キズ・ヘコミ
2020.04.20
ドアをぶつけた! 修理にいくらかかるかな…
車のドア、ぶつけがちですね。自分でぶつけてしまうことはもちろん、駐車場に停めていてぶつけられてしまう。そんなこともあるかもしれません。一番多い修理案件かもしれないドアの修理に関して触れてみたいと思います。
衝突時に最初にへこむ場所は一番見えている外板パネルです
例えば車を買い取る場合、査定をしますが、車の査定で基本のキで勉強すること。それは外板の修復歴の見抜き方です。大きく左右するのはもちろん骨格部分にまで及ぶ比較的大きな接触歴と、その修理歴です。しかし、事故でどこかに接触する場合、骨格部分が押されて衝撃を受けた後があるのに、外板がきれい、ということはあるのでしょうか。
実はこれ、査定する段階ではあり得ます。接触事故の後、外板だけを修理して綺麗に直した後、査定をしたときです。基本的には外板がへこんで、骨格部分を押す、という順番で衝撃は伝わっていくことになります。骨格部分は押された跡などどうしても残るものですが、外板は交換、あるいは板金で修理できますので、こういうことが起こり得るのです。
ドアはそんな一番外側の外板パーツの一つでもあるのです。車の修理ということで考えると、必然的にここを直す可能性が増えてくるのは事実だと思います。
車のドアは修理する羽目になりがち
車のドアは、最も外板である上に、可動部品(開閉する)でもあります。にもかかわらずデザイン上重要な要素にもなり得ます。車の板金修理において、ドアを直すということは、よくあることだとも言えるわけです。
しかし、ドアの修理は簡単にはいきません。なぜかというと、繰り返しますが、車のドアは他の外板パネルと離れています。可動部分です。車のドアは窓など開閉する仕組みを持っていますし、スイッチ類もあります。車のドアはさまざまな電装品を格納しているのです。つまり、車のドアの修理は、それらをすべて解除して取り外すことになるのです。さらに、全体のデザインの一部です。板金の技術も、ペイントをすることだけを考えても、それほど作業としては容易ではないのです。また、精度が悪い仕事でもいけません。
したがって、比較的起こりやすい修理ではあるのですが、それほど簡単なことではないとも言えるでしょう。
費用的にはどのくらいかかるのか
それでは、費用はどのくらいかかるのか。調べたところによると、ネットでこの「車 ドア 修理」というキーワードでの検索が少なくないようですね。きっと気になっている人が少なくないのだと思うのです。
しかしですね、これを一概に「〇〇円くらい」とご紹介するのは正直難しいものがあります。というのは、先に述べてきました通り、結構複雑というか簡単に進められない場合があるから。そして、他の外板パーツと合わせねばならないということがありますが、この合わせるレベルが車種によって異なるからです。
ドアそのものの交換でなければ、おそらくほとんどが技術料です。それだけに、業者さんごとで金額の開きはあるかもしれません。
また傷の度合いにもよるでしょう。軽微なへこみ傷であれば、ドアを外さずに作業もできるでしょう。そうしたらペイントの調合もそのままできますから、ごくごく普通の板金修理というレベルになると思います。しかし、ドア自体に相当大きなダメージを受けている場合は一度外す、あるいはドアを取り寄せて取り付けるということになる場合もあるでしょう。この場合、時間はさほどかからないのですが、その代わりパーツ代がかなりかかるかと思います。
ちなみにそのペイントも、塗料もピンからキリまであります。しかも、それを調合しなければなりません。というのも、新車時から時間のたった外板パネルは塗装の劣化が進んでいるものです。その劣化して変色した色になったパネルで補修箇所が目立たないようにする。まさに職人技というわけです。
そのような作業ですので、数万円程度の場合もあれば、トータルで数十万円、さらに車種によってはここから桁が変わるほどの修理になることもあり得るのです。どの部分もそうかもしれませんが、車のドアの修理と一言で言ってもかなり開きが出てくる可能性はあるでしょう。
とは言え、あまりお値段勝負の作業も考えものです。経費を削りすぎた結果、パテを盛るだけでその上から再ペイント。それでしばらくしたら、剥離したり、色のムラが出てきたり。それでは困ってしまいますね。
こうした時には場数を踏んでいる板金工場に修理を頼むのが間違いないと思います。周りで忙しくしている板金工場はないですか? いつ行っても忙しそう。そういうところはきっとそれだけ皆から信頼される腕を持っているものです。また、納得感のあるプライスでやってもらえるかもしれません。思い当たる板金工場があれば、聞いてみるといいでしょう。
車の修理はお近くのコスモのサービスステーションでも頼むことができます。頼みやすいというのも、扱う件数が多くなる必要条件。きっと心強いアドバイスをくれることでしょう。ドアに限らずその他の修理の相談も、給油のついでにぜひしてみてはいかがでしょうか。何よりも、数をこなす件数も、頼みやすいところは経験が蓄積されやすいですね。そうしたノウハウが、皆さんの疑問、要望を聞き入れてくれる可能性も高いのではないでしょうか。給油だけじゃなく、車の困りごとはいろいろ相談してみるといいかもしれませんね。
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筆者プロフィール
中込健太郎
合同会社アセアンプラスコンサルティング パートナーライター
自動車ライター。1977年生まれ。神奈川県出身。武蔵工業大学(現東京都市大学)工学部電気電子工学科・水素エネルギー研究センターを卒業後、自動車産業向け産業機械メーカーを経て、大手自動車買取販売会社で店舗業務からWEB広告、集客、マーケティングなどに携わる。現場経験に基づくクルマ選びや中古車業界の事情は今も明るいことから、ユーザーはもとより、自動車販売の現場からの信頼も厚い。幼少期からクルマをはじめとした乗り物好きが高じ、車種を紹介するコンテンツなども手掛ける一方、「そのクルマで何をするか」をモットーに全国をクルマで旅行し、食べ歩き、温泉巡り、車中泊といったカーライフに関する執筆も多数手がける。