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バイクの車検はどこで通せばいい? 流れと併せて紹介します

 
バイクの車検はどこで通せばいい? 流れと併せて紹介します

バイクの車検の通し方と流れを詳しく解説

バイクも、排気量によっては、車と同様に車検を受ける必要があります。バイク車検に馴染みのない方のために、排気量がどれくらいだと車検が必要になるのか、費用はどれくらいかかるのか説明し、併せてバイク車検の流れ、通し方についても紹介します。

目次

バイクの車検とは?

バイクの車検とは?

バイクにも車検制度があり、排気量によっては、2年に1回(新車登録後3年)車検を受ける必要があります。日本の免許制度では、排気量が50cc、125cc、250cc、400ccといったクラス分けがされていますが、車検が必要になるのは「250cc以上」となります。250cc以上のバイクを購入した方は2年に1回車検が必要なので、車検に必要な費用や書類をチェックしておきましょう。

■バイク車検を相談できる業者

バイクの車検は、どこに相談すればよいのでしょうか? 相談できるところを紹介します。

【バイク用品店】

アフターパーツなど、バイク用品を数多く扱うバイク用品店で、バイク車検を受けることができます。料金プランが明確で、予算が分かりやすいことが特徴です。比較的リーズナブルに車検を通せる点、気軽に足を運びやすい点が魅力です。

【車検代行業者】

「とりあえず車検を通したい」という方におすすめなのが、車検の代行業者です。必要最低限の予算で車検を通してくれるため、ディーラーなどと比較すると安価に仕上がります。もちろん、車検に合格するための整備も必要に応じて行ってくれます。

【ディーラー】

車検に必要な検査項目だけでなく、安心してバイクを運転できるよう、きめ細かな点検が受けられます。豊富な知識と技術力を持った整備士が対応するため、品質重視のユーザーにおすすめです。反面、車検費用が割高になる点がデメリットといえます。

■バイクの車検の費用とは?

まずは、バイク車検に必要な法定費用について解説します。車検に掛かる最低限の費用を法定費用といい、「重量税」「自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)」「印紙代」の3つが該当します。バイクに必要な法定費用の内訳については、以下に記載いたします。

【重量税】

・初度登録から13年未満 ⇒ 3,800円
・初度登録から13年超~18年未満 ⇒ 4,400円
・初度登録から18年超 ⇒ 5,000円

【自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)】

・24ヶ月 ⇒ 13,640円
・25ヶ月 ⇒ 14,010円

【印紙代】

・基準適合性審査の印紙代 ⇒ 1,300円
・自動車検査手数料の印紙代 ⇒ 400円
・用紙の印紙代 ⇒ 50円

業者に車検を依頼した場合は、法定費用に加えて「基本整備料」「作業工賃」「部品代」「代行手数料」が別途掛かります。

バイクの車検を通す方法は2パターン

バイクの車検を通す方法は2パターン

バイクの車検を通す方法は、バイク屋などの業者に相談するか、自分で通すユーザー車検にするかの2パターンです。メリットとデメリットを交えながら違いを解説します。

■業者に頼む場合

バイク屋に車検を依頼すると、車検に関わる法定整備を行いますので、基本整備料が掛かります。バイクを車検場に持ち込む場合には、代行手数料も発生します。バイクの状態によっては、部品の交換が必要になりますので、その分車検費用は割高になる点がデメリットといえるでしょう。業者に車検を依頼するメリットとしては、バイクのプロに相談できて安心、というところです。自分で整備できない方は、バイク屋などの専門店に相談しましょう。

■ユーザー車検の場合

ユーザー車検の場合は、陸運局に自分でバイクを持ち込んで検査を受けます。車検に必要な費用は法定費用だけなので、一番お金の掛からない方法になります。しかし、検査時に保安基準を満たしていないと合格しないため、二度手間になる可能性があります。ユーザー車検を行う際は、事前に車検項目を確認し、必要に応じて部品の交換を済ましておきましょう。ユーザー車検は、日頃からバイクのメンテナンスを行っている方にとっては、お得な選択肢といえます。

■車検業者とユーザー車検はどちらがお得?

バイクの車検を通す際は、バイクの知識と手間を考えましょう。自分でバイクのメンテナンスを行っている方は、ユーザー車検にチャレンジしてみるのも一つの手です。「バイクの整備をしたことがない」「平日に時間が取れない」という方は、手間を考えて車検業者に依頼しましょう。

バイクの車検に必要な書類とは?

バイクの車検に必要な書類とは?

バイクの車検に必要な書類は、車検業者に依頼する場合と、ユーザー車検とで異なります。ここでは、「ディーラー」「バイク用品店」「車検代行業者」などに、車検を相談する際に必要な書類を紹介します。

■自動車検査表(車検証)

車と同様に、バイク車検にも車検証が必要です。250cc以上のバイクで公道を走る場合は、常に車検証を携帯することが義務付けられています。バイク1台ごとに、異なる車体番号や車両番号が登録されています。車検に持ち込んだバイクが、適正に登録された車両か確認するために使用します。

■軽自動車納税証明書

毎年5月頃になると、「軽自動車納税証明書」の通知書が、車検証に登録した住所宛に届きます。250cc以上のバイクを所有している方は、年間6,000円の軽自動車税を支払います。万が一紛失した場合は、管轄する市区町村の役場で再発行してもらいましょう。

■自動車賠償責任保険証明書(自賠責保険)

自賠責保険は、通称「強制保険」とも呼ばれ、必ず加入しなければならない保険です。任意保険と勘違いしやすい書類ですが、自賠責保険に加入しなければ、車検に通すこともできません。万が一紛失した場合は、契約を行った保険会社や、代理店に相談して再発行してもらいましょう。

まとめ

まとめ

250cc以上のバイクは、2年に1回車検が必要です。本記事を参考に、車検業者選びの参考にしてください。バイク車検が心配な方は、コスモのサービスステーションにご相談ください。
車検に関するご相談は、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

moto

1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。

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