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廃車寸前の中古車でも買取してくれる所はあるはず!

廃車寸前の中古車でも買取してくれる所はあるはず!

廃車にするのは忍びない。そう思うこともあるかもしれません。本当に廃車にしなければならないのか? それ以外の手立てはないのか? そんな廃車寸前の中古車を手放す際のヒントについて、ここでは触れてみたいと思います。

目次

そもそも中古車の機能として終わっているから廃車になるわけではない!

そもそも中古車の機能として終わっているから廃車になるわけではない!

本題の前にいくつか前提と言いますか、注意しておかなければならないことがあります。その一つがクルマが廃車になる理由は、必ずしもそれが壊れている機能があるとか、古いからという理由だけではないのです。そのクルマの需要が乏しく、中古車としての売却金額があまり望めないから買取が出来ないのが主な原因です。

日本の国内市場では距離が多かったり、年式が古くなってきたりすると、まだまだ走るクルマであっても商品力としては乏しいから廃車ということになる傾向があるのです。

世界中を見回してみると、高々10万キロ前後で商品力がなくなってしまう国などほとんどありません。それだけ日本はいい中古車が購入できるということにもなるのですが。

廃車=使えないクルマではなく、中古車の流通に合致しない。需要がなく売れる見込みがないため買取ができない。流通させられないために廃車。そういうものが多いという事情が大多数であるという点は指摘しておくべきでしょう。

廃車の方が有利な場合もあるという点も無視できない

廃車の方が有利な場合もあるという点も無視できない

他方、廃車にするメリットがないわけではありません。実は廃車にすると還付を受けることができる場合があります。車検の際に支払う重量税、自賠責保険、そして一年分納めている自動車税の未経過分です。これは車検の残りがなければ受けられませんし、なおかつ年度末に廃車すれば自動車税の未経過分もありませんので還付はないことになりますが。

そして、実際は廃車にすると、中古車を解体することになりますが、ここで資源として解体業者が買い取っていきますので、最近では費用を支払うことなく廃車(解体)することができることも少なくありません。こうしたタイミングがすべて合致して、しかも排気量が大きい中古車(車重が重たく重量税が高くて、自動車税の還付も大きいような中古車の場合)なまじ買取してもらうより手元にお金が残るケースもあるのです。

しかし、これはあくまでも廃車ですので、中には多少費用が掛かってもつぶさず、誰か引き継いで乗ってくれるのであればそちらの道を模索したい、というケースもあるでしょう。そこまで行くと心情的な問題になりますけれども、買取より廃車にした方が手元にお金の残るケースもありうるということだけは頭の片隅に置いておくといいでしょう。

手数料分にもならないが、まったく流通しないこともない、という中古車もありうる

手数料分にもならないが、まったく流通しないこともない、という中古車もありうる

この項目で一番気にされる部分かもしれないのはこれに該当する中古車かもしれません。買取店や自動車販売店の査定で「買い取れません」と言われてしまった中古車は本当に廃車にするしかないのか? ということです。

実はそんなこともありません。ではなぜ、買取店でそんな見立てになってしまうのか。それは「商売上美味しくない」という場合があります。もしその中古車を買取して、中古車市場に流通させようと思うと、オートオークションという中古車のセリを行うところに出品して売却、現金化することになるのです。そのオークション会場まで、例えばキャリアカーに積んで運んでもらう。これもタダではありません。また、出品すれば出品料がかかります。これらの費用をかけて売却して、結局幾らになるのか、というそろばんを買取店側ははじくわけです。

そこでセリの結果5万円を下回る金額でしか売却の見込みがない中古車は、預かってオークションに出品する手間賃としても割に合わないなあと思うと、買取が見送られたり、あまり積極的に買取しようと思えないようなクルマも出てきてしまう、というのが買取店側の実情である点は覚えておいた方が良いかもしれません。

繰り返しになりますが、廃車になる理由として、クルマとして壊れているからということとは無関係なケースもあるのです。まったく故障している個所がない。しかし買取店側からすると商売上さほど魅力的ではなくオークションでの売却金額が芳しくなさそうであるということにすぎない場合が少なくないのです。

クルマに罪はない。そして本当に全く売れないかと言えばそんなこともありません

クルマに罪はない。そして本当に全く売れないかと言えばそんなこともありません

ここからが本題と言えるかもしれませんが、では、そうした流通に合致しない中古車は本当に煮ても焼いても始末に悪く買い取り手はないかと言えば、実際はそんなことはないのです。

事実、街道沿いの中古車販売店で、20万円以下くらいで販売されている中古車はこういう中古車に該当するケースが多いと言えます。こんなきれいな中古車がこんな値段? 実を取るなら案外いい買い物ができる場合もなくはありません。ただし、オークションでせいぜい5万円程度で落札し、それに利益を10万円くらい載せて売る中古車です。そのようなクルマですから、さほど整備ができないかもしれません。購入後にある程度、自分でも修理などの費用の出費を覚悟しておく必要はあるでしょう。

また、原価より利益が多いの? と思うかもしれませんが、中古車は在庫するだけでもその期間幅2メートル×5メートル程度のスペースを占有し、家賃が発生するわけです。右から左に売れればいいですが、そういう中古車ですからある程度買い手(エンドユーザー)の目に触れるまでの期間は覚悟することになるでしょう。このくらいご商売はさほど美味しい話ではないのが実情なので、頭の片隅にそんな事情も置いておいて損はないでしょう。

並べて認知してもらえれば欲しい人はいたりします。クルマとはそういうものです。装備もない、新車当時営業車としての需要を見込んで販売されたシンプルなベーシックグレードのような中古車でさえ、そういう中古車ばかり目を付けて探しているような趣味の人もいます。

どうしてもつぶして解体、廃車にはしたくない! という場合は個人売買の道を模索すると、案外買い手がついたりもするものです。奢らず、高望みしすぎるべきではありませんが、まあ、そんな値段でよければ誰か買ってくれないかなあ? と5万円程度で出品すれば、有名オークションサイトなどでも買い手がつくかもしれません。

5万円程度で落札しても、落札手数料、また自店まで陸送して運ぶ費用などもかかるものです。自分の中古車と同じような車種、年式の中古車を扱っているお店に実際に乗って行って「これ、買い取ってくれないか?」というと、それこそ5万円以下、2万とか3万円なら現金になることは実はそんなに珍しいことではありません。

流通の構造的に避けられないコスト以下で、自分で探す。自分で買い手を見つける。離れ業のように思うかもしれませんが、そんなに難しいことではないかも。「個人売買」「直接持ち込み」、買取査定でがっかりした場合は、そんなことも是非挑戦してみると、案外売れていったりするものです。

お近くのコスモサービスステーションでも買取の相談に乗ってくれます。実は探すとむしろ、低予算向けの中古車の確保は難しいものです。買取金額を高望みしなければ引き取ってくれる場合もあるかもしれません。是非乗らなくなった中古車があれば買取の相談をしてみると良いかもしれません。
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筆者プロフィール

筆者プロフィール

中込健太郎
合同会社アセアンプラスコンサルティング パートナーライター

自動車ライター。1977年生まれ。神奈川県出身。武蔵工業大学(現東京都市大学)工学部電気電子工学科・水素エネルギー研究センターを卒業後、自動車産業向け産業機械メーカーを経て、大手自動車買取販売会社で店舗業務からWEB広告、集客、マーケティングなどに携わる。現場経験に基づくクルマ選びや中古車業界の事情は今も明るいことから、ユーザーはもとより、自動車販売の現場からの信頼も厚い。幼少期からクルマをはじめとした乗り物好きが高じ、車種を紹介するコンテンツなども手掛ける一方、「そのクルマで何をするか」をモットーに全国をクルマで旅行し、食べ歩き、温泉巡り、車中泊といったカーライフに関する執筆も多数手がける。

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