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カーリースの残価設定って何?残価型クレジットとの違いも解説

カーリースの残価設定って何?残価型クレジットとの違いも解説

カーリース契約時に説明される「残価設定」とは

カーリース契約時に月額料金を決定する、「残価設定」という要素を皆さんはご存知でしょうか。今回は、言葉は知っていても理解しにくいカーリースの残価設定について、詳しく解説します。

目次

カーリースにおける残価設定の仕組みとメリット

カーリースにおける残価設定の仕組みとメリット

まず、残価設定とはそもそも何なのか、カーリースにおける仕組みや発生するメリットについてみておきましょう。

■カーリース契約の肝!残価設定とは

残価とは、リース契約満了時に残っていると予想される、車の市場価値のことを指します。残価の根拠はリース車の車種・カラー・グレードや、契約満了時の予想走行距離などです。例えば、新車価格「250万円」である車の5年後市場価値が、「70万円」だった場合はこれが「残価」となります。そして、この残価をあらかじめ「設定」しておき、5年間の月額料金を算出するのが「残価設定」というシステムです。

■カーリース契約で残価設定をするメリット

カーリース契約時残価設定をする最大のメリットは、なんといって月額料金を大幅に安くできることです。例えば、前項で例に挙げた車を残価設定せず5年リースした場合、新車価格である「250万円」をベースに月額料金が算出されます。一方、残価設定ありカーリースの場合、250万円から5年後の残価である70万円を引いた「180万円」をもとに、月額料金が決まるのです。

金利やリースプラン、追加オプションなどを全く考慮せず計算すると、前者は毎月「4万2000円弱」の支払いとなります。その点残価設定をすれば、毎月の利用料金は「3万円程度」に抑えられます。これだけの差額があれば、毎月の燃料代ぐらいは賄えてしまいます。そのため「残価設定あり」のカーリースは、車に欠けるコストを節約したいユーザーの間で人気を博しているのです。

残価設定カーリースのデメリットと残価型カーローンとの相違点

残価設定カーリースのデメリットと残価型カーローンとの相違点

どんなサービスでもメリットだけではなくデメリットがあり、残価設定カーリースも例外ではありません。また、似たようなものに「残価型カーローン」がありますが、果たしてどのような点が残価設定カーリースと違うのでしょうか。

■残価設定カーリースのデメリット1「事故・故障・走行距離制限オーバーの可能性」

車に乗っている以上、過失・不可抗力に関わらず事故に遭遇する可能性があります。また、カーリースは車検や法定点検、各種メンテナンスがセットになっていますが、突然故障してしまうこともあります。このような場合は当然車の市場価値が低下し、返却時に自己負担が発生します。

また、カーリースを契約する際、1ヶ月あたりの走行距離制限を設定します。走行距離制限はリース社によって異なり、多くの場合は月1,000km以内や1,500km以内といった具合に、契約者のカーライフに併せ設定できます。そして、設定した走行距離制限をオーバーしたときも、リース車の残価値が下がってしまいます。ちなみに、月間走行距離制限を1,000km以内から、1,500km以内にUPしてもそれほど利用料金は高くなりません。ですので、残価設定カーリースを利用する際は、余裕ある走行距離制限にしたほうが良いでしょう。

■残価設定カーリースのデメリット2「激安カーリースは避けるべき!」

全ての残価設定カーリースにいえることですが、契約時設定される残価はあくまで予想金額にすぎません。事故・故障・走行距離制限の超過がなく、外装・内装ともにキレイに返却したとしても、設定した残価を下回る可能性があります。例えば、契約時の設定残価が70万円だったのに、返却時50万円と査定されたとしましょう。この場合、契約者は返却にあたり、差額である「20万円」をリース会社に支払う必要があります。

なぜ、このようなことが起こるのかといえば、車の市場価値はプロですら予測困難なほど流動的だからです。もちろん多くのリース会社は、膨大な市場データや自社の培ってきたノウハウによって、限りなく正確な残価設定をします。しかし、稀にですが高い残価設定をすることで、極端に安い月額料金を打ち出しているリース会社もあります。

見極める基準は難しいですが、5年後の残価設定が「新車価格の半分以上」なんてときは注意。あくまで経験上の話ですが、車の市場価値は新車からわずか1年経過で30%、45年経過すると65~70%低下するといわれています。ですので、新車価格250万円の車を125万円の残価設定でリースするといった契約は、極力避けたほうが良いと考えています。

■残価設定カーリースと残価ローンの違い

数年後の残価を新車価格から差し引くことで、毎月の支払いを節約する考え方自体は両者共通です。大きく異なるのは、カーリースの場合購入に伴い発生する、自動車所得税や諸経費などが、既にリース料に含まれていることです。さらに、毎年の自動車税と車検基本料・自賠責保険料・重量税、加えてプランによっては各種メンテナンス料まで月額定額料にコミコミです。

一方、双方とも設定された残価が契約終了時に下回ると、自己負担が発生してしまうデメリットは同じ。そう考えると毎月定額で新車に乗れる残価設定カーリースのほうが、残価型カーローンより、お得で家計に優しいサービスだといえるでしょう。

まとめ

まとめ

日頃から安全運転を心がけマメにお手入れをしていれば、残価設定カーリースは定額料金で次々に新車の乗れる、お得で便利なサービスです。車のプロが在籍するリース会社なら、自己負担が発生するケースなどについても、詳しく親切に教えてくれます。ですので、カーライフを豊かで楽しくしてくれる残価設定カーリースの利用を、是非一度検討してみてはいかがでしょうか。

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筆者プロフィール

筆者プロフィール

仲野健太

1976年生まれ、福岡県出身。地元ガソリンスタンドで副店長を務めていた際、3級整備士取得。同社指定工場で上長をサポートしつつ整備技術を高め、2級整備士を目指していたものの、会社がガソリンスタンド事業から撤退したため退職。その後つてを頼って中古車販売店に就職。その後縁があり再びガソリンスタンド会社に就職し、その時ふとしたことからライターの仕事と出会う。フリーライター歴は約5年。本格的な整備はもちろん、買取業者比較やメンテナンス、おすすめカー用品紹介やカーローン解説など、多岐にわたる関連記事を手掛けている。ユーザー目線のわかりやすさや、実体験に基づくオリジナリティの高さに定評がある。

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