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コンフォートタイヤって何? どこで交換すればいいか教えて!

 
コンフォートタイヤって何? どこで交換すればいいか教えて!

コンフォートタイヤの性能を解説

今回は、タイヤの種類の一つである、コンフォートタイヤについて解説します。「スポーツタイヤ」「エコタイヤ」とは、どんな違いがあるのでしょうか? 本記事では、コンフォートタイヤの解説をします。

目次

コンフォートタイヤのメリットとは?

コンフォートタイヤのメリットとは?

コンフォートタイヤには、どんな特徴があるのでしょうか? まずは、コンフォートタイヤの優れた特徴について解説します。

■優れた静粛性

コンフォートタイヤの1つ目に挙げたいメリットは、優れた静粛性です。コンフォート(快適、心地良い)という名の通り、路面の段差やギャップを乗り越えたときに発生する衝撃を緩和する性能に優れています。衝撃を吸収するために、トレッドパターンを細かくし、タイヤ内部に特殊な吸音スポンジを搭載しています。走行時の振動だけでなく、ロードノイズやパターンノイズを抑える効果もあるため、もっとも静粛性の高いタイヤといえるでしょう。

■濡れた路面に強い

コンフォートタイヤは、濡れた路面でも効果を発揮します。雨によって発生する路面の水膜は、ブレーキ性能や運動性能の低下につながります。濡れた路面は、スリップなどの危険にさらされるため、雨天走行時でも高いグリップ力が求められます。ウェット性能に優れたタイヤを選ぶ指標として、「ウェットグリップ性能」という「a」~「d」の4段階で示す基準があります。コンフォートタイヤの場合、最高基準の「a」が多いため、タイヤ選びの目安にしましょう。

■省燃費性能の高さ

コンフォートタイヤは、トレッド面に工夫が施されており、燃費性能向上にも期待できます。プレミアムコンフォートタイヤであれば、エコタイヤに引けを取らない省燃費性能と静粛性を確保できます。燃費性能の目安として、「転がり抵抗係数」という「AAA」~「C」の5段階で示す基準があります。もっとも燃費性能に優れた基準が「AAA」ですので、タイヤ選びの参考にしましょう。

コンフォートタイヤのデメリットとは?

コンフォートタイヤのデメリットとは?

コンフォートタイヤを選ぶ際は、メリットだけでなく、デメリットも理解しておきましょう。コンフォートタイヤのメリットとデメリットを比較して、自分にぴったりなタイヤを探しましょう。

■価格が高い

性能が優れている分、スタンダードモデルのタイヤと比較して、コンフォートタイヤの価格は高めです。静粛性を追求したトレッドパターンや、内部に吸音スポンジを搭載するなど、随所にメーカーの技術が施されています。性能を高めるための開発費が、価格設定を引き上げる要因となっています。

■運動性能が劣る

「静粛性」「省燃費性能」「安全性」といった点に優れている反面、運動性能はスポーツタイヤより劣ります。街乗りではコンフォートタイヤに分がありますが、高速道路やワインディングロードを頻繁に走行する方は、スポーツタイヤも検討しましょう。

■コンフォートタイヤに適した車種とは?

コンフォートタイヤが最適な車種は、乗り心地を重視した「セダン」「コンパクトカー」「ミニバン」「SUV」などです。特に、重心の位置が高くなりやすいミニバンやSUVは、左右のふらつきを抑える工夫が施されている、コンフォートタイヤが最適です。また、車重の重さをカバーするためにも、耐摩耗性や燃費向上を意識した、コンフォートタイヤはおすすめです。

コンフォートタイヤを交換できる業者とは?

コンフォートタイヤを交換できる業者とは?

コンフォートタイヤの交換は、タイヤの知識が豊富な業者に相談しましょう。業者ごとに特徴がありますので、ご自身のライフスタイルに合ったお店選びをしましょう。

■タイヤ専門店

タイヤ専門店であれば、メーカー問わず、車種やカーライフに合わせたタイヤ選びをアドバイスしてくれます。扱うタイヤの種類が豊富なので、リーズナブルなコンフォートタイヤも選べます。もちろん、タイヤ交換の知識や技術力もトップクラス。豊富なバリエーションから選びたい方におすすめの業者といえます。

■カー用品店

タイヤをはじめ、カーナビゲーションや洗車用品など、あらゆるカー用品を扱うのがカー用品店です。タイヤ専門店と比較すると、取り扱うメーカーや種類に制限がありますが、キャンペーンなどを利用すれば、タイヤを割安で購入できます。タイヤ交換を依頼している間は、気になるカー用品を見たり、待合室でゆっくり過ごしたりできます。

■ディーラー

ディーラーでタイヤ交換をするメリットは、メーカーの看板を背負っている安心感です。扱うタイヤの種類も少なく、交換費用も割高ですが、メーカーの車種に精通した技術者がタイヤ交換を行います。車検や定期点検のタイミングでタイヤ交換を依頼するケースが一般的です。

■ガソリンスタンド

ガソリンスタンドの魅力は、なんといっても利便性の高さです。給油や洗車のついでにタイヤ交換を依頼すれば、時間の有効活用ができます。店頭にタイヤサイズがない場合でも、最寄りの提携するタイヤメーカーから、取り寄せて対応してくれます。気軽にタイヤの相談をしたい方に、ガソリンスタンドはおすすめです。

まとめ

まとめ

街乗りが多い方には、コンフォートタイヤがおすすめです。「静粛性」「省燃費性能」「安全性」に優れていますが、費用が割高になる点がネックとなります。ご自身のライフスタイルに合わせて、タイヤ選びを行いましょう。タイヤ選びに不安がある方は、お近くのコスモのサービスステーションにご相談ください。
タイヤ販売・取付に関するご相談は、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。

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