カーリースの手続きの流れは？必要書類もチェックしよう

「カーリースを利用したいけれど、どうやって手続きをしたらよいのかわからない」「契約の手続き、難しいのでは…？」と不安な方もいるかもしれませんね。ご安心ください。カーリースの手続きは、難しくありません。ここで、カーリースの手続きの流れについてみていきましょう。

■乗りたい車を選ぶ
「カーリースを利用したい」と思ったら、手続きを進める前に、まずは乗りたい車を選ぶ必要があります。多くのリース会社では、国産のすべてのメーカー、すべての車種から車を選べるので、あなたが乗りたい車もきっと見つかるはず。さらに、ETCやカーナビなどのオプションも自由に選べるので、まるで新車を購入するときと同じように、「自分好みの車」を注文できます。

乗りたい車を決めたら、「何年間の契約でカーリースを利用するか」「年間走行距離はどれくらいか」などといった、カーリースのプランも選びましょう。また、リース会社によっては「車検などのメンテナンスもすべてコミコミのプラン」や、「メンテナンスは含まないプラン」などがあるので、こちらも選択しておきます。

■審査を受ける
乗りたい車とプランを決めたら、審査を受けましょう。実は、カーリースにはローンなどと同じように審査があります。カーリースの契約では、数年間、毎月定額で車を借りるため、支払い能力があるかどうかチェックする必要があるのですね。調べてみたところ、過去に自己破産の経験がある人や、カードやローンの返済に遅れたことがある人などは、審査が通りにくくなる傾向があるのでご注意ください。

審査の受け方も、とっても簡単。利用したいリース会社のWebサイトなどから手続きできます。審査結果は、数日から1週間程度でわかります。

■駐車スペースを確保し、「車庫証明」をとる
カーリースの契約手続きをする前に、やっておかなくてはならないことがあります。それは、「車庫証明（自動車保管場所証明書）」をとっておくこと。実は、車を所持するときは、「本拠地から2km以内に駐車スペースを用意しなければならない」と決められているんです。駐車スペースがないと、車の購入やカーリース契約ができないので注意してください。

車庫証明の申請は、警察署で行います。申請から交付まで数日から1週間ほどかかるので、カーリースの契約手続きをするときは早めに車庫証明の申請を行いましょう。

■必要書類を準備する
カーリースの契約手続きをスムーズに進めるために、必要な書類をきちんと準備しておきましょう。手続きに必要な書類は、次のとおりです。
・住民票
・車庫証明
・印鑑登録証明書
・実印
・銀行届出印
地域やリース会社によっては、ほかにも必要な書類がある場合もあります。利用するリース会社で「契約にどんな書類が必要か」をしっかりと確認しておきましょう。

■リース契約をする
審査に合格し、必要書類をそろえたら、いよいよ契約です。契約内容を確認して、契約書に署名・押印すれば、契約完了です。契約が完了すると、車の登録手続きが行われます。

■納車
車の登録手続きが終わったら、ついに納車です。一般的に、リース契約から納車までは1～2ヶ月ほどかかるといわれています。

無事に納車されたら、ぜひ、任意の自動車保険に加入しましょう。カーリースでは、契約に自賠責保険が含まれていることは多いですが、任意保険は含まれません。実際に事故を起こすと、自賠責保険だけでは十分な補償を受けられません。特に、カーリースの場合、契約中に車が事故で使えなくなると、そのまま強制的に解約となり、残りのリース期間分の利用料金が「違約金」として請求されてしまいます。このような事態にそなえるためにも、任意の自動車保険には加入しておくことをおすすめします。

imarina

ライター。1987年生まれ。広島大学教育学部卒業後、教育現場で勤務しながらフリーライターとして旅行、暮らしなどに関する執筆を手がける。
趣味は旅行とアウトドア。現在の愛車は、トヨタ・パッソ。