車検
2022.10.13
商用車の車検の通し方と対象車の種類を紹介
商用車の車検の通し方は?
主に仕事で使われる商用車は、どのような流れで車検を行うのでしょうか? そもそも商用車とは、どんな車のことを表しているのでしょうか? 商用車の種類や、車検の通し方を解説します。
商用車とは?
商用車とは、トラックやバンなど、商用利用を目的とした車のことをいいます。車に荷物を積載しやすい設備が整えられている、作業効率が考えられた作りになっている、という特徴があります。商用車という言葉の定義は、車体の大きさや排気量には関係なく、また、道路運送車両法でも定められていません。商用車という言葉自体は、自動車メーカーが独自に使用していることが多く、「4ナンバー」「1ナンバー」の車がそれに該当します。次の項では、4ナンバー車と1ナンバー車の違いについて紹介します。
■4ナンバー車と1ナンバー車の見分け方
道路運送車両法では、車を車体の大きさや排気量によって区分しています。4ナンバー車とは「物の輸送」を使用目的とした貨物用途の車のことで、道路運送車両法では小型自動車に区分されています。人が乗車する面積よりも、荷物を積載する面積の方が広く、乗車部分と貨物部分には仕切りがある必要があります。また、車体の大きさや排気量にも規定がありますので、以下を参考にしてください。
【4ナンバーの定義】
・全長:4700mm以下
・全幅:1700mm以下
・全高:2000mm以下
・排気量:2000cc以下
もし、これらの規定を1つでも超える項目があれば、1ナンバーとして登録することになります。
■代表的な商用車の種類
現在販売されている日本車の中で、代表的な商用車を紹介します。これから商用車を購入する予定がある方、車検前の方は参考にしてください。
【4ナンバーの商用車例】
・ハイエース(トヨタ)
・キャラバン(日産)
・プロボックス(トヨタ)
・ADバン(日産)
【1ナンバーの商用車例】
・タウンエーストラック(トヨタ)
・ダイナカーゴ(トヨタ)
・アトラス(日産)
・バネット(日産)
※トラックの場合、最大積載量や車両寸法によって、登録するナンバーが異なります。
商用車の車検の期間や通し方は?
商用車の車検期間は、4ナンバー、1ナンバーというナンバープレートの種類によってではなく、車両の総重量によって変わります。商用(事業用)の場合は、以下の通りとなります。
【商用車の車検の頻度】
車両総重量8トン未満・・・初回2年/2年目以降は1年ごと
車両総重量8トン以上・・・初回1年/2年目以降は1年ごと
軽自動車・・・初回2年/2年目以降は2年ごと
車両総重量によって、車検の頻度は変わるものの、車検に必要な書類は商用車も乗用車も同じです。車検前に、以下の書類を用意しましょう。
【商用車の車検に必要な書類】
・自動車検査証(車検証)
・自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)
・自動車税納税証明書
・認印
■商用車の車検の通し方
商用車を車検に通す場合は、自分で陸運局に持ち込むユーザー車検にするか、車検業者に依頼するかの、2パターンに分かれます。前者は自分で車の維持管理を行い、車検に通るようメンテナンスを行うため、手間は掛かりますが安価に車検を済ませられます。専門的な知識や技術があれば、ユーザー車検はお得な選択肢といえます。しかし、整備する時間と労力を考えると、車検業者に依頼する方が確実です。特に車検の知識がない方は、整備不良のリスクなどを考え、はじめから車検業者に相談しましょう。
商用車の車検を相談できる業者とは?
商用車を車検に通す場合は、乗用車同様、一般の車検業者に相談して問題ありません。以下に、代表的な車検業者を紹介します。
■ディーラー
商用車をディーラーで購入した場合は、そのまま継続して車検を受ける方法があります。メーカーの車両を熟知した整備士が在籍しているため、豊富な知識と高い技術力が期待できます。手厚いアフターフォローが魅力的な反面、車検費用は割高になります。
■車検専門店
車検に特化した専門店ならではの高い点検技術と車検を通すためのノウハウに期待できます。事前にインターネット予約を行えば、スピーディーな一日車検も可能です。車検に必要な、最低限の整備をして欲しいという方におすすめです。
■整備工場
民間の整備工場では、メーカーにとらわれず、多種多様な車を整備しています。そのため、車に関する知識は幅広く、メーカー違いの車に乗り換えても、末永くお世話になれます。整備内容を相談しながら進めてくれるため、予算に合わせた車検を依頼できます。
■ガソリンスタンド
ガソリンスタンドで車検を依頼すると、ガソリン代の割引といった特典がついてきます。基本料金も、車検業者の中では割安ですので、コスパ重視で選びたい方におすすめです。給油や洗車のついでに、無料見積もりを相談してみましょう。
まとめ
愛車の車検は気にするものの、商用車の車検は、ついつい後回しにしてしまいがちです。乗用車と同じ車検頻度という認識を持っていると、車検切れのまま気づかずに運転してしまうリスクがあります。商用車の車検について、気になることがありましたら、お気軽にコスモのサービスステーションにお問い合わせください。
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筆者プロフィール
moto
1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。