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バンパーのへこみ修理は自分でできる?

バンパーのへこみ修理は自分でできる?

バンパーのへこみは自分で修理できる?

バンパーのへこみは、自分で修理できるのでしょうか?自分でバンパーの修理を行えば、修理費用を抑えられます。今回の記事では、バンパーのへこみを自分で修理する方法を紹介します。

目次

自分でバンパーのへこみを修理する方法

自分でバンパーのへこみを修理する方法

バンパーの小さなへこみや、目立たない箇所のへこみの場合などは、自分でも修理できます。自分で修理すれば、修理費用を抑えられますので、業者に依頼する前にDIYを検討してみましょう。

■バンパーの裏から叩く

柔らかい樹脂素材のバンパーは、裏側から押すだけで元通りになるケースもあります。まずは、樹脂製やゴム製の柔らかいハンマーで軽く叩いてみましょう。金属製のハンマーは、強く叩きすぎると、バンパーが割れてしまうので注意が必要です。軽く叩いて元通りにならない場合は、次に紹介する方法を試してください。

■ドライヤーで温める

バンパーは樹脂素材でできているため、へこみ箇所をドライヤーで熱すると柔らかくなります。ドライヤーでへこみ箇所を温め、裏側から優しく押し出します。温めたバンパーは素手で触ると火傷するため、軍手などを着用して作業しましょう。スピーディーに作業したい場合は、ヒートガンを使用すると効率的に修理できます。へこみ箇所が元通りになったら、冷やして元の硬さに戻しましょう。

■修理キットを使う

小さなへこみであれば、市販の修理キット(デントリペアキット)を使うのもよいでしょう。修理キットには、吸盤でへこみ箇所を引っ張り出すツールが含まれています。バンパーを温めてから修理キットを使用すると、引っ張りやすくなります。ただし、引っ張りすぎると出っ張りすぎて見た目が悪くなるため、注意してください。

■パテでへこみを埋める

バンパーのへこみ箇所を引っ張り出すのではなく、パテで埋めてしまう方法もあります。カー用品店などでは、パテやサンドペーパーがセットになったキットが売られています。パテでへこみを埋めたら、サンドペーパーで磨いて平らに整えます。最後に塗装する工程がありますが、目立たない箇所であれば有効的な修理方法です。

■中古バンパーを取り付ける

へこみを修理するのではなく、バンパーごと交換してしまうのも一つの手です。中古バンパーを安く購入すれば、業者で修理するよりも安くなる可能性があります。中古パーツ専門店や、オークションサイトを活用して仕入れましょう。ただし、「カラー」「年式」「グレード」などの条件が合うものを探す手間が発生します。

バンパーのへこみを修理する流れ

バンパーのへこみを修理する流れ

バンパーを本格的に修理する流れは、以下の通りです。DIYの場合も、業者に依頼する場合も、基本的には同じ流れとなります。へこみだけでなく、傷もついてしまった場合はお試しください。

・板金作業

先ほど紹介した方法で、バンパーのへこみ箇所を引っ張り出します。滑らかに引っ張り出すために、修理箇所を温めておくと作業しやすくなります。必要に応じて、バンパーの裏側からハンマーで叩きましょう。へこみにすり傷がある場合は、へこみを引っ張り出した後にサンドペーパーで削ります。

・パテ作業

すり傷の修理を行った場合は、パテで傷を埋めましょう。ヘラで丁寧にパテを塗り終えたら、しっかりと硬化するまで乾燥させます。パテが完全に硬化したら、サンドペーパーで滑らかになるまで磨きます。その際、粗めのサンドペーパーから徐々に目の細かいものに変えていくと、綺麗に仕上がります。

・塗装

へこみや傷を修復したら、ボディーカラーと同じ色の塗料を吹きます。DIYであれば、市販の車専用のスプレーで塗装します。業者の場合は、車種ごとのボディーカラーを調色し、実車に合わせて塗装します。

・磨き作業

塗装が完全に乾いたら、仕上げの磨き作業に入ります。コンパウンドを使用して、小傷を消しながら塗装面を整えます。

自分でバンパーの修理ができるへこみとは?

自分でバンパーの修理ができるへこみとは?

どのようなへこみなら自分で修理可能なのでしょうか? ここではDIYで修理できるへこみについて解説します。無理に自分で修理しようとして、状況が悪化してしまうケースが多々あります。自分で修理できる目安を参考に、DIYにチャレンジするか業者に依頼するか検討しましょう。

■自分で修理できるへこみの目安

自分で修理できるかの目安は、以下の基準を参考にしてください。自分で修理して失敗すると、見た目が悪くなるだけでなく、修理費用が増える可能性もあります。

・へこみの深さが数mm程度
・へこみの外径が10cm以下
・塗装が割れていないこと
・へこみが滑らかであること

■自分で修理できない傷は専門業者に相談

バンパーのへこみの修理は、以下の業者に相談できます。自分で修理するよりも、圧倒的に綺麗になります。費用は割高になりますが、確実に綺麗に修理したい方は、業者に依頼しましょう。

・板金塗装業者
・ディーラー
・カー用品店
・ガソリンスタンド

業者を選ぶ基準は、費用だけでなく、仕上がりや代車のサービスといった点を踏まえて検討しましょう。その際、実際に足を運んで相見積もりを行うことで、比較しやすくなります。

まとめ

まとめ

バンパーのへこみを自分で修理するには、今回紹介した方法で可能です。しかし、専用の道具やコツが必要です。自分で修理する自信がない方は、コスモのサービスステーションにご相談ください。
キズ・ヘコミに関するご相談は、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

moto

1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。

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