コンビニで加入できる自動車保険ってどんなもの？

■友達や親の車を運転！保険は使えるのかな？
以前、親に「車を貸して」とお願いしたときに、「保険が効かないからダメ」と断られたことがあります。実は、任意保険には「運転者限定特約」や「運転者年齢条件」といった、補償を受けられる運転者を制限することで保険料を節約できるしくみがあります。例えば、「運転者限定特約」では、補償を受けられる運転者を「契約者本人のみ」、「本人と配偶者」、「本人と家族」、「限定なし（誰でもOK）」の中から選ぶことになっています。運転者の範囲が狭くなるほど、支払う保険料は安くなります。

もし、「運転者限定特約」で「本人のみ」を選んでいるにもかかわらず、家族や友人がその車を運転し、事故を起こしてしまったとすると、残念ながら任意保険の補償を受けることはできません。

■コンビニでも加入できる、「1日自動車保険」とは
「親や友人に車を借りたいけれど、保険が効かないから運転できない」そんなときは「1日自動車保険」を利用してみてはいかがでしょうか。「1日自動車保険」とは、その名のとおり、1日単位で加入する自動車保険のこと。実は、コンビニでも加入が可能です。「1日自動車保険」では、任意保険と同じように、相手のケガや壊した物に対する損害賠償、自分自身や同乗者のケガなどに対する補償を受けられます。1日あたりの保険料は、保険会社やプランにより異なりますが、800円程度～となっているようです。掛け金はお手頃ですし、コンビニで手続きできるので、24時間いつでも保険に加入できて便利ですね。

親の車や友人の車など、保険が効かない車を運転するときは、「1日自動車保険」に加入すれば万が一の事故に備えられるので安心です。また、仮に車の持ち主の保険が適用される場合でも、友人などの車を運転する際は「1日自動車保険」に加入しておくのがおすすめ。もし事故を起こして友人の保険を使うと、その人の来年以降の保険料が高くなり、迷惑をかけてしまいます。友人や知人などの車を運転するときは、事前にコンビニなどで「1日自動車保険」の加入手続きを行っておきましょう。

ただし、本人や配偶者名義の車、レンタカーなどは「1日自動車保険」の対象外です。また、保険会社によっては、高級車やスポーツカーを対象外としていることもあるそうなのでご注意ください。

■コンビニで自動車保険に加入する方法
コンビニで「1日自動車保険」に加入するときの手順は以下のとおりです。
（1） コンビニに行く前に、スマートフォンやパソコンで事前予約する（コンビニの種類によっては事前予約不要な場合もあります）
（2） コンビニのチケット端末で申し込みを行う（コンビニの種類によってはチケット端末を使わない場合もあります）
（3） コンビニの店頭のレジで保険料を支払う

コンビニの種類により申し込みの方法が多少異なりますので、手続きについてわからないことがあればコンビニのスタッフの方に尋ねてみてください。

imarina

ライター。1987年生まれ。広島大学教育学部卒業後、教育現場で勤務しながらフリーライターとして旅行、暮らしなどに関する執筆を手がける。
趣味は旅行とアウトドア。現在の愛車は、トヨタ・パッソ。