「わ」ナンバーじゃないレンタカーはあるのでしょうか？

車の前後に取り付けられているナンバープレート。実は、ナンバープレートには車を識別するためのさまざまな情報が記されているといいます。まずは、ナンバープレートの見方をご紹介します。

■ナンバープレートの色からわかること

私の車のナンバープレートの色は、白地に緑色の文字。でも、車を運転していると、緑地に白い文字や黄地に黒い文字など、白地に緑色の文字じゃないナンバープレートを見かけることもあります。こういったナンバープレートの色は、以下のように、車が普通自動車か軽自動車か、自家用車か事業用車かによって変わります。
自家用普通自動車：白地に緑色の文字
事業用普通自動車：緑地に白い文字
自家用軽自動車：黄地に黒い文字
事業用軽自動車：黒字に黄色い文字

■ナンバープレートの地域名は？

ナンバープレートの上段には、地域名がかかれています。この地域名は、車の管轄の運輸支局または自動車検査登録事務所を示しています。そのため、もし、引っ越しなどにより管轄の運輸支局が変わったら、ナンバープレートの変更を行う必要があります。

■ナンバープレート上段の数字で何がわかる？

ナンバープレートの上段には3桁までの数字がかかれています。この数字は、「分類番号」と呼ばれています。では、分類番号にはどのような意味があるのでしょうか？

調べてみたところ、分類番号は、車の種別を示しているということがわかりました。例えば、この分類番号が「1」から始まる車は大型トラックなどの貨物自動車、「4」から始まる車はバンなどの小型貨物自動車、「5」から始まる車は小型の乗用自動車であることを示します。

■ナンバープレートに書かれたひらがなにも意味がある

ナンバープレートの下段左には、ひらがなの文字がかかれています。このひらがなには、車の用途を区分するという役割があります。普通自動車の場合、自家用車には「さ・す・せ・そ・た・ち・つ・て・と・な・に・ぬ・ね・の・は・ひ・ふ・ほ・ま・み・む・め・も・や・ゆ・ら・り・る・ろ」の29文字、事業用の車には「あ・い・う・え・か・き・く・け・こ・を」の10文字が使われています。

ところで、ひらがなの中にはナンバープレートに使用されない文字もあります。例えば、「お」は、「あ」や「す」などほかのひらがなと見間違えやすく、しかも「を」と発音が同じであるため使用されないのだとか。また、死をイメージさせる「し」や、屁をイメージさせる「へ」、発音しづらい「ん」もナンバープレートには使用されないそうです。

■大きく書かれた数字は「一連指定番号」

ナンバープレートの下段に大きく書かれている数字は、「一連指定番号」と呼ばれています。一連指定番号は、「・・-・1」～「99-99」までの9999通りしかないので、「ほかの車のナンバーと被ってしまうんじゃないの？」と思う人もいるかもしれません。ですが、車のナンバーは、この一連指定番号だけでなく、分類番号やひらがななどとの組み合わせによってできているため、実際には全く同じナンバープレートを使用している車が2台以上存在することはありません。

車のナンバープレートには、さまざまな情報が詰まっています。レンタカーの場合、基本は「わ」ナンバーとなっていますが、一部、「わ」じゃないナンバーの「れ」ナンバーも存在します。レンタカーを借りるときは、ナンバープレートのひらがなに注目してみるのもおもしろそうですね。

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