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初心者ドライバーが自動車保険を選ぶコツとは?

 
初心者ドライバーが自動車保険を選ぶコツとは?

運転初心者はどのように自動車保険を選ぶ?

初心者ドライバーが初めて自動車保険に加入するとき補償内容はどのように選ぶとよいでしょうか?また、自動車保険の保険料が高額になりがちな初心者ドライバーが保険を抑えるためのコツとは?

目次

初めての自動車保険。どうやって補償内容を選ぶ?

初めての自動車保険。どうやって補償内容を選ぶ?

車は、いつでも好きなときに行きたい場所に行くことができる、とても便利な乗り物。しかし、車の運転には、事故で誰かを死傷させたり他人の物を破損させたりするというリスクもあります。特に、運転初心者は交通事故を起こすリスクが大きいといわれており、免許保有人口あたりの交通事故発生件数は、運転初心者が多いと考えられる10代後半で最多となっています。

交通事故に備えるためには、自動車保険に加入することがとても重要です。自動車保険では、いくつかの補償内容の中から必要な補償を自分で選んで契約することになっています。運転初心者が初めて自動車保険に加入するとき、どのように補償内容を選ぶとよいのでしょうか?

■自動車保険で必ずつけたい補償とは?

運転初心者であるかどうかにかかわらず、自動車保険に加入する際は以下の3つの補償を必ずつけておくべきだといわれています。

(1)対人賠償
対人賠償では、事故で相手を死傷させてしまったときの治療費や慰謝料などの損害賠償額を補償。過去の判例を見てみると、交通事故の損害賠償額はかなり高額になるケースがあるので、対人賠償の限度額は「無制限」としておきましょう。

(2)対物賠償
対物賠償は、事故で他人の物を壊してしまったときの修理費等を補償する保険です。事故で破損させた物によっては高額な損害賠償を請求される場合もあるので、対物賠償の限度額も「無制限」としておくと安心です。

(3)人身傷害
人身傷害は、事故で自分自身や同乗者が負傷したときの治療費等や、仕事を休むことで発生する損害を補償するものです。人身傷害の限度額は、3,000万円以上に設定するのが一般的のようです。

■車両保険はどうする?

自動車保険の対物賠償で補償の対象となるのは、事故で破損した他人の物。自分の車は対象外です。自分の車の修理費等に対する補償を受けるには、車両保険に加入する必要があります。特に、事故を起こすリスクが高い運転初心者は、車両保険をつけたほうが安心です。実際、私の知人の中にも、運転初心者のころに交通事故で自身の車が壊れ、車両保険を利用して車の修理や買い替えを行ったという人が何人もいます。

ただし、車両保険をつけると、自動車保険の保険料が高くなります。私の場合、運転初心者のころは中古車に乗っていたため、車両保険をつけませんでした。みなさんも、車の時価額や保険料を考慮しながら、車両保険は必要に応じてつけるようにするとよいでしょう。

運転初心者の保険料を抑えるには、自動車保険の引継ぎが◎

運転初心者の保険料を抑えるには、自動車保険の引継ぎが◎

■初心者ドライバーの自動車保険の保険料は高い!

運転初心者が初めて自動車保険に加入するときは、「車の保険って、こんなに高額なの?!」と驚く人も多いでしょう。実は、自動車保険の保険料は、補償内容が同じであれば誰でも同じ金額というわけではなく、リスクの大きさによって異なります。例えば、運転初心者の多い10代後半~20代前半は事故の発生率が高いため、保険料が高くなる傾向があります。

また、自動車保険では、「等級」というしくみを使ってそれぞれの人の事故リスクを表しています。等級は、1~20までの20段階で、初めて自動車保険を契約するときは6等級からスタート。契約から1年間保険を使わなければ翌年は等級が1つアップし、逆に事故等で保険を使うと翌年の等級は1または3ダウンします。
運転初心者が自動車保険に新規加入する場合は、まだ等級が低いため、保険料が高く設定されているのです。

■家族の自動車保険を引き継げば、保険料を抑えられる

「運転初心者だけど、少しでも安く自動車保険に加入したい!」そんなとき、保険料を安くする裏技があります。それは、家族から等級を引き継ぐという方法です。

同居の家族ですでに自動車保険に加入している人がいて、その人の等級を引き継げば、運転初心者であっても「20等級」などの高い等級で自動車保険に加入することができます。代わりに、等級を提供してくれた方は再び自動車保険に新規加入することになり、「6等級」となってしまいますが、年齢が高くなると同じ「6等級」でも10~20代の方ほど保険料は高くならないため、家族全体の保険料の合計額は等級の引継ぎをしない場合よりも引継ぎをする場合のほうが安くなります。私も、初めて自動車保険に加入したときは、父の等級を引き継がせてもらいました。運転初心者が自動車保険に新規加入するときは、ぜひ等級の引継ぎを利用してみてください。

まとめ

まとめ

自動車保険に加入するときは、対人賠償・対物賠償・人身傷害の3つのほか、必要に応じて車両保険をつけましょう。なお、運転初心者は年齢が若いことに加え等級も低いため、自動車保険の保険料が高額になることが珍しくありません。保険料を抑えるために、等級の引継ぎができる場合はぜひ利用しましょう。

自動車保険に加入するご相談は、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

imarina

ライター。1987年生まれ。広島大学教育学部卒業後、教育現場で勤務しながらフリーライターとして旅行、暮らしなどに関する執筆を手がける。
趣味は旅行とアウトドア。現在の愛車は、トヨタ・パッソ。

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