学生にも◎借りた車を運転するなら、1日自動車保険に加入しよう

学生におすすめの1日自動車保険とは？

学生のころは、友人に借りた車を運転する機会が多いものです。友人の車に乗るときは、学生でも気軽に加入できる1日自動車保険を利用しましょう。1日自動車保険に加入すれば、安心して他人の車を運転できます。

目次

自動車保険で事故に備えよう
1日自動車保険って？
まとめ
筆者プロフィール

自動車保険で事故に備えよう

■自賠責保険の加入は義務
「車の運転中に事故を起こしてしまった！」そんなときに役立つのが自動車保険。自動車保険のうち、「自賠責保険」は、すべての車に加入が義務づけられている保険です。自賠責保険に加入していない車は、公道を走行することができません。

自賠責保険では、事故で相手を死傷させてしまったときの損害賠償額を補償します。ただし、補償額には上限があります。例えば、相手を死亡させてしまった場合の補償は最大3000万円。もし、それ以上の損害賠償額を請求されたら、足りない分は自己負担となります。

■任意保険にもぜひ加入しよう
自賠責保険の補償内容は、事故の相手のケガや死亡に対するもののみ。自分自身や同乗者のケガ、事故で破損した車などに対する補償は一切ありません。そのため、自賠責保険だけでは足りない分を補うために、車を所有する人は任意保険にも加入することが求められます。任意保険の主な補償内容は以下の通りです。
・対人賠償（事故の相手のケガや死亡に対する補償）
・対物賠償（事故で壊した他人の車や物に対する補償）
・人身傷害（自分自身や同乗者のケガなどを補償）
・車両保険（自分の車の修理費などを補償）

なお、任意保険の補償額の上限は、契約者が自分で設定することができます。「対人賠償」や「対物賠償」などは補償額の上限を「無制限」とすることもできるので、万が一のときも安心です。

1日自動車保険って？

■借りた車で事故を起こしたとき、自動車保険は使えるの？
学生など、マイカーをお持ちでない人の中には、「車が必要なときは友人に借りる」という人もいるでしょう。私も学生時代は友人の車を運転したことがあります。このように、友人など他人の車を運転するとき、自動車保険は使えるのでしょうか。

調べてみたところ、車の持ち主が加入している自動車保険の「運転者の範囲」によっては、他人が運転しても補償の対象となる場合もあるとのことでした。自動車保険では、補償の対象となる運転者の範囲を「本人のみ」「本人と家族のみ」「限定なし（誰でもOK）」などから選ぶことになっています。友人の車を運転する場合は、その友人の自動車保険の運転者が「限定なし」であれば、万が一の事故の際に補償を受けることができます。

■他人の車を借りたときは、1日自動車保険がおすすめ
学生などが借りた車を運転するとき、その車の持ち主の自動車保険の運転者の範囲が「本人限定」「家族限定」などに設定されていると、事故を起こしても自動車保険を使うことができません。また、仮に運転者の範囲が「限定なし」になっていたとしても、借りた車で事故を起こして保険を使うと、翌年以降の保険料が高くなるため、車を貸してくれた人に迷惑がかかってしまいます。

そのため、借りた車を運転するときは、「1日自動車保険」に加入するのがおすすめです。1日自動車保険に加入すれば、車の持ち主の自動車保険の運転者の範囲に関係なく補償を受けられますし、車を貸してくれた人の保険を使わずにすみます。

■　1日自動車保険で補償されないケースとは
私が学生のころ、親の車を借りようとしたら、「保険が使えないから貸せない」と断られたことがあります。このような場合でも、1日自動車保険に加入すれば保険の対象となるのでしょうか。
実は、1日自動車保険が使えるのは、他人が個人で所有する車を運転するときです。そのため、本人や家族名義の車や、レンタカーなどの法人名義の車は補償の対象外となります。

また、1日自動車保険が使える車種は「乗用自動車」に限定されており、「貨物自動車」に分類されるバンやトラックなどは対象外となります。

■1日自動車保険の加入方法は？
1日自動車保険は、パソコンやスマートフォンを使ってインターネットで申し込むことができます。また、コンビニエンスストアの店頭端末や大学生協などで加入することも可能です。学生の場合は、身近な大学生協で保険の加入ができるので安心ですね。

1日自動車保険の保険料は、保険会社やプランにより異なりますが、800円～3500円程度が相場のようです。学生の多くは、社会人よりずっと収入が少ないので、できるだけ出費を抑えて車を運転したいもの。1日1000円以下から加入できる自動車保険なら、学生でも気軽に申し込めそうですね。