車検
2022.12.14
流行りの流れるウインカーは車検に通るの?
流れるウインカーは車検に通るの?
近年流行っている流れるウインカーは、車検に対応しているのでしょうか?一昔前までは、流れるウインカーは違法改造でしたので、車検には通りませんでした。本記事では、流れるウインカーについて解説します。
車検に通る「流れるウインカー」とは?
通常のウインカーの点滅とは違い、流れるウインカー(シーケンシャルウインカー)は、内側から外側に向かって光ります。正式名称を「連鎖式点灯方向指示器」と呼び、2014年までは違法改造として取締りの対象でしたが、法改正によって日本でも使用できるようになりました。しかし「車検対応」「保安基準適合品」と謳っている製品でも、取付方法次第では車検に通らない可能性があります。まずは、車検に通る、流れるウインカーについて詳しく解説します。
■点灯は水平方向のみ
流れるウインカーは、内側から外側に向かって水平方向に点灯する必要があります。ミニバンのような縦長タイプのテールランプでも、縦方向に点灯することは認められていません。また、ウインカーの点灯は左右対称でなければなりません。
■点滅周期は毎分60回以上、120回以下
ウインカーの点滅周期は、毎分60回以上、120回以下という決まりがあります。さらに、フロントウインカー、サイドウインカー、リアウインカーのすべてがシンクロしなければなりません。車検対応品でありながら、車検に通らないケースとして、これら3種のウインカーがシンクロしていない、ということがあります。
車検に通らない流れるウインカーとは?
ここでは、車検に通らない流れるウインカーの特徴を詳しく解説します。保安基準に適合しないと、不正改造とみなされますので、違反した場合は6ヶ月以下の懲役、または30万円以下の罰金となります。流れるウインカーを装着する際は、十分注意しましょう。
■ウインカーが点滅しない
LEDウインカーが1つでも点滅しないと、車検には通りません。
■ウインカーの点滅回数が早い or 遅い
ウインカーの点滅周期が毎分60回以上、120回以下と定められているため、点滅回数は早すぎても遅すぎてもいけません。ウインカーが遅すぎる場合は、リレーの不具合の可能性があります。ウインカーが早すぎる場合は、LEDウインカー自体の抵抗値不足が考えられます。
■他のウインカーと点滅周期が違う
フロントウインカー、サイドウインカー、リアウインカーのすべてのウインカーが同じ点滅周期でなければなりません。流れるウインカー用ではないリレーを使用する場合は、専門的な知識が必要となります。
■水平方向に点滅しない
流れるウインカーは、内側から外側に向かって水平方向の点灯のみ認められています。曲がる方向へ点灯しなければなりませんので、外側から内側に向かって点灯するのはNGです。また、縦長タイプのテールランプであっても、同様に水平方向のみ認められています。
■ウインカーの取り付け位置
ウインカーの取り付け位置には、以下のような規定があります。流れるウインカーを後付けする際は、純正の位置のままカスタムしましょう。
・ウインカーの上縁部の高さが2.1m以下
・ウインカーの下縁部の高さが0.35m以上
・ウインカーの最内縁の左右間隔が600mm以上
・車の最外側からウインカーの最外縁の距離が400mm以内
■レンズのひび割れ
ウインカーのレンズにひび割れがあると、車検に通らない可能性が高くなります。ひび割れに明確な基準はなく、車検場の検査員の判断になりますので、ひび割れがある場合は交換か修理をしておきましょう。
■ウインカーが明るすぎる
昼間に100m離れた位置からウインカーの点灯が確認でき、周りに迷惑とならない明るさが求められます。前後のウインカーは15W~60W、サイドウインカーは10W~60W以下と決まりがありますので、明るくなりすぎないようにしましょう。
■ウインカーの色
流れるウインカーに限らず、ウインカーの色は橙色(オレンジ色)という決まりがあります。クリアレンズの場合は、色味に注意しましょう。
縦長のテールランプは要注意
ミニバンに多い縦長のテールランプは、ドレスアップ目的で販売されている、流れるウインカーの取り付けに注意が必要です。縦長のテールランプを流れるウインカーに変更したい方は、以下の点に気をつけましょう。
■車検対応品でも通らない可能性がある
社外品として、車種ごとに販売されているウインカーの後付けキットは、車の専門業者に取り付けを依頼しましょう。「車検対応品」と書いてあっても、何種類もの点灯パターンがプログラミングされているキットもあります。そのため、素人が縦長のテールランプに後付けキットを取り付けると、車検場で上下方向に流れていると認識されるケースがあります。車検対応品であっても、テールランプの形状によっては不合格になってしまうので、必ず専門業者に相談しましょう。
まとめ
流れるウインカーを後付けで取り付ける際は、車検業者にあらかじめ相談しましょう。検査員の判断によっては、車検対応品でも不合格となります。車検全般の相談は、コスモのサービスステーションにお任せください。
車検に関するご相談は、こちらからどうぞ。
筆者プロフィール
1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。