車のコーティングに傷消し効果はある？おすすめはどれ？

うっかり車に入ってしまった傷を、リペアではなく、コーティングで消そう思う人は少なくありません。しかし、どんな傷でもコーティングで消せるわけではありません。「剥がれてしまった塗装面」「下地にまでおよぶ深い傷」「遠くでも分かる傷」など、コーティングでは消せない傷もあります。結論、「コーティングでどんな傷も消せる？」に対する答えは「NO」ですが、傷の程度によっては消せる（目立たなくする）というのが、車のコーティングの効能といえます。では、具体的に、コーティングで消せる傷と、消せない傷を以下に掲載いたします。車に傷が入ってしまったときの、コーティングを検討する判断基準となります。

■コーティングで消せない車の傷

・電柱や縁石にぶつけた損傷の大きい傷
・塗装が剥がれている傷
・下地まで見えている傷
・つめで引っかかる傷

■コーティングで消せる（目立たなくする）車の傷

・水や手でこすれば落ちる傷
・洗車の拭き上げ時についた薄い磨き傷
・洗車機の磨き傷

上記のような薄くついた傷であれば、コーティングをすることによって、小さな傷に被膜が入り込み、光の加減で目立たなくなります。特に、被膜の強度と耐久性のあるガラスコーティングを施工すれば、使用条件によるものの、2～3年効果が持続します。

どんなに大切に車を扱っていても、日常生活で使用していれば、小さな傷はついてしまうものです。致命傷になる傷を未然に防ぐためにも、ガラスコーティングで車全体を保護し、傷がつきづらいボディーに仕上げましょう。あらかじめ高強度のガラスコーティングを施せば、塗装面までダメージはいかず、ガラスコーティング表面が傷つくだけになります。ガラスコーティングは施工費用が高くなりますが、カーワックスやポリマーコーティングなどは、傷に対しての強度が弱いため、ガラスコーティングの施工をおすすめします。ただし、ガラスコーティングの中にも、外的なダメージに弱いコーティング剤がありますので、まずはコーティングのプロに相談することが望ましいといえます。安くコーティングを済ませようと思うと、ご自身で施工したほうが安く済みます。しかし、初心者の方が施行すると、傷消し効果が半減したり、保護効果が持続しないなどの弊害があります。より確実に、車に傷がつきづらいコーティングを施すためには、コーティングのプロに依頼することが賢明です。