車検に通るバックランプとNGなバックランプの特徴

バックランプは、車を後退させるとき以外、出番のないパーツなので、普段気に掛けることはそう多くありません。しかし、バックランプは、道路運送車両の保安基準でも定められている重要なパーツ。取り付け位置や、ランプの色なども細かく基準が決められています。ここからは、車検時のバックランプの検査基準について解説します。

■ランプの色

バックランプの色は、白色のみと決められています。バックランプをカスタマイズしたことにより、色味が変わっていると判断された場合は、車検が不合格になる可能性があります。

■ランプの個数

バックランプの個数は、1個～2個と定められています。後付けで3つ以上付けてしまうと、違法改造で車検は通りません。また、純正で2個付いている車の場合は、1個に減らしてしまうと整備不良になりますので、注意しましょう。

■ランプの明るさ

バックランプの明るさの上限規定はありませんが、電球のワット数でいうと15w以上75w以下と決められています。「ほかの交通の妨げにならない程度」という決まりもあるため、社外品に交換する際は気をつけたいポイントです。

■視認性

周囲の安全を確保するためにも、バックランプの光は後方にしっかりと届かせる必要があります。そのため、昼間に後方100mの距離から点灯が確認できることが、保安基準で決められています。

■取り付け位置

バックランプの取り付け位置は、ランプの上側の縁が地上1.2m以下、下側の縁が25cm以上の位置と決められています。カスタムで車高を下げる際は、バックランプの取り付け位置に気をつけましょう。

■灯器・レンズ面

バックランプの灯器やレンズが損傷していると、車検に通りません。割れたレンズのままだと、バックランプを点灯する際、光が外に漏れてしまいます。安全性にも問題があるため、割れた場合は早急に修理しましょう。

車のバックランプには「バックすることを周囲に知らせる」という重要な役割があります。安全にバックするためにも、日頃からバックランプの点灯は確認しておきましょう。車検時に点灯しないと、当然不合格になります。運転手1人では確認できないため、第三者に確認してもらうと安心です。コスモのサービスステーションでは、バックランプの交換や、車検の相談も気軽にできます。まずはお問い合わせください。
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