自動車保険に加入する時の必要書類は、これ！

手続きにはどんな必要書類があるのか、とは申しましたが、実は自動車の登録のように、役所に行って何か書類をもらわなければならないといったことはありません。大事なのは保険の契約書ではないでしょうか。

一番の必要書類である自動車保険の契約書。ここには、ドライバーがどんな人で、どの自動車に関する保険なのかといったことが書かれています。特約もどんな内容になっているか。また、それぞれの保証限度額はいくらなのか。その自動車に乗った人、契約者のドライバー以外、だれが乗ることまで想定して保険を組み立てるか。この必要書類には年間の走行距離も盛り込まれているかもしれません。

最近では自転車に乗っていたときに事故を起こしてしまった場合や、そうしたトラブルで弁護士さんをお願いした際の費用が特約として含まれるものも少なくありませんね。そうした内容がすべて盛り込まれており、まさに一台ごとにオーダーメードで構成されていると言ってもいいものなのです。

ですから、自動車保険の契約は、しっかりとこの内容を決めた上で、開始日（納車日と同じケースが多い）を明確にし、支払いをどのようにするかなどを確定しておかなければいけません。

そのためには、その自動車を運転し始める前に、全ての手続きが完了していることが大切です。自動車保険は入りますという意思表示があれば、例えば最悪納車の後で手続きとなってしまっても、無保険状態ではなくなることが一般的です。しかし、内容が確定しませんから、保険が下りなかったり、万が一の場合に余計に時間がかかったりする場合もあります。最初にあいまいなままスタートしていると、保証されると思っていたことが実は対象外だった、などということもないとは言えません。

入っているかどうかに加えて、どんな条件になっているか。それを確定するのも契約書の意味合いだったりします。ですから、しかるべき期日までに、署名捺印をしておく。これは実はとっても大切なことなのです。自分のリスクを回避するという意味では、この内容をフィックスさせた契約書。これが一番の必要書類と言えるかもしれません。

保険に加入した後の必要書類、というものはないのですが、必要書類の話で大事だと思うことは「日頃の運転そのもの」だということです。具体的には、私たちの日頃の運転の履歴自体が、保険にはしっかりと影響しているということです。日々の安全運転の積み重ね。「履歴」とでもいいますか、「無事故の積み重ね」と言ってもいいかもしれません。そうしたことも記録ですから、よく注意していかねばならないと思うのです。

保険手続きや、割引率を上げることが主目的ではありません。そして、ひとたび事故に遭えばケガや命の危機に直面することさえあるのですから、保険は「あんなに払って無駄だなあ」くらいでちょうどいいのです。

それでも残念ながら事故に遭ってしまった場合、威力を発揮してくれるのが自動車保険なのですね。でも、その程度の重さの如何にはかかわらず、事故の履歴はなかったことにはならないのです。もちろん起こした本人、ドライバーの精神的なショックは大きいもの。そんなことはわかっているよといれるかもしれません。

最近では一ヶ月に一万キロ以上自動車を運転することも珍しくなくなった筆者も、毎日新鮮な気持ちで、十分に注意して運転するようにしています。事故を起こしてしまえば、何年間無事故だった、とか、普段はこんなはずではなかったのだが、と言っても始まりません。だからこそ大切なのが、実は保険に加入した後の心構え。違反と言っても免許証の裏に書かれることがある程度ではありましょうが、この「記録」と「心構え」も、自戒の意味も込めて、自動車保険に入る上での大切な必要書類に加えておきたいと思います。

コスモのサービスステーションでも保険の扱いがあります。手続きに必要な書類などについても気軽に質問してみてはいかがでしょうか。手続きの際の見積もり、署名捺印なども、その場でできたりすればより簡便ですね。是非問い合わせてみましょう。
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