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車検に通るリフレクターと通らないリフレクター

車検に通るリフレクターと通らないリフレクター

リフレクターを交換すると車検に通らない?

車の存在を知らせるためのリフレクターですが、ドレスアップ目的で社外品に交換する方もいます。しかし、社外品のリフレクターは車検に通るのでしょうか?リフレクター交換に伴う、車検への影響を解説します。

目次

リフレクターの役割とは?

リフレクターの役割とは?

車のリフレクターは、光を浴びて反射することで、自車の存在を周囲にアピールします。夜間の走行にとても役立つパーツの一つで、安全に走行するためには必要不可欠です。取り付け箇所によって、「前部反射器」「側方反射器」「後部反射器」と呼び方が変わります。道路運送車両法の保安基準の中で、厳密に取り付け方法が義務付けられているパーツの一つです。取り付け箇所ごとの役割や、リフレクターの色味については、以下のような基準があります。

■前部反射器

車の前方に取り付けるリフレクターは、白色と決まっています。主に、牽引される自動車に取り付けます。

■側方反射器

車の側面に取り付けるリフレクターは、リムジンなどの全長が6m以上の車に取り付けます。色は橙色と決まっていますが、尾灯や上側端灯、制動灯と構造上一体型になっている場合は、赤色でも問題ありません。

■後部反射器

すべての車の後部には、リフレクターの取り付けが必須で赤色と決まっています。車種によっては、コンビネーションランプにリフレクターが組み込まれています。

リフレクターの保安基準とは?

リフレクターの保安基準とは?

純正のリフレクターを装着している場合は、特別に気にすることはありません。しかし、社外品のリフレクターを取り付ける場合は、正しく取り付けないと車検に通りません。車検に通らないだけでなく、違法改造として取り締まりの対象となります。ここでは、保安基準に適合する、リフレクターの取り付け位置や形状について解説します。

■前部反射器

前部反射器は、車の最外側から400mm以内に取り付けるよう定められています。高さに関しては、上縁が1.5m以下、下縁が0.25m以上となっています。面積は10?以上、形状は文字や三角形以外であることが求められます。

■側方反射器

側面のリフレクターは、高さ、面積、形状ともに、前部反射器と同じ条件になります。先ほども解説しましたが、リフレクターが尾灯、上側端灯、制動灯などと一体型になっている場合は、橙色ではなく赤色でも認められます。

■後部反射器

後部のリフレクターは、前部反射器や側方反射器と、高さ、面積、形状の条件は同じです。しかし、被牽引自動車の場合は、リフレクターの形状が正立正三角形となります。

※被牽引自動車・・・動力を持たないトレーラーなど、牽引される車両。

LEDリフレクターは車検に通る?

LEDリフレクターは車検に通る?

ドレスアップを目的として、さまざまな社外のLEDリフレクターが売られています。インターネットやオークションサイトなど、手軽に購入して取り付けできることから、カスタムパーツとして人気があります。しかし、自ら発光するリフレクターは車検に通るのでしょうか?ここでは、LEDリフレクターについて解説します。

■車検で発光するリフレクターの取り付けはNG

リフレクターは、反射器としての役割が求められる以上、自ら発光するLEDリフレクターは車検非対応となります。もし、ブレーキランプと連動させている場合は、ブレーキランプとしての保安基準に該当します。配線に手を加えることで、車検時だけ発光しないような対策もできますが、普段は保安基準に適合しない状態で使用することになります。保安基準を満たさなければ違法改造で、公道を走れません。リフレクターのドレスアップを行う場合は、自ら発光しないタイプのものを選びましょう。

■不正な改造は違法改造車扱いになる

LEDリフレクターのように、車検に通らないドレスアップは違法改造となります。道路運送車両法により、30万円以下の罰金か、6ヶ月以下の懲役刑が科せられます。リフレクターの不備によって、即刻摘発されることは稀ですが、15日以内に適合部品に戻すよう、整備命令が出されます。命令に従わない場合、ナンバープレートや車検証を没収され、車を使用できなくなりますので、十分注意しましょう。

■リフレクターの取り付けは車のプロに要相談

社外品のリフレクターをドレスアップで取り付ける場合は、車のプロに相談することをおすすめします。初心者がDIYでリフレクターを取り付けると、保安基準に適合していないことに気づかず、そのまま走行してしまうリスクがあります。車検に精通している業者であれば、車検に適合した取り付け方法を提案してくれますので、確実な取り付けを行いましょう。

まとめ

まとめ

リフレクターは、車の存在を他車に知らせるための大切なパーツです。手軽にカスタマイズできる反面、知らず知らずのうちに違法改造をしてしまう可能性があります。リフレクターのことで疑問がありましたら、コスモのサービスステーションにご相談ください。
車検に関するご相談は、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

moto

1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。

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