自動車保険
2021.08.17
自動車保険は1日から加入できる?加入条件と内容を紹介
1日だけ自動車保険に加入する方法とは?
「車は持っていないけどたまに運転する」といったシーンで、1日限りの自動車保険が活躍します。ほんの少しだからと、無保険のまま運転するのは大変危険です。今回は、1日から加入できる、自動車保険を紹介します。
1日だけ加入できる自動車保険は、どんなものがある?
車の免許は持っているものの、自分の車を持っていない方は、1日から加入できる自動車保険が大変便利です。「日帰りキャンプに使いたい」「帰省で1日だけ使いたい」といったシーンで、1日だけ使える自動車保険を活用しましょう。車を使うのがほんの少しの場合でも、無保険で運転するのは絶対にやめましょう。自分が加害者側になった場合だけでなく、もらい事故のように事故に巻き込まれてしまった場合にも、大きなリスクを背負うことになります。一時的に車を利用したい方のために、本記事では、短期間だけ加入できる保険についてご説明いたします。
■短期間の加入ができる自動車保険を紹介
自動車保険への加入は、年間契約が一般的です。しかし1日といった短期間のみの契約形態も存在します。ここでは、短期間の契約に特化した、自動車保険をご紹介します。
・1日自動車保険
今回の記事でメインになるのが、その名の通り「1日自動車保険」です。1日単位の契約が可能で、パソコンやスマートフォンで簡単に加入できる手軽さが特徴です。各社、1日の保険料が500円程度とリーズナブルですので、買い物や日帰り旅行に最適です。1日だけでなく、1週間単位で車を借りる場合は、週単位で契約の更新をしましょう。
・ドライバー保険
1日だけでなく、1ヶ月単位で車を利用する方は、ドライバー保険を利用しましょう。一般的な自動車保険と同様、年間契約になりますが、車を所有していない方向けのプランになります。等級や事故有係数も、通常の自動車保険と同じように適用されます。
1日から契約OKな「1日自動車保険」ってどんな保険?
ここでは、1日自動車保険をさらに深堀して解説いたします。主に、友人や知人の車や、会社の同僚の車など、たまにしか利用しないケースで1日自動車保険に加入します。また、家族の場合でも、運転手が限定されている場合は、1日自動車保険が役立ちます。「家族なら大丈夫でしょ?」といった勘違いをしやすい部分ですが、運転手や年齢が限定されている場合は、運転するのは絶対にNGです。さらに、1日自動車保険で注意したいのが、本人や配偶者が所有している車には、保険が適用できないということです。
■1日自動車保険に加入できる条件
1日自動車保険は、だれでも加入できる訳ではありません。1日自動車保険に加入できる条件は、以下の通りです。
・他人から借りた自家用乗用車であること
保険の対象となる車は、自家用乗用車(普通自動車・小型自動車・軽四輪自動車)に限ります。本人名義の車、配偶者が所有している車は対象外になります。ただし、自家用乗用車の場合でも、一部の海外メーカーの車や、高級スポーツカーなどは、他人名義の車でも契約できない可能性があります。法人名義の車、レンタカー、カーシェアリングも対象外になりますので、注意しましょう。
・運転者が18歳以上であること
当然のことながら、1日自動車保険の対象者となるのは、車の免許証を保有できる18歳以上の方(個人)が対象になります。
・日本国内で有効な運転免許証であること
仮運転免許証や国際免許証を除く、都道府県の公安委員会が正式に交付する運転免許証が契約の対象になります。
具体例あり、1日自動車保険が活躍するシーンとは?
より具体的に、1日自動車保険の活用例をご紹介いたします。これを知れば、1日自動車保険を利用するべきか、はたまたドライバー保険など他の保険を活用するべきか、正しく判断できます。
・帰省時に車を使用するとき
「一時的に実家の車を借りたい」「帰省する際に別居している兄弟の車を借りる」といったケースでは、家族限定をわざわざ解除する必要があります。このような面倒な契約変更を避けるためにも、気軽に契約できる1日自動車保険の活用が便利です。
・友人や知人の車を交代して運転するとき
交代で運転しながら遠方へ旅行するときなど、1日自動車保険があれば安心です。長距離ドライブは交代で運転することが多いため、1日自動車保険に加入しておけば、いざという時に運転できます。「少しだけだから」と、補償対象外の方が運転してしまうケースが少なくありません。非常にリスクが大きい行動ですので、必ず補償対象の方が運転しましょう。
■1日自動車保険で事故を起こしてしまったら?
ここまで、もしものときのために、1日自動車保険に加入するべきというお話をしてきました。しかし、運転手が人間である以上、事故を起こしてしまう可能性は0ではありません。加害者、被害者どちらのケースでも、リスクを最小限に抑えるために、補償内容を充実させることが安心につながります。保険会社ごとにさまざまな1日自動車保険のプランがありますので、費用面と補償内容を天秤に掛けながら検討しましょう。1日自動車保険は、数百円で加入できる、対人・対物賠償責任保険や、対物超過修理費特約が付帯したプランがベースになります。さらに、ロードアシスタントや単独事故での補償、弁護士費用までセットされた、プレミアムプランまで各社さまざまなラインナップです。充実したプランでも、費用は2,000円~3,000円程度ですので、1日だけであれば選んでも損はありません。
まとめ
車を持っていない方でも、意外と運転するシーンは多いものです。「少しだけだから」という安易な気持ちで、人生を棒に振るのはやめましょう。便利な1日自動車保険を活用し、安全なカーライフを楽しみましょう。
自動車保険に関するご相談は、こちらからどうぞ。
筆者プロフィール
moto
1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。