車のサイドガラスに親水コーティングは効果ある？

親水コーティングを施すと、水滴がサイドガラスにたまらず、素早くはじき飛ばす効果があります。具体的には、以下のような効果が期待できます。

■水滴が付着しづらくなる

水滴がサイドガラスの表面にとどまることなく、自然に滑り落ちるため、視界が狭くなるのを防ぎます。水滴が滑り落ちてサイドガラスについた水滴が短時間で乾燥し、きれいな状態が保たれ、愛車のメンテナンスをする頻度も減らすことができます。

■雨天時の視認性向上

親水コーティングは、雨天時の視認性を向上させる効果もあります。雨が降ると、水滴がサイドガラスに付き視界が悪くなります。しかし、親水コーティング済みの車であれば水滴がきれいに流れ落ちて安全性が向上し、事故のリスクが減ります。雨の影響で視界を遮る存在がなくなり、快適なドライブを楽しむことができます。

親水コーティングの効果を持続させるためには、適切なメンテナンスが必要です。以下に維持方法と効果の持続についてご紹介します。

■定期的な洗車

親水コーティングの効果を保つためには、定期的な洗車が必要です。車に付いた汚れやホコリをこまめに取り除きましょう。花粉や黄砂、鳥のふんなどの異物がコーティング表面にあると、親水効果が低下します。洗浄剤を用いて洗車し、定期的にコーティング表面を清潔に保ちましょう。一般的な目安として、プロが施工すれば6ヶ月から1年程度効果が続くとされていますが、持続力は使用状況や環境によって異なります。親水効果が薄れてきたと感じたら、早めにコーティングし直しましょう。

■施工時の注意点

コーティング後は、ガラスをしっかり乾かし、水滴が残らないようにしましょう。乾燥中に水滴がつくと、ムラが出て効果を発揮しない可能性があります。また高温下で直射日光にさらすことも避けましょう。強い日差しや高温のもとでは、コーティング剤が過剰に乾燥し、溶剤がガラスに焼き付いてしまいます。直接日が当たらない、風通しの良い環境を確保し、コーティング剤が十分に硬化するまで待ちましょう。