カーライフお役立ちマガジンCAR LIFE MAGAZINE

カーリースで中途解約したい!違約金の相場と手続きの方法とは?

 
カーリースで中途解約したい!違約金の相場と手続きの方法とは?

カーリースの契約を途中で解約する方法と違約金の相場を紹介

長期契約が基本のカーリースですが、途中で解約するのはありなのでしょうか?違約金が心配で、途中解約を躊躇する人も少なくありません。本記事では、カーリースの解約方法と違約金について解説します。

目次

カーリースで中途解約はOK?

カーリースで中途解約はOK?

年単位の長期契約が一般的なカーリースでは、途中での解約は認められるのでしょか?「サブスクのように簡単に解約できるでしょ?」「携帯会社のように違約金が発生しない期間があるの?」といった、中途解約に関する疑問にお答えしていきます。

■カーリースは中途解約が認められていない?

結論からお伝えすると、カーリースの中途解約は原則認められておりません。主な理由としては、月々に支払うカーリースの月額料金にあります。カーリースの月額料金は、車両本体価格を契約年数で割り出して算出するため、中途解約するとリース会社の損害になります。もともと乗り続ける期間を残して解約することは、契約違反になるのです。とは言っても、ライフスタイルの変化や、事故で乗り続けることが不可能な場合など、やむを得ない事情も存在します。そのような不測の事態に対応するため、リース会社では、例外として解約を認めるルールを設けています。具体的に中途解約が認められるケースというのは、リース会社の規約によって変わります。ほとんどのリース会社では、規約に基づいた違約金や解約金を支払うことで、契約途中でも解除できます。具体的な中途解約方法について、次の項で解説いたします。

どうしても解約したい方は、違約金の支払いが必要

どうしても解約したい方は、違約金の支払いが必要

やむを得ない事情などで、リース契約を中途解約したい場合は、違約金を支払うことで解決します。違約金や解約金の算出方法は、概ね以下の内容が一般的ですので、参考にしてください。

■カーリースの違約金の内訳

中途解約したい場合は、当初乗る予定だった残りの期間を、違約金として精算します。残りの契約期間が長ければ長いほど、支払う違約金の額も高くなります。

<解約時に支払う違約金の内訳>

・残りの期間分のリース料金
・契約時に設定した残存価格
・未払いリース料金(未払いがある場合)
・遅延損害金(支払いに遅延などがある場合)
・傷やへこみがある場合の修理費用
・事務手数料

上記の費用をすべて足した金額から、未経過費用として、解約時までに発生しなかった「税金」「車検費用」「定期メンテナンス費用」などを差し引いて支払います。事故で契約の続行が不可能な場合を除き、中途解約時点での車両の査定価格も違約金から差し引くことができます。ここで注意したいのが、違約金の清算は一括返済が原則ということです。多くのリース会社は、違約金の分割払いに対応していませんので、中途解約は慎重に検討しましょう。

違約金の相場と中途解約が認められるケースを紹介

違約金の相場と中途解約が認められるケースを紹介

ここでは、具体的に中途解約が認められるケースをご紹介します。リース会社によって判断基準が変わりますので、契約中で詳細が気になる人は、早めにリース会社に相談しましょう。代表的な中途解約が認められるケースは、以下の通りです。

■カーリースの中途解約が認められるケース一例

やむを得ない事情で、リース契約を中途解約できる一例を紹介します。ただし、カーリースの中途解約は、一括返済が原則ですので十分注意しましょう。

・契約者がケガや病気で、長期間車を使用できない(入院をする場合など)
・契約者が海外転勤などで、長期間車を使用できない
・リース車両が事故や盗難で使用不能になったとき
・契約者が死亡した場合

■違約金の相場は契約車両の販売価格で大きく変わる

カーリースの中途解約に伴う違約金については、契約した期間や車両価格によって大きく変動します。そのため、違約金の具体的な相場というのはなく、「車両価格」「契約期間」「リース車両返却時の状態」といった、さまざまな要素で変わるということを覚えておきましょう。タイミングによっては、新車に近い金額を一括で支払うことになりますので、以下の点をリース契約前に確認しておきましょう。

・仕事の状況(転職、転勤の可能性があるか)
・家族構成の変化
・気軽に中途解約できるプランがあるか
・任意保険でリース車両の全損事故に備える(カーリース専用保険も検討)

カーリースを契約する際は、契約期間満了まで乗り続ける覚悟で契約しましょう。

まとめ

まとめ

カーリースの中途解約は、基本的には認められていません。月々定額料金で利用できるため、大変便利なサービスですが、簡単に中途解約できないのがポイントです。もし、契約時に長期契約が難しいと予測できる場合、リース契約は慎重に検討しましょう。特に中途解約を想定していない場合でも、一括返済に備えた手元資金は用意しておきたいものです。
カーリース:カーリースに関するご相談は、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

moto

1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。

カーリースに
ついて詳しく見る

記事一覧へもどる