タイヤ販売・取付
2023.03.15
どんな意味がある?タイヤのサイドウォールの見方を解説
タイヤのサイドウォールにはどんな役目がある?
タイヤの側面(サイドウォール)を確認すると、メーカー名の他に英数字が刻印されています。これらには、どんな意味があるのでしょうか?本記事の中では、タイヤのサイドウォールの見方と役割を解説します。
タイヤのサイドウォールとは?
タイヤは、車の部品の中でも唯一路面に接しているため、安全にも大きく影響します。今回解説するサイドウォールは、もっとも目立つ部位であるものの、その役割を理解している方は多くありません。まずは、タイヤのサイドウォールの役割についてご紹介します。
■サイドウォールは路面からの衝撃を吸収する役目がある
タイヤのサイドウォールは、メーカー名やタイヤサイズが刻印されており、走行中の衝撃を緩和する役目があります。サイドウォールはもっとも変形する部位であるため、カーカスと呼ばれるコード状の繊維層で保護されています。カーカスがタイヤ全体の骨組みとなり、かつ路面状況に応じて伸縮することで、衝撃を吸収して静粛性を保ちます。サイドウォールに柔軟性を持たせることで、コーナリング時でも、トレッド面をしっかりと路面に密着させることができます。
■サイドウォール以外のタイヤの部位とは?
タイヤを構成する部位は、サイドウォール以外にもあります。サイドウォールと同様に、重要な役割を果たしますので、それぞれの特徴についてご紹介します。
・トレッド
トレッドは直接路面に触れる部分のことで、走行性能や排水性能を考慮した溝が切られています。例えば、スポーツタイヤにはグリップ力重視のトレッドパターン、オフロードタイヤには悪路での走破性や排水性を考慮したトレッドパターンを採用します。各メーカー独自の工夫が施されているため、タイヤの中でもグリップ力や静粛性などに大きく影響する部位となっています。
・ショルダー
その名の通り、タイヤの肩にあたる部分をショルダーと呼びます。内部の部材を保護する役目や、走行中に路面との摩擦で発生する熱を放出する役割があります。なで肩タイプをラウンドショルダーと呼び、いかり肩をスクエアショルダーと呼びます。
・ビード
ビードは、タイヤをホイールのリムにしっかりと密着させる役割があります。タイヤに空気を充填すると、ビードとホイールが固定されます。タイヤの空気が漏れないよう、ビードワイヤーが内部に備わっています。
サイドウォールに刻印されている表記の意味とは?
サイドウォールを見ると、さまざまな英数字が刻印されています。サイドウォールの見方が分かると、タイヤ選びの際に役立ちますので、これを機会に覚えておきましょう。
■刻印の読み方と意味
メーカーによって多少記載方法は変わりますが、主にタイヤのサイドウォールには以下の内容が刻印されています。
・メーカー名
・タイヤの名称
・タイヤサイズ
・シリアル番号
・チューブレス表示
・ラジアル表示
・製造国
・スリップサインマーク
・ローテーションマーク
この中でユーザーが確認しておきたいのが、「タイヤサイズ」「スリップサインマーク」「ローテーションマーク」です。例えば「215/45R17」というタイヤサイズが読み取れれば、タイヤ選びの際に役立ちます。また、三角形のスリップサインのマークが理解できると、タイヤの摩耗限度が限界に達していないか確認できます。ローテーションマークはタイヤの回転方向を示していますので、自分でタイヤの入れ替えを行う方は、必ず理解しておきたいマークとなります。
サイドウォールの傷は修理可能?
もし、サイドウォールに傷がついてしまった場合は、すぐにタイヤのプロに相談する必要があります。なぜなら、そのまま傷を放置することで、走行中にバーストして大事故につながる可能性があるからです。ここでは、サイドウォールについた傷の対処法について紹介します。
■サイドウォールの傷は要注意
通常、サイドウォールは路面と接触することがないため、トレッドのように釘を踏んでパンクすることは稀です。しかし、ひとたび鋭利なものが接触すれば、トレッドより薄いサイドウォールにとっては致命的な傷になります。たとえ小さな傷であっても、走行中にたわむことで傷が広がります。厚みが薄い分、修理ができない部位ですので、サイドウォールのパンクはタイヤごと交換になる点を覚えておきましょう。路面に接してはいませんが、縁石や車止めに接触しやすいので、狭い道路や駐車場では注意が必要です。
まとめ
タイヤのサイドウォールには、メーカー名や商品名だけでなく、タイヤサイズや製造年月日まで刻印されています。刻印されている内容を理解できれば、タイヤ選びの際に役立ちます。もし、タイヤのことで分からないことがありましたら、お近くのコスモのサービスステーションにご相談ください。
タイヤ販売・取付に関するご相談は、こちらからどうぞ。
筆者プロフィール
moto
1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。