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スパイクタイヤって何? 特徴とスタッドレスタイヤとの違いを解説

スパイクタイヤって何? 特徴とスタッドレスタイヤとの違いを解説

スパイクタイヤとスタッドレスタイヤの違いとは?

かつては冬の定番だったスパイクタイヤ。スタッドレスタイヤと何が違うのでしょうか? この記事ではスパイクタイヤとスタッドレスタイヤとの違いや、スパイクタイヤの特徴について解説します。また、スパイクタイヤの使用は現在法律によって規制されていますが、その内容や理由について説明します。

目次

スパイクタイヤとは?

スパイクタイヤとは?

現在、冬用タイヤといえばスタッドレスタイヤが主流。しかし、80年代まではスパイクタイヤや金属チェーンの使用が一般的でした。その後、スパイクタイヤの粉塵公害が問題になり、冬タイヤの定番がスタッドレスタイヤに移り変わりました。まずは、スパイクタイヤの特徴を説明します。

■スパイクタイヤの特徴
スパイクタイヤとは、その名の通り、タイヤのトレッド面に金属のピンを打ち込んだタイヤのこと。雪道や凍結した路面でも、ピンがあるお陰で滑ることなく、安定して走行できます。タイヤに直接ピンが打ち込まれているため、都度タイヤチェーンを着脱する必要もなく、降雪地帯を安心して走行することができます。

■スパイクタイヤとスタッドレスタイヤの違い
それでは、スパイクタイヤとスタッドレスタイヤの違いについて説明していきましょう。どちらも滑りやすい雪道や、凍結路を走行するために設計されていますが、特徴は異なります。

・スパイクタイヤ

スパイクタイヤの特徴は、タイヤに打ち込まれた金属製のピン。このピンによって、滑りやすい凍結路を引っかきながら走行します。

・スタッドレスタイヤ
スタッドレスタイヤの特徴は、低温下でも柔軟性を保持できるゴムを使っていることと、トレッド面に刻み込まれた細かな溝で、路面との密着性を高めていることです。こうした工夫で雪道や凍結路でも安定走行しやすくなっています。

法律上、スパイクタイヤの利用はNG?

法律上、スパイクタイヤの利用はNG?

冬タイヤの主流がスパイクタイヤからスタッドレスタイヤに変わった理由は、粉塵公害。スパイクタイヤに打ち込まれたピンにより、道路のアスファルトが削られることで粉塵が発生し、健康被害を引き起こす可能性が指摘されるようになりました。事項でもう少し詳しく説明します。


■スパイクタイヤの利用が問題になった理由

スパイクタイヤは1991年に使用が禁止されるまで、積雪の多い地域を中心に使用されていました。しかし、アスファルトの路面を削りながら走行するため、粉塵が発生し、公害問題につながっていきます。中でも仙台市では、「仙台砂漠」とまでいわれるほど街中に粉塵が広がり、社会問題にまで発展。空は昼間でも薄曇り、多くの方がマスクを着用して出歩いたといいます。国は1990年に「スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律」を公布し、翌年4月1日には禁止規定も施行されました。大手タイヤメーカーも、それに従ってスパイクタイヤの製造を中止。冬の定番タイヤはスパイクタイヤからスタッドレスタイヤにバトンタッチされていきました。ただし、全面的にスパイクタイヤの使用が禁止された訳ではありません。どのような場合に使用できるのかについて、次の項で詳しく説明します。

■スパイクタイヤが使用できる地域とは?

スパイクタイヤの製造が中止になり、一般的には見る機会すらなくなったスパイクタイヤですが、一部の地域では使用が許可されています。消防車や救急車など、法令で認められている車両に関しては、禁止規定の対象外となります。また、積雪の多い地域に関しては、使用が許されている期間が設けられています。以下に、北海道の例を紹介します。

・北海道でスパイクタイヤの使用が認められている期間

道央、道南地域・・・11月21日~翌年3月31日まで
道北地域・・・11月11日~翌年4月9日まで
道東地域・・・11月21日~翌年4月9日まで

上記の期間以外は、スパイクタイヤの使用が禁止されています。

スパイクタイヤに罰則はある?

スパイクタイヤに罰則はある?

スパイクタイヤの使用が認められていない地域や、使用の許可がされていない期間にスパイクタイヤを使用した場合、どのような罰則があるのでしょうか? スパイクタイヤの罰則について解説します。

■スパイクタイヤで違反したときの罰則

1991年に施行された「スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律」に違反した場合、10万円以下の罰金に処するとしています。スパイクタイヤの使用が認められている地域でも、積雪や路面の凍結がない状態で走行すると、処罰の対象となりますので注意しましょう。スパイクタイヤの使用を続けることは、うっかり違反をしてしまうリスクが伴うため、スタッドレスタイヤの使用に切り替えることをおすすめすます。スタッドレスに切り替えることで、環境への配慮や、地域住民への健康被害を防ぐことにもつながります。近年のスタッドレスは、豪雪地帯や凍結路でも、安全に走行できる性能を備えています。スパイクタイヤからスタッドレスへ履き替える際は、タイヤのプロに相談しましょう。

まとめ

まとめ

今回は、積雪の多い地域で使用が認められている、スパイクタイヤについて解説しました。環境破壊と健康被害を防ぐため、近年では、ごく限られた地域や期間のみ使用が許可されています。知らぬ間に違反してしまうリスクもあるため、スタッドレスの使用をおすすめします。スタッドレスタイヤの相談については、コスモのサービスステーションで承っております。お気軽にお問い合わせください。
タイヤ販売・取付に関するご相談は、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

moto

1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。

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