故障車を処分したい。下取りと買取りのどちらを選ぶ？

不要な車や故障車を処分するには、ディーラーの下取り以外に中古車買取り店に売却するという方法もあります。実は、車を処分するときは、下取りよりも中古車買取り店への売却を選ぶほうが断然おすすめです。その理由について見ていきましょう。

■下取りよりも買取りのほうが査定額は高くなる

「少しでもお得に車を処分したい」とお考えの方には、下取りよりも中古車買取り店への売却のほうがおすすめです。なぜなら、中古車買取り店の査定額のほうが、下取り査定額よりも高くなる傾向があるためです。

特に、故障した車の場合、ディーラーは車を引き取ってもそれを販売することができませんので、どうしても査定額は低くなってしまいます。一方、中古車買取り店なら、故障車を修理して販売したり、車を解体して部品や素材を販売したりして利益を出すことができるので、ディーラーの下取りよりも高く車を買い取ることができます。

■中古車買取り店を利用するなら、車の購入をしなくても利用できる

中古車買取り店のメリットの一つが、車の購入の有無に関係なく利用できるということ。ディーラーの下取りは、ディーラーで車を購入するときしか利用することができませんが、中古車買取り店は車の購入をしない場合でも利用可能です。「故障車を処分したいと考えているが、新たに車を購入する予定はない」という方は、不要な故障車を中古車買取り店に売却しましょう。

■故障車を中古車買取り店に売却する際のポイント

故障車を売却する際、「少しでも査定額をアップさせるために、故障している箇所を修理しておいたほうがよいのでは…？」と考える方もいるかもしれません。たしかに、故障したままの状態より、修理してから車を売却するほうが査定額は高くなるかもしれません。しかし、車の修理にはかなりの費用がかかってしまいます。車を修理することでいくら査定額がアップしたとしても、それよりも修理費のほうが高くついてしまい、結果的に損してしまうのでは本末転倒です。故障車を売却するときは、修理はしないほうがよさそうです。

なお、中古車買取り店で故障車の査定を受ける際は、故障車であるということを隠さずに、きちんと「どこが故障しているのか」を申告するようにしましょう。故障を隠して車を売却しようとすると、買取りを断られてしまったり、トラブルに発展したりすることもありますのでご注意ください。

imarina

ライター。1987年生まれ。広島大学教育学部卒業後、教育現場で勤務しながらフリーライターとして旅行、暮らしなどに関する執筆を手がける。
趣味は旅行とアウトドア。現在の愛車は、トヨタ・パッソ。