キズ・ヘコミ
2022.09.12
うっかり代車に傷をつけてしまったときの対処法
代車に傷をつけたときに取るべき対応とは?
代車に傷をつけてしまったとき、傷を修理してから返却するべきか悩みます。レンタカーの場合、借りたときの状態に戻すのがマナーです。代車の場合は、どのような対応になるのか、解説します。
代車に傷をつけたときの対応とは?
まず、原則として、代車に傷をつけてしまったときは、貸し出してくれた業者に連絡を入れましょう。もし、意図的に代車の傷を隠した場合、信用を失うだけでなく、修理費用を請求される可能性があります。代車に関するルールは業者によって違いますが、傷の修理費用が発生するケースは以下の流れとなります。
■実費で修理費用を負担する
原則、代車に傷をつけたときは、修理費用を自己負担すると認識しておきましょう。傷の程度にもよりますが、バンパーやドアにこすり傷をつけてしまったときは、数千円~数万円の実費負担で支払うケースが一般的です。傷がバレたくないからと、自分で修理を行ったり、勝手に修理に出すのは避けましょう。実費で修理を依頼する前に、必ず貸出先の業者に連絡をしましょう。
■車両保険で修理代を支払う
代車についた傷の程度が大きい場合、修理費用は車両保険で支払います。車両保険には「他者運転特約」という保険がありますので、代車を利用した場合にも適用されます。ただし、自損事故では保険が適用されないケースもありますので、他者運転特約が使えるかの判断は、保険会社によって対応が変わります。
代車を借りるときの注意点とは?
代車を借りたときには、いつも以上に細心の注意を払って運転しましょう。自宅が近い場合や、車を使用する機会が少ないような場合は、代車を借りないという選択肢もあります。しかし、車を通勤・通学に使用する方、日々の買い物に使用する方は、代車を借りる必要があるでしょう。代車を借りるときの注意点については、以下の内容をご覧ください。
■自動車保険の確認
一般的に、代車は無料で貸し出されます。しかし、無料で借りられる代わりに、多くの場合は、任意保険に加入していない状態で代車を渡されます。そのため、万が一事故を起こしてしまったときは、自腹で傷の修理をすることになります。代車を借りる際、担当者から代車の利用方法について説明がありますので、代車に傷をつけてしまったときの対応については、必ず確認しておきましょう。併せて、自分で加入している自動車保険に、「他車運転特約」がついているかもチェックしておいてください。代車は、普段乗り慣れていない車を運転するため、いつもより事故のリスクが高いことも理解しておきましょう。
代車に傷をつけても請求されないケース
基本的には、代車に傷をつけてしまうと弁償になります。しかし、以下の条件下では、修理費用を請求されない可能性があります。ここからは、代車に傷をつけても、修理費用を請求されないケースをご紹介します。くれぐれも、代車についた傷を隠したり、ごまかしたりしないようにしましょう。
■業者が傷を気にしていないケース
そもそも、代車として貸し出す車は、廃車予定の車や下取り車が多く、傷を気にしていないケースがほとんどです。そのため、走行に支障がなければ、日頃から傷を気にしないで使用しています。そのため、うっかり代車に軽微な傷をつけたとしても、修理代を請求されないケースが少なくありません。しかし、代車の走行に支障が出る事故や、廃車にしなければならないような状態にしてしまったとなれば話は別です。高級車を扱うディーラーも、外観の状態を綺麗に保っているため、傷のチェックがシビアになります。傷の修理の判断は業者ごとに変わりますので、まずは傷をつけてしまった段階で、貸出先の業者に相談しましょう。
■業者との信頼関係が良好なケース
日頃から車のメンテナンスでお世話になっていれば、傷の修理代を請求されない可能性があります。「お得意様だから」「定期的に車を買い替えてくれているから」など、通常であれば修理代が発生するケースでも、業者との信頼関係が築けていれば、穏便に済むことがあるのです。
■自分の過失がゼロのケース
停車中の追突事故など、自分の過失割合がゼロの場合に発生する修理代については、事故を起こした相手が全額支払います。しかし、事故の過失割合がゼロになることは稀です。駐車場での当て逃げ事故などは、例え自分が悪くなくても、自腹で修理代を支払う可能性が高くなります。代車を利用中に当て逃げをされてしまったら、警察と代車の貸出先業者に連絡をしましょう。
まとめ
代車を借りる際は、「借りた状態に戻す」が原則です。わずかな傷であっても、代車に傷をつけてしまったときは、すみやかに貸出先に連絡をしましょう。「車検」「修理」「カーコーティング」など、代車を借りるシーンはたくさんあります。代車に関わる疑問や、代車の傷のお悩みは、コスモのサービスステーションにご相談ください。
キズ・ヘコミに関するご相談は、こちらからどうぞ。
筆者プロフィール
1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。