タイミングが重要。自動車保険を見直しする適切な時期とは？

「保険料を安くしたい」「補償内容を見直したい」という方は、契約中の自動車保険を見直してみましょう。「家を購入した」「家族が増えた」「子供が免許を取った」といったライフスタイルの変化に応じて、満足度の高い補償内容に変更できます。しかし、現在契約中の自動車保険を途中解約する場合は、以下の点に注意しましょう。

■保険の契約期間中は、解約返戻金の有無に注意

年払い（一括払い）の自動車保険を見直す際、途中解約になる場合は、解約金返戻金が月割りの金額より少なくなります。自動車保険を1年未満で解約した場合、保険会社の短期率（返還保険料を試算するための係数）を掛け合わせて算出します。解約返戻金は、毎月支払っていた保険料を下回る可能性があるため、事前に保険会社に確認しておきましょう。保険会社によっては、原則、解約返戻金がないケースもありますので、見直し前に確認しておきたいポイントなのです。

「保険を見直したい・・・」と漠然と思っている方や、「保険を見直して生活費を抑えたい」といった方など、保険を見直す理由はさまざまです。保険の見直しを検討していない人でも、「子供が生まれた」「子供が免許を取った」「通勤で車を使わなくなった」といったように、ライフスタイルの変化が見直しのポイントです。契約内容が切り替わる更新時期も、保険の見直しをするチャンスです。ではさらに、保険の見直しをするのにベストなタイミングを次の項で解説します。

■家族構成が変わった

自動車保険は、補償の対象となる人を限定することで、毎月の保険料が安くなる仕組みです。例えば、「子供が免許を取って車を使用する」「子供が別居して使わなくなった」といったように、家族構成が変わったときに見直しができます。

■年齢条件が変わった

自動車保険は、運転する人の年齢が高くなるにつれて、保険料も安くなります。反面、事故を起こしやすい、10代～20代は、保険料を高く設定しています。年齢に限らず運転ができる、全年齢補償はもっとも保険料が高いプランですので、運転する家族の年齢に応じて見直しをしましょう。

■車の利用目的が変わった

契約時の利用目的によっても、保険料は変わります。保険料が高い順に、「業務使用」「通勤・通学使用」「日常・レジャー使用」となります。転職や転勤などで、通勤に車を使用しなくなった場合は、日常・レジャー使用にすることで、毎月の保険料を減らすことが可能です。

■車両保険の必要性がなくなった

新車時に、万が一の事故に備えて、車両保険に加入している人は少なくありません。しかし、購入した車は、時間の経過とともに車両評価額が下がります。そのため、ローンの残高や車両の市場価値を判断して、保険の見直しを行いましょう。

■特約の必要性がなくなった

自動車保険は、対人・対物以外にも、先ほどの車両保険など、さまざまなトラブルに対しての補償があります。バイクを運転する方向けのファミリーバイク特約や、ゴルフや釣りといったレジャーでの事故に対する補償があります。趣味の変化などで、特約が必要なくなるケースがありますので、不要になった場合は解約しておきましょう。