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発炎筒の期限切れは車検に通らない? 発炎筒の必要性とは?

発炎筒の期限切れは車検に通らない? 発炎筒の必要性とは?

期限切れの発炎筒は車検に通らない?

緊急時に使用する発炎筒ですが、使用期限があるのはご存じでしょうか? 期限切れの発炎筒を使用すると、車検に通らないのでしょうか? 本記事では、車検時の発炎筒の取り扱いについて解説します。

目次

車検に発炎筒は必要? 必要ない?

車検に発炎筒は必要? 必要ない?

発炎筒を使用する機会は、ほとんどありません。そのため、発炎筒の必要性について考えることもあまりないでしょう。しかし、発炎筒の設置は「非常信号用具」として法律で決められており、車に必ず常時装備しないといけません。ただし、発炎筒であれば、何でもよいというわけではありませんので、以下の基準をチェックしておきましょう。

■車検に通る発炎筒の基準とは?

車検を通過する発炎筒の基準は、以下の通りです。車検前に慌てないよう、発炎筒のチェック項目を押さえておきましょう。

【発炎筒の基準】

・自然発光式であること
・夜間に200m離れた距離からでも確認できる赤色光を発するもの
・使用に便利な場所に備え、容易に取り外しができること
・JISの「自動車用緊急保安炎筒」の規格又は同等程度以上の性能があること

発炎筒は、事故や故障といった緊急時に使用しますので、停止車両の存在を後続車に知らせる役目があります。そのため、必ず法律で定められた発炎筒を使用し、万が一の緊急時のみ使用しましょう。

火薬式発炎筒の使用期限は4年

火薬式発炎筒の使用期限は4年

意外と知られていないのが、発炎筒の使用期限。火薬式の発炎筒の場合、有効期限が4年と定められています。発炎筒は普段使用するものではありませんので、有効期限に気づかずに、放置してしまうケースが少なくありません。そのため、「有効期限が切れていると車検に通らない?」という疑問が生まれますが、実は、保安基準には発炎筒の期限切れについての記載がありません。しかし、車検場の検査員によっては、発炎筒の有効期限を指摘するケースもあるため、車検前に発炎筒の期限は確認しておきましょう。車検の合否に関わらず、万が一の緊急事態のことを第一に考え、発炎筒は定期的に交換することをおすすめします。

■発炎筒は期限切れの心配がないLEDタイプが便利

車検前に、発炎筒の点検をするのを忘れてしまいそうな方は、LEDタイプの発炎筒を使用しましょう。LEDタイプの発炎筒は、省電力で長寿命ですので、期限切れの心配がありません。花火のように炎の色と光で危険を知らせる火薬式と違い、LEDの発光や点滅を利用して、後続車に合図を送ります。その他にも、LEDタイプの発炎筒を利用するメリットはあります。

【LEDタイプの発炎筒のメリット】

・10時間以上の連続点灯が可能
・煙が出ないため、トンネル内でも使用可能
・一度きりでなく、何度でも使用できる

LEDタイプの発炎筒は、火薬式のものより割高ですが、長寿命であることを考えると、コスパのよい選択肢といえます。割高といえども、数百円程度の出費ですので、期限切れを防ぐためには、効果的な投資といえるでしょう。

車に発炎筒を装備しないと罰則がある?

車に発炎筒を装備しないと罰則がある?

「発炎筒を装備しないと罰則があるの?」という疑問が生まれますが、結論から申し上げますと、車に発炎筒を装備していなくても、罰金や減点などの罰則はありません。しかし、道路運送車両の保安基準では、発炎筒の装備が義務化されています。スムーズな車検を行うためにも、発炎筒は必ず装備しておきましょう。ここからは、発炎筒に関する注意点を紹介します。

■発炎筒は、必ず所定の位置に装備すること

発炎筒は緊急時に使用するため、すぐに取り出せる場所に設置することが義務付けられています。発炎筒の設置する位置は保安基準で定められているため、車に置いておけばOKという話ではありません。すぐに取り出せる「運転席のドアポケット」「助手席のドアポケット」「運転席の足元」「助手席の足元」に設置しましょう。基本的には、純正で発炎筒の設置位置が決まっているため、既存の場所を活用することを推奨します。

■期限切れの発炎筒は早めに交換すること

有効期限が切れた発炎筒だと、「緊急時に使用できない」「劣化して光量が足りない」といったトラブルを起こす可能性があり、後続車に自車の存在をアピールできなくなります。期限切れの発炎筒は、車検に通らないだけでなく、緊急時に使用できず、大事故にもつながりかねません。車検は2年に一度なので面倒がらずに点検して、有効期限切れには十分気をつけましょう。

まとめ

まとめ

発炎筒は、使う機会がないのが理想です。しかし、いざというときにすぐに使えるよう、車検前だけでも有効期限をチェックしておきましょう。発炎筒は、万が一のときに、命を守る大切なアイテムです。もし、発炎筒のことで不安なことがあれば、お気軽にコスモのサービスステーションにご相談ください。
車検に関するご相談は、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

moto

1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。

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