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20歳の自動車保険は高い?保険料を安くするには?

 
20歳の自動車保険は高い?保険料を安くするには?

20歳の自動車保険の保険料を抑えたい!

20歳前後だと、自動車保険の保険料が高くなると聞いたことがあります。実際、20歳の自動車保険は高いのでしょうか?また、保険料を安くするにはどうしたらよいのでしょうか?

目次

20歳の自動車保険の保険料は高いの?

20歳の自動車保険の保険料は高いの?

■自動車保険の補償内容とは

自動車保険には、すべての車に加入が義務づけられている自賠責保険と、自賠責保険だけでは足りない補償を補うための任意の自動車保険があります。任意の自動車保険の補償内容は、加入者自身が決めることになっていますが、基本的に以下の補償はつけるべきだといわれています。
・対人賠償保険…事故の相手のケガや死亡に対する損害賠償額を補償。上限金額は「無制限」を選ぶのが一般的。
・対物賠償保険…事故で他人の物を壊したときの損害賠償額を補償。上限金額は「無制限」を選ぶと安心。
・人身傷害保険…自分自身や同乗者のケガの治療費等を補償。上限金額は3,000万円以上で設定することが一般的。

また、これらのほかに、必要に応じて自分の車の修理費等を補償する「車両保険」をつけましょう。

■20歳だと自動車保険の保険料が高いって本当?

自賠責保険の保険料は、契約者の年齢や車種などにかかわらず一律です。しかし、任意の自動車保険は、年齢によってかなり差があるといいます。調べてみたところ、30代以上の自動車保険の保険料の相場は年間数万円程度であるのに対し、20歳前後の保険料の相場は十数万円なのだとか。さらに、車両保険をつけると、年間の自動車保険の保険料は30万円を超えることもあるそうです。20歳前後の自動車保険の保険料は、たしかにかなり高額だといえます。

■20歳の自動車保険の保険料が高い理由

20歳前後の人の自動車保険の保険料はなぜ高いのでしょうか?
その理由の一つが、等級の低さです。自動車保険では、事故のリスクの高さを示すために「等級」というしくみが使われています。等級は、一般的に1~20の20段階となっており、初めて自動車保険に加入するときは「6等級」からスタートします。1年間保険を使わなければ、翌年は「7等級」にアップし、反対に事故などで保険を使うと等級はダウン。等級が上がるほど、保険料は安くなっていきます。
20歳前後の方は、運転免許を取得したばかりで保険に加入している期間が短いため、等級が低く、保険料が高くなる傾向があります。

また、自動車保険では、「21歳以上補償」「26歳以上補償」「35歳以上補償」のように、運転者の年齢を限定できるようになっています。運転者の年齢が限定されるほど、事故のリスクも低くなると考えられるため、保険料は安くなります。運転者の年齢が20歳以下の場合は、年齢を限定することができず、保険料が高くなりやすいのです。

20歳の自動車保険の保険料を安くするコツ

20歳の自動車保険の保険料を安くするコツ

20歳の方の自動車保険の保険料をできるだけ安くするにはどうしたらよいのでしょうか?保険料を抑えるコツについて調べてみました。

■家族から自動車保険を引き継ぐ

20歳前後の方の自動車保険の保険料が高くなる理由の一つが、等級の低さにありました。「誰でも最初は6等級からスタートなのだから、仕方ないのでは…」と思うかもしれませんが、実は、ある裏技を使えば、20歳前後の方でも高い等級で自動車保険に加入することができるといいます。

それは、家族から等級を引き継ぐという方法です。自動車保険の等級は、同居の家族に引き継ぐことができるようになっています。実際、私も19歳で初めて自動車保険に加入したとき、父の自動車保険を引き継がせてもらったので、かなり保険料を抑えることができました。20歳前後で自動車保険に初めて加入するとき、等級の進んだ保険に加入している家族がいれば、その保険を引き継がせてもらうことを検討してみるとよいでしょう。

■運転者を限定する

20歳以下の場合、自動車保険で運転者の年齢を限定することはできませんが、運転者の範囲を限定することはできます。運転者の範囲は、「限定なし(誰でもOK)」「家族限定」「本人限定」などから選ぶことになっており、運転者が限定されるほど保険料は安くなっていきます。できるだけ保険料を抑えたいときは、運転者の範囲を「本人限定」などに設定するとよいでしょう。

■車両保険はどうする?

自動車保険の保険料に大きくかかわる項目の一つが、車両保険の有無。運転を始めたばかりの20歳前後の頃は、事故を起こすリスクも高いので、車両保険があればたしかに安心です。しかし、車両保険をつけると、保険料はかなりアップしてしまいます。自動車保険に加入する際は、車両保険が必要かどうかをよく考える必要がありそうです。また、車両保険をつける場合は、補償の範囲が限定されている「エコノミー型」の車両保険を選ぶと、保険料を抑えることができるでしょう。

まとめ

まとめ

20歳前後の方の自動車保険の保険料は、30代以上の方の保険料よりもかなり高くなる傾向があります。自動車保険の保険料をできるだけ抑えるためには、家族から等級を引き継いだり、運転者の範囲を限定したりするなどの方法が効果的です。ぜひ、参考にしてみてください。

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筆者プロフィール

筆者プロフィール

imarina

ライター。1987年生まれ。広島大学教育学部卒業後、教育現場で勤務しながらフリーライターとして旅行、暮らしなどに関する執筆を手がける。
趣味は旅行とアウトドア。現在の愛車は、トヨタ・パッソ。

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