タイヤ販売・取付
2023.04.13
ホイールの「J」という単位の意味とは?
ホイールのJにはどんな意味がある?
ホイールを購入する際、ホイールサイズの表記を確認すると「J」という単位を目にすることになります。この「J」の意味を理解しないまま購入すると、お目当てのホイールが装着できない、というトラブルに発展してしまうかもしれません。本記事では、ホイールを選ぶ際のポイントを解説します。
ホイールのJという単位の意味
普段は目にすることはありませんが、ホイール選びをする際に、サイズ表記の中でJという単位を見ることになります。どんな意味があるのか理解している人は多くはないでしょう。ここでは、ホイールのJという単位の意味を解説します。
■Jはフランジ形状を表す単位のこと
ホイールのJとは、フランジ形状を表し、ホイールのもっとも外側に位置する部分のことを指します。タイヤとホイールが接触する部分で、フランジ形状のサイズによって大きく3種類に分けられます。まずは、代表的なフランジ形状の種類を紹介します。
B・・・リム面からフランジ頭頂部の長さが14mm
J・・・リム面からフランジ頭頂部の長さが17.5mm
JJ・・・リム面からフランジ頭頂部の長さが18mm
J数を増やすことで、ホイールの幅が広くなり、見た目がガラッと変わります。直進安定性や、コーナリング時のグリップ力が高まるメリットもあります。例えばリム幅「6J」の場合は、6インチ(152.4m)という意味になります。1インチは25.4cmですので、J数の前の数字に着目しましょう。ホイールサイズをインチアップする際は、見た目のデザインだけでなく、J数を確認することが大切です。
■ホイールサイズの見方
車のホイールサイズは、以下のような数値で表します。ホイールを購入する際の参考にしてください。
【15×6.5J 5 114.3 50】の例
15…リム径
6.5…リム幅(インチ)
J…フリンジ形状
5…ボルト穴数
114.3…ボルトの間隔(PCD)
50…インセット
ホイールを交換する際の注意点とは?
純正以外のホイールに交換する際は、J数とインセットのバランスが大切です。愛車に合ったホイールを選ばないと、フェンダーからホイールがはみ出したり、サスペンションに干渉したりします。走行中に足回りやボディに干渉すると、重大事故につながるため大変危険です。
■インセット数値を確認する
ホイールを変更する際は、先ほど紹介したホイールサイズの見方を参考に、インセットの数値を確認しましょう。ホイールの取り付け面が中心にある状態をゼロセットと呼び、これを基準に考えます。ゼロセットよりもホイールが内側に引っ込むのがインセットで、外側に出るのをアウトセットと呼びます。インセットは数字の前に「+」がつき、アウトセットの場合は「-」がつきますので、一目で分かるようになっています。
ホイールのJ数を増やすメリットとデメリットとは?
ホイールデザインだけで選んでしまい、購入後に後悔する話を耳にします。「ホイールのJ数を増やす=リム幅を広くする」ということですので、タイヤを太くするメリットとデメリットを紹介します。
■J数を増やすメリット
J数を増やし、リム幅を広くすることで、デザイン性のあるホイールを装着できます。デザイン面だけでなく、コーナリング時のグリップ力や直進安定性が増します。純正ホイールは、通常フェンダーの内側に入っていますが、J数を増やせばツライチ(ホイールとフェンダーの面が均一になること)にもできます。このように、足回りのスタイリッシュなカスタムと走行性能のアップがメリットといえます。
■J数を増やすデメリット
J数を増やすことで、タイヤ1本あたりの重量が増しますので、燃費性能が低下します。また、加速性能や静粛性に悪影響を及ぼすことも覚えておきましょう。タイヤの幅を広げず、ホイールを太くする「引っ張りタイヤ」もカスタムで人気があります。しかし、タイヤを引っ張りすぎると、走行中にタイヤが外れるリスクがあります。引っ張りタイヤを行う場合は、タイヤのプロに必ず相談しましょう。J数を増やしたい方は、空気圧チェックや溝の確認など、タイヤの日常点検も欠かさず行いましょう。
■ホイール交換は適合表の範囲内で
J数を適正な範囲内に収めないと、ホイールがフェンダーより外にはみ出したり、ボディに干渉したりします。無理なカスタマイズは、タイヤの寿命を短くするだけでなく、重大な事故につながる可能性もあります。ホイールを選ぶ際は、純正から+1J程度に留めておきましょう。また、自分でホイール選びをする自信がない方は、タイヤのプロに相談しながら選びましょう。適正の範囲内で、愛車にぴったりなホイールをおすすめしてくれます。
まとめ
ホイールのJという単位の意味が分かれば、ホイール選びが楽しくなります。愛車にぴったりなホイールを見つけて、個性のあるカスタマイズを楽しみましょう。タイヤやホイール選びに自信がない方は、お気軽にコスモのサービスステーションにご相談ください。
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筆者プロフィール
moto
1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。