レンタカーでマニュアル車は借りられる？

■車には、「マニュアル車」と「オートマ車」がある
車には、「マニュアル車（MT車）」と「オートマ車（AT車）」の2つの種類があると聞いたことがあります。「マニュアル車」と「オートマ車」というのは略称であり、正式な名称はそれぞれ「マニュアルトランスミッション」、「オートマチックトランスミッション」というそうです。


では、「トランスミッション」とは一体何なのでしょうか。調べてみたところ、トランスミッションとは変速機のことをいうとわかりました。トランスミッションは、サイズの異なる複数の歯車などから構成されており、その歯車の組み合わせを変えることによってタイヤの回転数や回転する力を調整しているようです。

マニュアル車は、この変速機を手動（＝マニュアル）で操作する車のことをいいます。マニュアル車には1～5の数字が書かれたシフトレバーがついており、例えば、発進するときはギアを1に入れておきますが、エンジンの回転数が上がるごとに2、3…とギアを上げていきます。
一方、オートマ車は、このようなギアチェンジを自動（＝オートマチック）で行ってくれます。そのため、オートマ車の場合は運転中にシフトレバーを操作することはほとんどありません。

■マニュアル車の運転、なんだか難しそう…
マニュアル車とオートマ車では、運転中にギアチェンジをするかどうかという大きな違いがあります。私が子どものころ、祖父の運転する車に乗せてもらったことがありますが、その車はマニュアル車で、走行中に祖父が左手でシフトレバーを器用に操作しているのを見て、「運転って難しそうだな」と感じた記憶があります。

また、マニュアル車はギアチェンジが複雑なだけでなく、発進の際にクラッチペダルを使用する点もオートマ車と異なっています。学生のころ、マニュアル車を運転する友達とドライブしているとき、友達が発進に失敗してエンストしているのを見たことがあります。私はオートマ車しか運転したことがないのですが、オートマ車でエンストを起こすことはまずないので、「マニュアル車って大変そう」と感じました。

このように、運転が難しそうなマニュアル車ですが、メリットもあるようです。一般的に、車の本体価格はオートマ車よりもマニュアル車のほうが安く、しかも、マニュアル車は構造がシンプルなので故障しにくいといわれています。また、マニュアル車を運転する人に話を聞くと、「自分で車を操作している感覚が楽しい」と聞くこともあります。

レンタカー店によってはマニュアル車をレンタルすることも可能です。ただし、お持ちの免許証がオートマ車限定の場合は、マニュアル車を運転することはできないのでご注意ください。また、レンタカー店が保有するマニュアル車はオートマ車よりずっと少ないので、必ず予約をするようにしましょう。

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