新車を購入、ワックスをかけるタイミングはいつがいい？

ボディーが綺麗な状態の新車に、ワックスをかけても大丈夫なのかどうか悩んだことはありませんか？　「新車には必要ないのでは？」といった疑問を解決していきましょう。

■新車にワックスをかけても問題なし

新車には必要なさそうなワックスがけですが、実はボディーの塗装のコンディションが良いうちに、やっておいたほうがよいのです。
車は「紫外線」「酸性雨」「鳥のフン」「黄砂」など、さまざまな外的要因により塗装が傷んでしまうので、あらかじめワックスがけやカーコーティングをして保護層を作り防御力を高めておくと、新車の輝きを保ちやすくなります。もちろん、その後も定期的にメンテナンスを続けることが大切なのはいうまでもありません。
中には「新車の塗装は柔らかいので、ワックスをかけてはいけない」と聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。しかし実際のところ、塗装技術は年々向上しており、新車販売時にはしっかりと硬化しています。新車を購入して間もない方も、安心して洗車やワックスがけをして問題ありません。

■そもそもワックスの効果とは？

ワックスは油脂性のコーティング剤のこと。安価で施工も簡単という特徴があります。油脂性で滑らかなので、初心者でも簡単に艶出しすることができます。とはいえ、手軽に施工できる反面、カーコーティングと比べると持続力は劣ります。塗りムラがあると、シミや水垢の原因にもなることも。また、屋根に施工したワックスが水を伝って流れ落ちることで、ガラスに油膜がつく原因になることもあります。ワックスを使用する場合は、定期的なメンテナンスが必要です。

ここまで、新車のワックスのかけ方について解説してきました。新車に適したコーティングはワックスだけではありません。以下に、新車におすすめのカーコーティングを紹介します。それぞれの効果や特徴を比較し、自分にあったコーティング選びにお役立てください。

■樹脂系コーティング

樹脂系コーティングのコーティング剤には、「シリコン」「テフロン」「フッ素」といった種類の有機化合物（ポリマー）が配合されています。塗装面に保護性能に優れた被膜を形成し、油汚れや紫外線などから塗装を守ります。また、汚れが付着しにくくなり、日々のお手入れも楽になります。

■ガラス系コーティング

ガソリンスタンドやコーティング専門店で主流なのが、ガラス系コーティングです。コーティング剤にガラス成分が含まれており、高い耐久性を持つ被膜と、艶のある仕上がりが特徴です。ワックスや樹脂系コーティングよりも、長い期間、輝きを持続させたい方におすすめのコーティングとなります。

■ガラスコーティング

本格的にカーコーティングしたい方は、新車時にガラスコーティング施工することをおすすめします。塗装面に強靭なガラス被膜を形成することで、傷や汚れから守る効果があります。ボディーの状態が良い新車時にガラスコーティングを施工すれば、長期間新車の輝きを維持できます。ただし、施工には数万～10万円、場合によってはそれ以上の費用が掛かるため、予算と相談しながら検討しましょう。