カーリースでも自動車税は支払う？知っておきたい税金のルール

カーリースの月額料金の中には、自動車税の他に、「自動車重量税」「環境性能割」「車両本体の消費税」などが含まれています。個人で車を所有する場合は、これらすべてを適切なタイミングに支払います。以下に月額料金に含まれる税金の内容について、詳しい解説つきでご紹介します。所有権をカーリース会社から、個人契約に切り替えるときに役立ちますので、知識として覚えておきましょう。

■自動車税（種別割）、軽自動車税（種別割）

自動車税は年に一度、車種や排気量によって定められた金額を、所有者が登録している都道府県に支払う税金です。また、2019年10月の税制改革により、「自動車税」から「自動車税（種別割）」に名称が変更になりました。2019年10月以降に購入した車に対しては、新たな税率が適用されます。軽自動車の場合は、普通車とは異なり、軽自動車税（種別割）という名目で納税通知書が届きます。軽自動車に関しては、車を登録している各市区町村に税金を納めます。普通車、軽自動車ともに、5月初旬ごろ（青森と秋田は6月）に納税通知書が所有者のもとへ届きます。

●自動車重量税

自動車重量税とは、車の重さに応じて課せられる税金のことです。所有者が車検を受ける際に、1年分の重量税を納めます。普通車の場合は、重さが500kg上がるごとに税額も上がります。しかし、軽自動車の場合は、車の重さに関係なく一律の税額になります。普通車、軽自動車ともに、新規登録から13年・18年を経過した車には、割増の税率が適用されます。なお、2021年4月30日までに、エコカー減税の対象となる車を購入した場合は、自動車税の減税対象となります。カーリースの車両にも適用されますので、エコカー減税をうまく活用しましょう。

■環境性能割
環境性能割は、新車・中古車に限らず、車を購入する際に課税される税金です。車の燃費性能に応じて課税されるので、燃費の良い車ほど税額が安くなります。燃費性能の基準に関しては、国が定める基準を元に算出されます。自家用車の場合で0～3％、営業用と軽自動車は0～2％が課税されます。また、「電気自動車」「プラグインハイブリッド」「クリーンディーゼル」「天然ガス車」に対しては、非課税となります。なお、2019年10月1日?2021年3月31日までに購入した車に関しては、環境性能割の税率が1％軽減される措置が設けられています。

■車両本体の消費税

車を購入する際の消費税も、カーリースの月額料金に含まれています。日用品などの買い物と同様、車両価格に対して10%（2020年時点）が消費税として課税されます。車両本体以外にも、オプションパーツ（カーナビゲーション、アルミホイールなど）に対しても課税されます。

カーリースを契約する際、気になるのが自動車税をはじめとする税金の扱いです。個人で車を所有する場合は、自動車税や重量税といった税金をその都度支払います。しかし、カーリースでは、月額料金に車を所有する際に支払う税金分まで含まれています。税金のルールを知り、毎月の支払いが管理しやすい、カーリースを上手に活用しましょう。
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