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10年目の車検、どんなことに気をつければよい?

10年目の車検、どんなことに気をつければよい?

10年乗った車の車検の通し方とは?

自家用乗用車の車検は、初回は3年、その後は2年おきに通します。新車登録から10年経過した車も、2年おきの車検で問題ないのでしょうか? 古くなった10年落ちの車の、車検の通し方を解説します。

目次

新車登録から10年を超えた車も2年車検でOK

新車登録から10年を超えた車も2年車検でOK

自家用乗用車、軽乗用車自動車の場合、2回目の車検以降は、2年ごとの車検で問題ありません。これは、登録から10年以上経過した車でも同様です。現行の制度では、車の使用年数や、走行距離で車検の頻度が変わりません。(2022年1月現在)巷では「10年経過した車は1年車検」という噂話がありますが、なぜそのような話が出るのでしょうか? 次の項では、そんな疑問にお答えしたいと思います。

■10年越えの車が1年車検の時代は過去の話
新車登録から10年を超えて1年車検になるのは、1995年以前の話です。噂話ではなく、実際に車齢10年を超えると、車検の有効期間が1年になる時代がありました。今現在は、1995年の道路運送車両法の改正により、車齢に関係なく初回車検以降は2年車検です。「10年目以降は1年車検になる」と話す方は、以前の記憶の名残で話していると思われますので、間違えないようにしましょう。

10年目以降の車検で気をつけたい注意点とは?

10年目以降の車検で気をつけたい注意点とは?

10年目以降の車検が2年ごとだとしても、なにも対処しなくていい訳ではありません。新車登録から10年を超えてくると、税金や車の状態でメンテナンス費用が変わってきます。ここでは、10年目以降の車検で注意したいポイントをご紹介します。

■自動車税・重量税の増税
車検時に支払う費用の中には、点検費用や部品代以外にも、自賠責保険や税金も含まれます。現行の車検制度だと、13年目を経過した車に対しては、自動車税と自動車重量税が増える仕組みになっています。13年未満の車と13年目以降の車ではどれくらい違うのか、見てみましょう。

【排気量が1,000cc~1,500ccのケース】

・自動車税
34,500円(13年未満) ⇒ 39,600円(13年以降)
※2019年9月30日以前に新規登録した車の場合

【車両重量が1t~1.5tのケース】

・自動車重量税
15,000円(13年未満) ⇒ 34,200円(13年以降) ⇒ 37,800円(18年以降)
※エコカーの場合

上記の通り、自動車重量税は13年と18年を経過するタイミングで、課税額が増えます。負担する税金が増えると、必然的に車検の費用も増額します。

■経年劣化により交換部品が増える
新規登録から10年経過した車で気をつけたいのが、経年劣化による修理費用です。日本での平均年間走行距離が、1万キロといわれています。そのため、10年経過した車は、10万キロ走行する計算になります。走行距離が10万キロともなると、タイミングベルトや、ウォーターポンプといった部品の交換が必要になってきます。長寿命といわれているLLC(ロングライフクーラント)や、ATF(オートマチックトランスミッションオイル)なども交換するタイミングです。以前に比べて車の寿命が延びたとはいえ、交換部品が増えてくるのが10年目以降の車検の注意点といえるでしょう。以下に、10年目以降の車検で交換したい部品を紹介します。

【10年目(10万キロ)以降に交換した方が良い部品】

・タイミングベルト
・ウォーターポンプ
・サーモスタット
・オイルポンプガスケット
・ショックアブソーバー
・スパークプラグ

あくまで一例ですので、車の状態に応じて、経年劣化している部品を交換しましょう。

10年目の車は手放すべき?

10年目の車は手放すべき?

新車登録から10年を超えてくると、税金や交換部品の出費の負担が重くのしかかってきます。そろそろ車両の売却を検討しはじめる方も多いのではないでしょうか? 先ほど紹介した「10万キロ超えの車が交換するべき部品」以外にも、ゴムやプラスチック部品も熱や紫外線の影響で劣化してきます。こうした今後のメンテナンス費用のこともあり、ディーラーや中古車販売店から、車の買い替えの提案を受けることもあるでしょう。10年以上乗った車は、手放した方がお得なのでしょうか? 次の項で解説します。

■定期点検を行えば問題なし
10年目以降に関しても、日々のメンテナンスや定期点検さえしっかり行っていれば、乗り続けても問題ありません。「古い車=損する」ではなく、こまめな点検を日頃から行うことで、割高になる税金をカバーできます。新たに車に乗り換えると、車の購入費で結局のところ費用は掛かりますから、しっかり比較して検討しましょう。

まとめ

まとめ

新車登録から10年経過すると、そのまま乗り続けるか検討する機会が増えてきます。また、13年目を境に、税金面の負担も増えてきます。長期間所有したことによる、部品の経年劣化も気になります。今回の記事を参考に、10年超えの車との付き合い方を参考にしてください。コスモのサービスステーションでは、車のプロが常駐しています。車検のことや、メンテナンスに関する疑問があれば、お気軽にご相談ください。
車検に関するご相談は、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

moto

1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。

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