自動車保険
2023.03.17
21歳の自動車保険。補償内容の選び方のコツは?
21歳の自動車保険、どんな補償が必要?
21歳の方が自動車保険に加入する場合、どのような補償をつけるべきなのでしょうか?また、21歳の自動車保険の保険料を安くするには、どうしたらよいのでしょうか?
自動車保険に加入しよう
■自賠責保険では何が補償されるの?
自動車保険には、すべての車に加入が義務づけられている「自賠責保険」というものがあります。自賠責保険では、事故の相手を死傷させてしまったときの損害賠償額が補償されることになっています。自賠責保険の具体的な補償内容とその限度額は次の通りです。
・相手のケガの治療費や休業による損害、慰謝料などの補償(被害者1名につき120万円まで)
・相手に後遺障害を負わせたときの逸失利益(将来発生するはずだった収入を失ったことによる損害)や慰謝料などの補償(被害者1名につき、障害の程度に応じて75万円~4000万円まで)
・相手を死亡させたときの葬儀費用や逸失利益、慰謝料などの補償(被害者1名につき3000万円まで)
■足りない補償は任意の自動車保険で補おう
交通事故を起こして、誰かを死傷させてしまうと、どのくらいの損害賠償額が請求されるかご存じでしょうか?損害賠償額は、事故の相手の年齢や年収、後遺障害の程度などにより大きく異なりますが、過去には1億円を超える損害賠償額が請求されたケースも数多く存在しています。この場合、自賠責保険の限度額を超えた分の金額は、加害者側の自己負担となってしまいます。
また、自賠責保険では、車や建物などを破損させたときの損害賠償額や、自分の車に乗っていた人のケガの治療費などは一切補償されません。
これらの補償を受けるには、「任意保険」への加入が必要です。車を所有し始めたら、自賠責保険だけでなく、必ず任意保険にも加入するようにしましょう。
21歳の自動車保険の補償内容はどう選ぶ?
21歳の方が任意の自動車保険に加入する際は、どのような補償が必要なのでしょうか?また、どうすれば保険料を抑えられるのでしょうか?
■任意保険で必ずつけておきたい補償とは?
補償内容とその限度額があらかじめ決められている自賠責保険とは異なり、任意保険の補償内容と限度額は契約者自身が選択することになっています。一般的に、「対人賠償」と「対物賠償」、「人身傷害」は必ずつけておくべき補償だといわれています。
「対人賠償」は、自賠責保険と同様に、事故の相手を死傷させたときの損害賠償額を補償するもの。自賠責保険の補償の限度額は最大でも数千万円となっていましたが、任意の自動車保険では限度額を「無制限」とすることができるので、損害賠償額が高額になってしまっても安心です。
「対物賠償」は、事故で他人の物を破損させたときの修理費などを補償するものです。対物賠償も、対人賠償と同様、限度額を「無制限」としておくことをおすすめします。
「人身傷害」は、自分や同乗者のケガの治療費や休業による損害を補償するものです。人身傷害には、乗車中の事故のみ補償の対象となる「車内のみ補償型」と、歩行中の事故でも補償の対象となる「車内+車外補償型」があります。21歳という年齢は、30~40代と比べると自動車保険の保険料が高めになる傾向があるため、保険料を抑えるには「車内のみ補償型」を選ぶとよいでしょう。なお、補償の限度額は3000万円~5000万円を選ぶのが一般的です。
■車両保険をつけておけば、車が破損したときでも安心
自動車保険の「対物賠償」では、他人の車や物の修理費は補償しますが、自分の車の修理費は補償の対象外となります。「自分の車の修理費の補償が欲しい」という場合は、「車両保険」をつけましょう。
ただし、車両保険をつけると、保険料は数万円程度高くなります。「車両保険はつけたいけれど、保険料は抑えたい」というときは、「エコノミー型」の車両保険をつけるのがおすすめ。エコノミー型にすると、当て逃げや単独事故などは補償の対象外となりますが、その分だけ保険料を節約することができます。
■21歳になったら、年齢条件を「21歳以上」に変更しよう
自動車保険には、運転する人の年齢を制限することで保険料を割り引くしくみがあります。これを、「年齢条件」といいます。年齢条件には、「21歳以上補償」「26歳以上補償」「30歳以上補償」などがあります。
運転する人の年齢が21歳未満の場合は、最も保険料が高い「年齢問わず補償」を選ぶしかありませんが、21歳を迎えたら、年齢条件を「21歳以上補償」にすることで、保険料の割引きを受けられます。21歳になったら、忘れずに年齢条件の変更を行いましょう。
まとめ
任意の自動車保険に加入する際、必ずつけておくべき補償は、対人賠償・対物賠償・人身傷害です。
自動車保険の保険料が高くなりがちな21歳でも、人身傷害を「車内のみ補償型」にしたり車両保険を「エコノミー型」にしたりすることで、保険料を抑えることができます。また、21歳になったら、自動車保険の年齢条件を「21歳以上補償」に変更することで、保険料の割引きを受けられます。ぜひ参考にしてみてください。
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筆者プロフィール
imarina
ライター。1987年生まれ。広島大学教育学部卒業後、教育現場で勤務しながらフリーライターとして旅行、暮らしなどに関する執筆を手がける。
趣味は旅行とアウトドア。現在の愛車は、トヨタ・パッソ。