個人用カーリースはお得？　利用するメリットは？

■カーリースのしくみ
カーリースとは、毎月定額で車を借りられるサービスのことです。カーリースの契約期間は、「3年」「5年」「7年」などから選ぶのが一般的。設定した契約期間中は自分で車を保管することになるので、車を使いたいときにその都度予約が必要なレンタカーとは異なり、カーリースならいつでも好きなときにすぐに車が使えます。カーリースを利用すれば、まるでマイカーと同じように車を使えて便利ですね。

カーリースの利用料金は、車の本体価格と契約満了時の残価をもとに算出されます。例えば、新車の本体価格が500万円の車を5年契約でリースする場合について考えてみましょう。その車の5年後の残価が200万円だとすると、契約中の5年間（60カ月間）で車を300万円分使うという計算になります。そのため、1カ月あたりにかかる車の本体代金は「（500万円－200万円）÷60カ月」で5万円。月々のリース料金は、この金額をもとに算出されているのです。

■カーリースは、元は法人用のものが主流だった
カーリースは、元々は法人向けのものが主流だったと言われています。法人には、車が複数必要な場合もあり、車の導入に多額の費用がかかるため、月額制で利用できるカーリースは重宝されていたのかもしれません。

また、法人の場合、事業用の車にかかる費用は経費になります。購入した車の場合、車の本体代金は決められた年数で減価償却しなければなりませんし、税金やメンテナンスにかかる費用はその内訳ごとに仕訳を行わなくてはなりません。一方、カーリースの場合は、毎月の利用料金を「リース料金」として全額計上することができます。法人でカーリースを利用すると、経理処理を楽にするというメリットもあるのですね。

■近年は個人向けカーリースの利用者もどんどん増加
元々は法人向けが主流だったカーリースですが、近年、個人向けのものの需要もどんどん高まっています。ある調査によると、平成7年には6～7％ほどだった新車販売台数に占めるリース車の割合が、令和2年には15％を超え、この25年で2倍以上に増えているとのことでした。

近年は、音楽や動画などでもサブスクリプション（定額制サービス）が主流になってきています。自分で物を購入して所有するより、定額で物を利用できるカーリースのようなサービスの需要がこれからも高まっていくのかもしれませんね。

以前は法人向けが主流だったカーリースですが、近年は個人向けカーリースも人気がどんどん高まっています。まとまったお金がかからず、毎月定額で車を使えるカーリースは、個人にとっても便利でお得なサービスと言えるでしょう。あなたもぜひ、個人向けカーリースを利用してみては？

カーリースに関するご相談は、こちらからどうぞ。