カーライフお役立ちマガジンCAR LIFE MAGAZINE

カーリースで全損事故…。リース契約はどうなるの?

 
カーリースで全損事故…。リース契約はどうなるの?

カーリースで全損事故を起こしてしまったら…?

カーリースで全損事故を起こしてしまったら、カーリースの契約はどうなるのでしょうか。全損事故の場合のリース契約のルールについて調べてみました。

目次

カーリースで事故を起こしたら…?

カーリースで事故を起こしたら…?

■カーリースとは
カーリースとは、車のサブスクリプション(定額制サービス)のこと。毎月定額で、いつでも車を使える便利なサービスです。リースできる車は、お好みの車種を選べますし、新車でもOK!まとまったお金がなくても、毎月定額で新車に乗れるなんてうれしいですね。

カーリースの契約では、まず利用期間を設定します。利用期間は「3年」「5年」「7年」などの中から選ぶのが一般的。毎月の利用料金は、「(車の本体価格-契約満了時の残価)÷利用期間」のように算出されます。さらに、多くのカーリースでは、毎月の利用料金に税金や車検などの費用もコミコミとなっており、車に関する毎月の出費を一定にできるというメリットがあります。

■リース車で事故を起こしたら、リース会社への連絡も忘れずに!
事故を起こしてパニックになると、どうしてよいかわからなくなってしまうこともあるでしょう。交通事故を起こしてしまったら、何をすべきなのでしょうか。

まずしなくてはならないのが、「けが人の救護(救急車の手配)」と「警察への連絡」、それから、任意保険に加入している場合は「保険会社への連絡」です。車を後続車の邪魔にならない安全な場所に停めて、必要な対応を行ってください。

さらに、乗っていた車がリース車の場合は、消防(救急)と警察、保険会社のほかに「リース会社への連絡」も必要です。連絡を怠ると、契約違反になってしまうので注意しましょう。カーリース契約では、車の「所有者」はリース会社です。事故の際は、必ず車の所有者であるリース会社への連絡も忘れないでください。

■カーリースの修理費は、誰が支払うの?
カーリースの車で事故を起こしたとき、その修理費は誰が負担するのでしょうか。「カーリースの利用料金には車検などの費用もコミコミだから、修理費もコミコミなのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。残念ながら、そうではありません。カーリースの利用料金は、事故で修理することを想定して算出されていません。そのため、車の修理費は契約者の自己負担となります。

また、カーリースの車を修理するときは、「どこで修理してもOK」というわけではありません。リース会社が指定する整備工場があるので、必ずそこで修理を受けてください。よかれと思って勝手に修理をすると、契約違反となってしまうので注意しましょう。

全損事故の場合、カーリースは強制解約に!

全損事故の場合、カーリースは強制解約に!

■全損の場合は、リース契約の継続は困難
カーリースの契約は、基本的に途中で解約できないことになっています。では、車が事故で破損した場合、リース契約はどうなるのでしょうか。

カーリースの車で事故を起こしても、修理可能であれば、リース契約はそのまま継続できます。でも、全損事故の場合は、もう車が使えないので、リース契約を続けるのは困難です。そのため、全損事故だと、カーリースは強制的に解約となってしまいます。

■カーリースが強制解約になると、違約金が発生!
カーリースの利用料金は、契約期間に応じて算出されています。つまり、契約期間の途中で解約になると、リース会社は残りの期間分の利用料金を支払ってもらえず、損害を被ってしまうことになります。

そのため、リース契約が途中解約になる場合は、「違約金」として残りの期間分の料金を支払うことになっています。これは、全損事故などやむを得ない事情で強制解約となる場合も同様です。

■事故に備えて、保険に加入しておこう
カーリースの契約中に事故を起こすと、車の修理費がかかりますし、全損事故の場合はリース契約が強制解約となり、高額な「違約金」を支払わなければなりません。

カーリース利用時の車の修理費や違約金に備えるためには、任意保険に加入しておくのがおすすめです。カーリースの契約には「自賠責保険」はコミコミですが、任意保険は含まれていません。「自賠責保険に入っているなら、それでよいのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、実は、自賠責保険の補償内容は非常に限定的で、決して十分とはいえません。例えば、自賠責保険では車の修理費は補償されないといいます。
そんなときでも、任意保険で必要な補償をつけておけば、保険金で車の修理費や全損事故で解約となったときの違約金を賄えることも。車の修理や全損事故のリスクに備えるため、任意保険にはぜひ加入しておきたいですね。

まとめ

まとめ

カーリースで全損事故を起こすと、リース契約は強制解約となります。また、全損事故でない場合は、リース契約は継続できますが、車の修理費は契約者の負担となります。全損事故でカーリースが強制解約になると、多額の違約金が発生することも。修理費や全損事故での強制解約に備えて、ぜひ任意保険に加入しておきましょう。

国産車全車種から選べるコスモのMyカーリース。お問い合わせは、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

imarina

ライター。1987年生まれ。広島大学教育学部卒業後、教育現場で勤務しながらフリーライターとして旅行、暮らしなどに関する執筆を手がける。
趣味は旅行とアウトドア。現在の愛車は、トヨタ・パッソ。

カーリースに
ついて詳しく見る

記事一覧へもどる