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愛車のコーティングは自分でやりたい!DIYのコツと手順を解説

 
愛車のコーティングは自分でやりたい!DIYのコツと手順を解説

自分でできる?愛車のコーティング方法を解説

愛車のコーティングを自分でできれば、洗車の費用を抑えられます。コーティングのコツや手順を理解することで、自分でも施工できます。本記事では、自分で行うDIYコーティングに特化してご紹介します。

目次

自分でコーティングをするなら、下地処理をしっかり行うこと

自分でコーティングをするなら、下地処理をしっかり行うこと

自分でコーティングを施工すれば、高額なコーティング費用を抑えられます。ただし、普段の洗車とは違って、正しい手順や注意点を理解しておかないと、仕上がりに大きく差が出ます。まずは、コーティングの下地処理に必要な道具ついて解説します。

■コーティングと下地処理に必要な道具とは?

自分で愛車のコーティングを行う際は、下地処理を入念に行いましょう。コーティングを施工するための下地作りは、コーティングの仕上がりを大きく左右します。下地処理に必要な道具については、惜しまず専用のものを準備しておきましょう。

【必要な道具一覧】

・鉄粉除去剤
・鉄粉除去用粘土
・イオンデポジット除去剤
・コンパウンド
・脱脂剤
・コーティング剤
・コーティング用スポンジ
・マイクロファイバークロス

上記以外に、本格的にコーティングを行う方は、電動のポリッシャーを準備しておきましょう。また、直射日光が当たらない場所で施工するなど、コーティングをしやすい環境を整えることも大切です。直射日光が当たる場所で施工すると、溶剤が蒸発し、塗装面に焼きつく可能性があるためです。

自分でコーティングをする流れとは?

自分でコーティングをする流れとは?

ここでは、下地処理からコーティングまでの流れを解説します。

■洗車で汚れを落とす

まずは、車に付着したホコリや泥汚れを洗い流しましょう。必ずカーシャンプーを使用し、しっかりと泡立てながら、ボディーに傷がつかないよう行います。綺麗に泡を洗い流したら、マイクロファイバークロスを使用して、水気を拭き取りましょう。

■鉄粉の除去

工場地帯や線路付近を走行すると、ボンネットを中心に鉄粉が付着します。ボディー表面を触ったときにザラザラと感じたり、目視で黒いブツブツが付着しているのが見えたりしたら、それが鉄粉です。市販の鉄粉除去剤を噴霧して、鉄粉を溶かしてください。それでも落ちない場合は、鉄粉除去用粘土を使用して、ボディー表面を軽くこするように鉄粉を除去しましょう。

■水垢やイオンデポジットの除去

水垢やイオンデポジットがある場合は、イオンデポジット除去剤や水垢落としで除去します。除去剤を塗布して、スポンジですり込むように動かすと、頑固な汚れが落ちていきます。すでにウォータースポットになっている場合は、コーティング専門店で研磨する必要があります。

■研磨作業

細かい傷を、コンパウンド(研磨剤)で磨いて処理します。細かい傷を除去しておくことで、コーティングが施工しやすくなります。本格的にコーティングを行いたい方は、電動ポリッシャーを使用すれば、ボディー表面を滑らかに仕上げられます。

■洗車で溶剤を落とす

下地処理が終わったら、一度洗車をして各種除去剤をしっかり洗い流します。マイクロファイバークロスを使用して、綺麗に拭きあげましょう。

■脱脂作業

コーティング前の処理として、脱脂作業を行います。ボディー表面に残った、油分を除去する重要な作業です。この作業を丁寧に行うことで、コーティングが塗装面に密着しやすくなります。コーティングの耐久性や持続力に関わるため、慎重に行いましょう。

■コーティング剤を施工する

カー用品店などでは、ガラス系コーティング、ポリマーコーティングなど、さまざまコーティング剤が売られています。コーティング剤に違いはあるものの、DIYで行う施工方法は、基本的には同じです。まずはコーティング用のスポンジで、ボディーに直接コーティング剤を塗布します。塗り残しのないよう、縦横20cm四方にムラなく塗り込んでいきましょう。また、コーティング剤が乾燥すると、ムラになる原因になりますので、マイクロファイバークロスで都度拭きあげましょう。バンパー、フェンダー、ドアといったように、パーツごとにコーティングを行うと、ムラなく仕上げられます。濃色車の場合、日差しの強い炎天下で作業を行うと、施工不良の原因になりますので、日陰で作業を行うなどの工夫が必要です。

自分でコーティングの手入れを行う方法

自分でコーティングの手入れを行う方法

自分でコーティングを行ったら、施工後のお手入れもご自身で行います。適度に洗車を行い、コーティング被膜に汚れが定着しないよう心掛けましょう。洗車をせずに長期間雨ざらしにすると、ホコリや紫外線で頑固な汚れが付着します。洗車のメンテナンスは、以下の点に注意しましょう。

■1~2ヶ月に1度はメンテナンスをする

メンテナンスクリーナーを使用して、コーティング被膜の保護を行います。DIYでのコーティングが維持できないと感じる方は、コーティング専門店に依頼してしまう方が、維持面では楽になります。

まとめ

まとめ

本記事では、自分でコーティングする方法をご紹介してきました。自分で施工する分、仕上りに個人差が生まれます。メンテナンスを自分で行うため、労力も掛かります。「自分でやってみたけど大変」という方は、洗車のプロが在籍する、コスモのサービスステーションにご相談ください。愛車にぴったりなコーティングをアドバイスいたします。
 
カーコーティングに関するご相談は、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

moto

1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。

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