キズ・ヘコミ
2022.03.15
バンパーの補修は自分でもできる? 業者はどこがおすすめ?
傷がついたバンパーの補修方法を解説
うっかりついたバンパーの傷は、どのように補修するのでしょうか? 小さな傷であれば、自分で補修してみようと思う方も多いのではないでしょうか。バンパーの傷は自分で補修が可能なのか、業者に依頼するべきなのか、解説します。
補修の前にバンパーについた傷の確認をする
自分で補修するにしても、業者に依頼するにしても、まずはバンパーについた傷の状況を確認しましょう。傷の状態によっては、バンパーの補修では直らず、バンパーごと交換する必要があります。以下に、傷の種類と特徴をご紹介します。
■クリア層についた傷
車のボディーの最上部にあたるクリア層は、塗装面を保護するだけでなく、艶を出して見た目を美しくする効果があります。扱いに気をつけていても、洗車やホコリ等で、傷がつきやすい層でもあります。比較的浅いクリア層までの傷であれば、コンパウンドで目立たなくできます。
■カラー層についた傷
カラー層(塗装面)にまで達した傷は、耐水性や耐熱性など、ボディーを保護するための耐久性にも関係のある層です。小さな傷であれば、クリア層同様に、コンパウンドで目立たなくすることも可能です。しかし、傷の大きさによっては、どんなに磨いても目立ってしまうため、本格的な修理が必要になります。
■下地層についた傷
ボディーの下地層にまで達した傷を、そのまま放置すると錆が発生します。金属部が見えている状態で磨いても、傷は消せません。板金修理で下地処理から傷のパテ埋め、塗装の塗り直しを行い、適切な方法で補修します。元通りにするには、高度な技術と知識が必要です。
バンパーの補修方法を解説
バンパーについた傷を補修するには、傷の状態にあった補修方法をとる必要があります。ここでは、代表的な補修の流れを紹介します。
■水洗い洗車をする
まずは、ボディーに付着した汚れやホコリを水洗い洗車で落とし、傷と汚れを見分けます。
■補修箇所を研磨する
粗目の耐水ペーパーを使用して、補修箇所周辺を研磨します。傷の部分だけでなく、傷周辺を磨くのがポイント。
■パテを塗る
傷の部分を補修するために、パテを埋めます。パテが完全に硬化するまで、ヒーターを使用して乾燥させます。
■パテを削る
完全にパテが乾燥したら、中目のペーパーを使用して丁寧に削ります。パテの凹凸がなくなってきたら、細めのペーパーでさらに磨いていきます。粗目のペーパーから、徐々に細かくしていくのがポイント。補修箇所が完全に平らになったら、シリコンオフで脱脂して塗装の準備をします。
■補修箇所周辺をマスキングする
補修箇所の脱脂が完了したら、塗装しない箇所のマスキングを行います。丁寧にマスキングテープを貼らないと、関係のないところにまで塗料がついてしまうので注意します。
■サフェーサー(下地塗料)を塗る
カラーを塗装する前に、パテとの密着性を高めるためにサフェーサーを塗ります。金属素材であれば、防錆処理の効果もあります。
■水研ぎを行う
サフェーサーを塗装したら、補修箇所とその周辺との境目が分からないよう、極細のペーパーで水研ぎします。その後、再度シリコンオフで脱脂をします。
■塗装をする
スプレーガンを使用して、補修箇所を塗装します。高度な技術が必要な工程で、仕上りを大きく左右します。塗装中にホコリが付着しないよう、塗装ブースで作業します。
■コンパウンドで磨く
塗装が完全に乾いたら、仕上げ用のコンパウンドで磨いて作業は終了です。
自分でバンパーの補修は難しい
バンパーについた小さな傷だと、「自分で直せるのでは?」と思うかもしれません。しかし、前項で補修方法をご覧いただいた通り、車についた傷を修理するのは難易度が高いものです。傷の場所によっては、バンパーの取り外し作業が必要だったり、付属のウインカーや、フォグランプの取り外し作業が発生したりもします。近年では、衝突を防止するためのセンサーやモニターが装備されているため、素人が下手に手出しできません。不要な作業や出費を防ぐためにも、車を熟知したプロに相談することをおすすめします。
■自分で補修が難しい方は、プロの業者に依頼しよう
バンパーについた傷を綺麗に補修するには、熟練の技術が必要です。ここでは、バンパーの傷を綺麗に補修してくれる業者を紹介します。まずは見積もりを依頼し、修理費用や仕上がりの実績を参考にして選びましょう。
■ディーラー
自社で販売する車に精通するディーラーは、仕上がりの高さと豊富な知識が魅力です。傷の修理に伴うバンパーの脱着作業も、設備が充実しているため安心して任せられます。ただし、品質重視であることに加え、板金修理を外注するケースもありますので、全体的に修理費用は割高になります。
■板金塗装業者
車の修理を専門とする板金塗装業者は、難易度の高い傷の修理も対応可能です。長年の経験と、高い技術力を駆使して補修してくれます。個人経営のケースが多いため、地元の口コミや評判を参考に探しましょう。業者によって技術力に差がありますので、必ず数社見比べることをおすすめします。
■ガソリンスタンド
気軽に立ち寄れるガソリンスタンドは、給油や洗車のついでに傷の相談ができる便利さがメリットです。「手のひらサイズで〇円」など、修理費用の分かりやすさもポイント。時間帯を気にせずに相談できるため、仕事で忙しい方でも利用できます。ただし、設備が整っていない店舗が大半のため、出張修理か外注で対応することになります。
まとめ
バンパーについた傷は、まずは修理のプロに相談しましょう。下手に自分で補修してしまうと、かえって目立つ可能性があります。小さな傷でも、下地まで到達する傷は錆の原因になりますので、放置も厳禁です。コスモのサービスステーションでは、気軽に傷の無料相談ができます。ぜひともご利用ください。
キズ・ヘコミに関するご相談は、こちらからどうぞ。
筆者プロフィール
moto
1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。