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酸性雨からボディーを守る!雨に強いカーコーティングとは?

 
酸性雨からボディーを守る!雨に強いカーコーティングとは?

酸性雨に強いカーコーティングとは?

カーコーティングは見た目だけでなく、酸性雨からボディーを守ります。カーコーティングを施工すると、雨による悪影響を最小限に抑えるのです。今回は、最適なカーコーティングの選び方を解説します。

目次

酸性雨から愛車を守る!カーコーティングの必要性を解説

酸性雨から愛車を守る!カーコーティングの必要性を解説

酸性雨から愛車を守るためには、カーコーティングの施工が効果的です。「ただの雨でしょ?」と思うかもしれませんが、酸性の強い雨は、ボディー表面に悪影響を及ぼします。特に酸性雨は、梅雨時期や秋口に降りやすいので、注意が必要です。さらに、車のボディー表面に付着した鳥の糞や、虫の死骸が付着した状態で酸性雨が降ると、酸化が進行します。そのため、酸性雨からボディーを守るためにも、カーコーティングで保護しましょう。カーコーティングを施工することで、ボディー表面に酸性雨が残りづらく、雨上がりのメンテナンスも楽になります。

■そもそもカーコーティングを施工するメリットとは?

車のボディーにカーコーティングを施工すると、塗装面に薄い被膜を形成します。これによってボディーに汚れや傷がつきにくくなり、紫外線からのダメージも防げるわけです。さらに水はけが良くなるため、洗車がしやすいというメリットもあります。車をきれいな状態に保つためには、カーコーティングの施工が欠かせないのです。

カーコーティングの種類は撥水タイプと親水タイプの2つ

カーコーティングの種類は撥水タイプと親水タイプの2つ

酸性雨から愛車を守るためには、適切なカーコーティングの選び方が重要です。カーコーティングの種類は、「撥水タイプ」と「親水タイプ」の2種類に分けることができます。結論、どちらも酸性雨から塗装面を保護する効果があります。しかし、仕上がりに大きな違いがありますので、車の使用方法や、保管状況で検討しましょう。さらに、施工したカーコーティングの違いで、水の弾き方も変わります。水弾きの好みで選ぶのも一つの手です。

■撥水タイプの特徴

カーコーティングと聞いてイメージするのが、鏡面処理されたボディーの表面を、コロコロと水玉が落ちるシーンではないでしょうか?撥水タイプのカーコーティングは、見た目と水弾きの満足度が高い施工方法です。水弾きが非常に良いため、洗車時の拭き上げが楽になるというメリットもあります。撥水タイプのカーコーティングは、見た目のきれいさだけでなく、洗車の時短効果まであるのが魅力といえるでしょう。ただし、水玉になる性質から、ボディーに付着したまま放置するのは禁物です。雨上がりや、洗車後の水玉を放置すると、ウォータースポット・イオンデポジットの原因になります。仕上がりの美しさと、水弾きの良さから、人気のあるコーティングではありますが、手入れに気を使う点も併せて覚えておきましょう。

※イオンデポジット:酸性雨や水道水のカルキなどが、シミとなってボディーに付着する現象。

※ウォータースポット:水滴がレンズの役目となり、ボディーの表面を焼いてしまう現象。

<撥水タイプが最適なケース>

・屋内の駐車場を利用している人
・こまめに洗車をする人
・洗車の拭き上げを楽にしたい人
・鏡のような美しい輝きを求める人

■親水タイプの特徴

親水タイプのカーコーティングは、ボディーに水を掛けると、ゆっくり水が引いていくタイプのコーティングです。撥水コーティングとは違い、水玉にはなりません。水玉がボディー表面に残らないため、ウォータースポット・イオンデポジットが付着しづらい特性があります。見た目にはべたっとした質感になりますが、親水コーティングの膜を形成すると、雨と一緒に付着した汚れを洗い流す効果もあります。撥水コーティングやワックスのように、目に見える水弾きがないため、好みの分かれるコーティングといえます。ただし、「雨で汚れを落とす」「雨上がりの手入れのしやすさ」という特徴を考えると、親水タイプは雨に強いコーティングといえるでしょう。

<親水タイプが最適なケース>

・屋外の駐輪場を利用している人
・頻繁に洗車をしない人
・黒や濃色の車に乗っている人
・ウォータースポットやイオンデポジットのリスクを軽減したい人

カーコーティング後のメンテナンスは必要?

カーコーティング後のメンテナンスは必要?

酸性雨に強いカーコーティングですが、施工後の手入れも重要です。簡単な心掛けで、愛車の輝きを長持ちさせられます。雨に強いボディーを手に入れるため、カーコーティング後のメンテナンスも行いましょう。

■油断大敵!車の雨染みと水垢を防ぐ方法とは?

カーコーティング後のメンテナンスで、特に気をつけたいのが、雨上がりにつきやすい雨染みです。酸性雨の影響もあり、水滴をボディーに放置したままにすると、雨染みや水垢の原因になります。雨に強いボディーを保つためにも、カーコーティング施工後は、以下の点に注意しましょう。

・定期的に洗車をする

カーコーティングを施工した場合でも、定期的な洗車は必要不可欠です。雨染みや水垢をカーコーティングの被膜に付着させないために、適度に洗車を行いましょう。特に黒系や濃色のボディーカラーの場合は、雨染みや水垢を放置する時間が長いほど、塗装面を浸食します。

・ボディーカバーを使用する

屋外の駐車場を利用している方は、ボディーカバーを使用することで、酸性雨や紫外線からボディーを守ります。完璧に雨染みや水垢を防ぐためには、ボディーを風雨にさらさない工夫が必要です。ただし、ボディーカバーを使用する場合は、ボディーに擦れて傷がつきやすいため、裏地つきのものを選びましょう。

・洗車後や雨天後に水分をしっかり拭き取る

酸性雨に限らず、洗車後の水滴もきちんと拭き取りましょう。水道水にはカルキ(カルシウム分)が含まれるため、付着しまま放置すると、塗装面にシミとして残ります。

まとめ

まとめ

酸性雨をボディーから守るためには、カーコーティングの施工と、日頃のメンテナンスが大切です。一口にカーコーティングといっても、大きく分けて撥水タイプと親水タイプに分けられます。駐車場の状況や、手入れの頻度に応じて使い分けましょう。
カーコーティングに関するご相談は、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

moto

1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。

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