくしたい人にはリースがおすすめ

車を購入する際は、購入後にかかる維持費のことも想定しておかなくてはなりません。例えば、コンパクトカーの場合は、車種や購入時期によって異なりますが、毎年2.5～3.5万円程度の自動車税を納めることが義務づけられています。また、車を安全な状態に保つため、定期的に車検やメンテナンスを受ける必要があります。実際にコンパクトカーを所有している私の場合、年間約20万円の維持費がかかっています。

「車検や納税などのための急な出費をできるだけなくしたい」という方には、カーリースを利用するのがおすすめです。カーリースなら、月々の料金に税金がコミコミになっていますし、プランによっては車検やメンテナンスの費用もリース料金に含めることができます。カーリースを選べば、車の維持費を月々定額にできるので安心ですね。

■車を自由にカスタマイズしたい人は購入が◎

カーリースの場合、車の所有者はリース会社となりますが、リース期間中は契約者自身が自分で車を保管しておき、いつでも使いたいときに自由に車を使うことができます。ただし、車を自由に使えるとはいっても、リース車の使い方には一定のルールが設けられている場合があります。

例えば、リース車は、マイカーのように自由にカスタマイズすることはできません。リース会社によっては、原状回復できる範囲であればカスタマイズを認めている場合もありますが、それでも原状回復にかかる費用は原則として契約者の負担となります。

■車を自分のものにしたいなら、購入するしかない？

カーリースとは、車の賃貸サービス。契約期間が満了したら、車をリース会社に返却するのが基本です。そのため、「初期費用を抑えてコンパクトカーに乗りたいからカーリースに興味はあるけれど、カーリースではいつまでたっても車が自分のものにならないから、お金がもったいないのでは…？」と考える人もいるかもしれません。

実は、選ぶリース会社やプランによっては、契約満了時に車をもらえたり、残価を支払って車を買い取れたりする場合もあります。将来的に車を所有したいとお考えの方は、車がもらえたり買い取れたりするカーリースの利用を検討してみるとよいでしょう。

imarina

ライター。1987年生まれ。広島大学教育学部卒業後、教育現場で勤務しながらフリーライターとして旅行、暮らしなどに関する執筆を手がける。
趣味は旅行とアウトドア。現在の愛車は、トヨタ・パッソ。