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予算と目的別に考える。車のコーティングの種類と相場をご紹介

 
予算と目的別に考える。車のコーティングの種類と相場をご紹介

車のコーティングはどう選ぶ?

愛車を綺麗に保つには、定期的なコーティングは欠かせません。車のコーティングは、どこで施工できるのでしょうか? 施工業者はどのように選んだらよいでしょうか? この記事ではコーティングの種類や施工する場所などを紹介します。目的や予算に応じて検討するときの参考にしてください。

目次

車のコーティングにはどんなものがある?

車のコーティングにはどんなものがある?

車のコーティングと聞いて、カーワックスを思い浮かべる方は少なくありません。しかし、カーワックスとカーコーティングとでは、施工方法や効果に違いがあります。まずは、カーコーティングとカーワックスの違いから解説します。

■意外と知らない、コーティング剤とワックスの違い

「コーティングといえばワックス」といったように、コーティング剤とワックスを混同している方は少なくありません。どちらもメリットとデメリットがありますので、よく検討して最適な施工方法を選びましょう。

・コーティング剤の特徴

カーコーティングは、塗装面に特殊な被膜を施工することで、紫外線や酸性雨から愛車のボディーを守ります。ガラスコーティングといった強固な被膜を形成することで、汚れだけでなく、傷がつきづらいボディーを手に入れることができます。新車のような輝きや、高い耐久性が魅力ですが、施工費用が高額になるというデメリットがあります。

・ワックスの特徴

もっとも手軽な艶出し剤として、長らく親しまれているコーティング剤です。価格も手ごろなものが多く、伸びの良い半液体タイプの被膜で、初心者でも簡単に艶出しができます。ただし、半液体の被膜は、雨の日に油膜が流れ落ちやすく、耐久性も耐熱性もカーコーティングより劣ります。

車のコーティングの流れとは?

車のコーティングの流れとは?

コーティングを業者に依頼する場合、自分でコーティングする場合、どちらも基本的な流れは同じです。車のコーティングは、以下の流れで行います。

■洗車で汚れを落とす

まずは、ボディーに付着した汚れを水洗い洗車で落とします。塗装面に傷がつかないよう、柔らかいムートンやスポンジを使用しましょう。洗車用のカーシャンプーを使用すると、ボディーをケアしながら汚れを落とせます。

■下地処理

洗車で汚れを洗い流した後は、塗装面に付着した鉄粉や水垢を除去しましょう。鉄粉や水垢が残ったままだと、コーティングの仕上がりに悪影響を及ぼします。水垢が残ったままコーティングをすると、見た目も美しくないので、必ず綺麗に除去しましょう。

■脱脂処理

下地処理を終えたら、ボディーに付着した油分を完全に除去していきます。油分が残ったままだと、カーコーティング本来の性能を発揮できません。

■コーティング剤を施工する

脱脂処理を終えたところで、ようやくコーティングの施工ができます。風の影響を受けづらく、直射日光を避けられる場所を選んで作業しましょう。カーコーティング専用のスポンジを使用し、磨き残しのないよう、丁寧に磨き上げましょう。コーティング専門の業者であれば、専用の機械を使用するため、新車のような光沢のある輝きに仕上がります。コーティング施工後は、半日~1日程度自然乾燥させることで、コーティング剤が硬化します。

車のコーティング剤の種類と施工場所を紹介

車のコーティング剤の種類と施工場所を紹介

車のコーティング剤には、さまざまな種類があります。今回は、代表的なカーコーティングと、施工してもらえる場所を紹介します。

■ガラスコーティング

ボディーの表面に強固なガラス被膜を形成し、傷や汚れから守ります。酸性雨や紫外線から保護する効果もありますので、ボディーを守るという観点からもおすすめです。施工に1日~2日程度掛かることや、高額な施工費用がネックになりますが、新車のような輝きがガラスコーティングの魅力です。

費用相場:7~10万円程度

■ポリマーコーティング

ポリマーコーティングは、石油由来の化学合成物質から作られたコーティング剤を使う方法で、比較的低価格で施工できます。車を預けて、数時間ほどで作業が完了しますので、気軽に依頼できます。低価格で施工も早い反面、輝きを維持するには、3ヶ月~半年ごとのメンテナンスが必要です。

費用相場:1~3万円程度

■フッ素コーティング

フッ素コーティングは、強力な撥水性能と防汚性能が魅力的なコーティングです。ポリマーコーティングより、ワンランク上のコーティングを求めている方におすすめです。雨天時の水弾きが良いため、日々のメンテナンスも楽になります。

費用相場:3~5万円程度

■コーティングはどこで施工できる?

コーティングはDIYでもできますが、コーティングの効果を最大限に発揮するためには、プロによる施工がおすすめです。ここでは、施工業者ごとの特徴を紹介します。

・カーコーティング専門店

カーコーティングの施工を専門としているため、愛車の状態に合わせたコーティングをしてくれます。仕上がりのクオリティーが高い分、施工期間も長くなり、費用も割高になります。「仕上がり重視」「新車のような輝きを求めている」そんな方には、カーコーティングの専門店がおすすめです。

・ガソリンスタンド

仕上りのクオリティーについては、専門的なコーティングの講習を受けているかどうかで変わってきます。コーティングの種類も、店舗ごとに違いがありますので、まずは気軽に相談してみましょう。車を預けて施工する、本格的なコーティングもラインナップしている店舗もあります。

・カー用品店

さまざまなコーティング剤を取り揃えるカー用品店は、メニューにカーコーティングもラインナップしています。コーティングを専門とするスタッフが常駐している店舗もあり、気軽に利用できるメリットがあります。

・ディーラー

新車を購入すると、オプションでカーコーティングをつけることができます。自社のスタッフがコーティングを施工する場合と、外注に出す場合とでは費用が変わります。費用は割高になりますが、ディーラーを利用すれば、定期的なメンテナンスも受けられ、新車の輝きを維持できます。

まとめ

まとめ

車のコーティングは、予算や求める仕上がりの程度に応じて選びましょう。施工業者によっても、施工方法や費用に大きな違いがあります。コーティングについての疑問は、お近くのコスモのサービスステーションにご相談ください。洗車のプロが在籍していますので、安心してお任せできます。
カーコーティングに関するご相談は、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

moto

1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。

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