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車の傷消しは初心者でも可能?傷を消す方法と効果をご紹介します

 
車の傷消しは初心者でも可能?傷を消す方法と効果をご紹介します

車の傷消しは自分でできる? さまざまな傷消し方法を解説します

飛び石やうっかり接触してついた車の傷は、自分で傷消しできるのでしょうか?市販の修理キットで傷消しをすれば、修理費用を抑えられます。本記事では愛車をセルフ修理する方法を解説します。

目次

車の傷消しを行う方法は2つ

車の傷消しを行う方法は2つ

車を運転すると、気をつけていても、こすってしまったり、飛び石で傷がついてしまったりします。愛車についた傷を修理しようと思うと、「業者に依頼する」「自分で修理する」の2パターンが思い浮かびます。次の項では、それぞれの傷消し方法の特徴を解説します。

■市販の傷消し剤を使って補修する

飛び石や軽くドアをぶつけた程度の小さな傷であれば、市販の傷消し剤でも補修できます。カー用品店には、手頃なものから本格的な補修材まで、さまざまな傷消し剤が販売されています。傷の大きさや範囲に応じて、最適なものを選んで補修しましょう。傷の深さや範囲が広いほど、修理の難易度は高くなります。

■業者に傷消しを依頼する

自分で直せない方は、プロの修理屋に傷消しを依頼しましょう。板金屋、整備工場、ガソリンスタンド、ディーラーなど、さまざまな店舗で相談できます。プロが傷消しを行うことで、新車と変わりない綺麗な状態に仕上げてくれますが、費用はさまざまで、数千円で済むこともあれば、10万円を超える修理になることもあります。

自分で車の傷消しをする前に、確認しておくポイントとは?

自分で車の傷消しをする前に、確認しておくポイントとは?

カー用品店に足を運ぶと、さまざまなメーカーの車の傷消し剤が売られています。予備知識がないまま購入しようと思うと、どれを選べば良いか分からなくなります。傷消し剤の種類によっては、期待していた効果を得られない可能性があります。セルフ補修を行う前に、車の傷消しについてのポイントを押さえておきましょう。

■そもそも車の傷消し剤って何?

車の傷消し剤とは、ボディー表面の小傷を目立たなくするためのケミカル用品です。コンパウンドと呼ばれるペーストあるいは液体タイプの研磨剤、傷の上から塗って簡単に補修できるタッチペンタイプのものなど、傷消し剤の種類は多岐にわたります。修理業者に依頼するほどでもない、小さな傷や浅い傷であれば、自分で補修できます。

■自分で傷消しを行うメリットとデメリット

安価に補修できるのがセルフ補修のメリットですが、残念ながら、良い部分だけではありません。自分で行う車の傷消しは、メリットとデメリットをよく比較して検討しましょう。

・メリット

自分で傷消しを行う最大のメリットは、安価に修理を行えることです。手軽に作業できるタッチペンタイプのものであれば、業者に依頼するよりもコストを抑えられます。また、コンパウンド配合のコーティング剤を使用すれば、同時に水垢除去や撥水効果も得られます。

・デメリット

各社から多種多様な傷消し剤が売られているため、初心者の方には何を基準に選べばよいか分からなくなります。自己判断で選んでしまうと、思うような効果が得られません。また、傷の範囲が広かったり、傷が深かったりする場合は、市販の傷消し剤では手に負えません。余計に傷を目立たせてしまう可能性もあります。また、へこみの傷については、専用のツールを使用して修理しなければならず、難易度が高くなる点も、デメリットの一つです。

効果と予算で選ぶ、傷消し剤の種類と特徴とは?

効果と予算で選ぶ、傷消し剤の種類と特徴とは?

少しでも低予算で、手軽にセルフ傷消しを行うために、さまざまな傷消し方法をご紹介します。傷消し剤の種類によって効果が異なるため、予算と傷の状態によって使い分けましょう。

・コンパウンド

板金屋でも使用しているコンパウンド剤は、こすったような浅いひっかき傷に効果的です。粒子の荒いコンパウンドから、徐々に細かい粒子のコンパウンドに変えて作業すると、綺麗に仕上がります。コンパウンドを配合したボディコーティング剤を使用すれば、傷消しを行いつつ、ボディー表面の艶出し効果も得られます。

・ワックス

研磨剤入りのワックスを使用することで、線傷のような細かい傷を目立たなくできます。広範囲の比較的浅い傷に効果的で、ワックスの成分が傷に入り込むことで、艶出しと傷消し効果が期待できます。

・タッチペン

タッチペンでの修復は、もっとも手軽に行える傷消し方法の一つです。小さなハケやペン先で、傷の上からピンポイントで塗れます。高速道路でついてしまった飛び石など、一点に集中した傷消しに有効です。

・傷消しクロス

クロスに染み込ませた研磨剤により、拭くだけで傷消し効果が得られます。サッと拭けるため、気になる小傷を手軽に目立たなくできます。砂ぼこりなど、走行中についた軽度な線傷の補修向きといえます。

・スプレー塗装

広範囲に傷を目立たなくしたい場合は、スプレータイプの傷消し剤が向いています。しかし、丁寧な下地処理や、塗装技術など、初心者にはハードルの高い補修方法となります。ボディーカラーと同色のスプレーを選ぶ必要もありますし、クリア塗装といった最終の仕上げまで、丁寧に作業することが求められます。傷の深さによっては、パテ埋め作業も必要な、ベテラン向けの傷消し方法といえるでしょう。

・シール

ボディーカラーと同色のシールを貼るだけで、簡単に傷を隠せます。「修理に費用を掛けたくない」「とりあえず傷を隠したい」といった方々におすすめな傷消し方法です。

まとめ

まとめ

愛車についた傷は、どんなに小さくても気になるものです。飛び石などの小さな傷であれば、初心者の方でも、簡単に傷を目立たなくできます。しかし、どうしても自分で修理するのが不安な方や、自信のない方は、まず修理のプロに相談しましょう。コスモのサービスステーションでは、傷の無料見積もりを行っていますので、お気軽にお問い合わせください。

キズ・ヘコミに関するご相談は、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

moto

1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。

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