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軽トラを購入したら、忘れずに任意保険に加入しよう

 
軽トラを購入したら、忘れずに任意保険に加入しよう

任意保険で軽トラックでの事故に備えよう

軽トラックでの事故に備えるためには、任意保険に加入しておくことが大切です。軽トラックの任意保険に必要な補償内容や、保険を選ぶ際の注意点について調べてみました。

目次

軽 トラックに任意保険は必要?

軽 トラックに任意保険は必要?

■軽トラックを所有したら、必ず任意保険に加入しよう

農業をするときや、引っ越しなどで多くの荷物を運ぶときなど、さまざまな場面で活躍する軽トラック。近年は、アウトドアの人気が高まっており、キャンプ用に軽トラックを使用している人もいるのだとか。

軽トラックを所有する場合、保険はどうしたらよいのでしょうか?「自賠責保険に加入しているから、任意保険には加入しなくてもよいのでは…?」と考える方もいるかもしれません。では、自賠責保険の補償内容とは、どのようなものなのでしょうか?調べてみたところ、自賠責保険には以下のような補償内容があるということがわかりました。
・相手のケガの治療費や通院交通費、休業損害などを補償(被害者1名につき最大120万円)
・相手に後遺障害を負わせたときの慰謝料等を補償(被害者1名につき最大4,000万円)
・相手を死亡させたときの葬儀費や慰謝料等を補償(被害者1名につき最大3,000万円)

このように、自賠責保険には事故の相手のケガや死亡に対する補償しかなく、保険金額にも限度があります。事故で壊れた物の補償や、自分自身や同乗者のケガの治療費等の補償を受けるためには、任意保険に加入しなくてはなりません。軽トラックか乗用車かにかかわらず、車を所有し始めたら、必ず任意保険に加入するようにしましょう。

■任意保険でつけるべき補償内容とは?

軽トラックであっても乗用車であっても、任意保険で必要な補償は基本的に同じです。任意保険に加入する際にぜひチェックしておきたい補償内容を4つご紹介します。

(1)対人賠償
自賠責保険と同様、事故の相手のケガや死亡に対する補償です。自賠責保険の限度額をオーバーしたときに役立つので、必ずつけておきましょう。限度額は「無制限」としておくのが基本です。

(2)対物賠償
事故で他人の物を破損させてしまったときに、その損害を補償します。こちらも、対人賠償と同様に、限度額は「無制限」としておくのがおすすめです。

(3)人身傷害
自分自身や同乗者のケガの治療費を補償します。限度額は「3,000万円」または「5,000万円」に設定することが一般的です。

(4)車両保険
自分自身の車の修理費を補償する保険です。軽トラックの場合、車両保険をつけないという人も多くいらっしゃいますが、車両保険がついていれば、台風や洪水などの自然災害や、車がいたずらされたときなどでも補償の対象となるので安心です。
「車両保険をつけたいけれど、保険料をできるだけ抑えたい」という場合は、補償の範囲が限定された「エコノミー型」の車両保険をつけるとよいでしょう。

■軽トラックの保険料はどれくらい?

軽トラックの任意保険の保険料はいくらくらいなのでしょうか?調べてみると、軽トラックの任意保険の保険料の相場は、2~5万円程度であるということがわかりました。なお、業務目的で軽トラックを使用する場合は、保険料はもう少し高くなります。

軽トラックの任意保険の注意点

軽トラックの任意保険の注意点

■保険会社によっては年齢条件をつけられないことがある

任意保険には、「年齢条件」の設定があります。年齢条件とは、運転者の年齢を「21歳以上」「26歳以上」「35歳以上」のように限定するもの。任意車保険の保険料は、リスクの大きさによって変わります。一般的には、運転免許を取得したばかりの10~20代よりも30代のほうが運転に慣れ、事故のリスクが低くなると考えられるため、年齢条件によって運転者を限定することで、年齢を重ねるほど任意保険の保険料を抑えることができます。

しかし、軽トラックのような貨物車の場合、選ぶ保険会社によっては年齢条件の設定ができないことがあります。年齢条件ができない任意保険は、年齢を重ねたドライバーにとっては保険料が割高になってしまう可能性も。軽トラックの任意保険を選ぶときは、年齢条件を設定できるかどうかをチェックするとよいでしょう。

■荷台の荷物が破損した場合、補償の対象となる?

広い荷台をもつ軽トラック。軽トラックで事故に遭うと、荷台に積んでいた荷物が破損して損害を受けてしまうということもあるでしょう。そんなとき、積み荷の損害は任意保険で補償されるのでしょうか?

調べてみたところ、積んでいた物とその価値を証明できれば、加害者側の任意保険で補償を受けることができるようです。ただし、荷物の重量が規定の積載量をオーバーしていると、その分は補償の対象外となってしまうそうなので注意が必要です。安全に走行するためにも、軽トラックの積載量は必ずお守りください。

まとめ

まとめ

軽トラックでも、普通の乗用車と同様に、任意保険に加入することは非常に大切です。なお、軽トラックの任意保険の場合、保険会社によっては年齢条件の設定ができないことがあるのでご注意ください。

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筆者プロフィール

筆者プロフィール

imarina

ライター。1987年生まれ。広島大学教育学部卒業後、教育現場で勤務しながらフリーライターとして旅行、暮らしなどに関する執筆を手がける。
趣味は旅行とアウトドア。現在の愛車は、トヨタ・パッソ。

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